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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

心打たれたこと

2010-04-26 12:33:19 | 日記

一昨日は御茶ノ水クリスチャンセンターで行われたJCP(日本クリスチャン・ペンクラブ)の童話エッセイの会に出席しました。2時間の学びでしたが、密度の濃い祝された時間でした。


去年JCPで『わたしと聖書の人々』というテーマで「パウロのように」という証し文を書きました。「わたしのめぐみはあなたに十分である」という聖書の言葉を通して、病を受け入れたわたしの体験を書いた文章です。
病床にあった方がわたしの拙文を読まれ、平安が与えられて天に召されたことを聞いて心が震えました。

そして昨日、教会でI姉(しまい)から聞いた言葉に驚きました。I姉のお父様が、余命わずかと言われてから救いを受け入れたそうです。それは2008年に、月刊誌『百万人の福音』に掲載されたわたしの文章「心のフィルムに」を読んだおかげで父親にキリストを伝えることができたからだと言ってくださいました。

「神様があらかじめ備えてくださった文章だった」と言われ、神様のして下さる不思議に圧倒されています。

(「パウロのように」と「心のフィルムに」は、
HP「生かされて・・・土筆文香」のエッセイの部屋に掲載しています)


昨日は礼拝でギデオン協会の方の証しを聞きました。ギデオン協会は、世界188国においてホテル、旅館、病院、刑務所、学校等に聖書を無料で配布している団体です。

コロンビアで聖書を配布したときのこと、一人の少女が聖書を受け取り、家に持って帰りました。父親は聖書を見つけると、「こんなもの、読んではいけない!」と怒って少女から取り上げてしまったそうです。

少女の父親は炭鉱の坑夫でした。あるとき、鉱山で爆発事故が起こり、少女の父親を含め、大勢の坑夫が閉じ込められてしまいました。
救出はできず、全員亡くなってしまったのですが、父親の遺体を調べると、胸ポケットに聖書があったそうです。聖書には「読むべきである」と少女への遺言が書かれていました。

ギデオンの聖書には
「キリストを救い主として受け入ることをここに告白します」と書いた箇所にサインをするページがあるのですが、そのページには父親の名の他、何人も坑夫のサインが書かれていたそうです。

推測されることは、少女の父親が閉じ込められて絶望的な状態の中にあったとき、ヘルメットの懐中電灯で聖書を読み、イエス・キリストを信じたのです。

イエス様が人類の罪を赦していただくためにわたしたちの身代わりとなって十字架にかかって死んでくださったこと。そしてわたしたちの初穂としてよみがえられたこと。イエス・キリストを信じるだけで罪赦され、天国に行けること。肉体の死で終わりではないことを知り、救いを受け入れたのです。

そして、ほかの坑夫たちに聖書を読んで聞かせたのでしょう。彼らも救いを受け入れました。
まず始めに父親がサインをし、次々サインをして召されていったのです。

彼らの肉体は死んでしまいましたが、永遠の命をいただくことができました。一冊の聖書が、大勢の人の魂を救ったという感動的なエピソードに心打たれました。


「主の御名(みな)を呼び求める者はだれでも救われる」のです。(ローマ10:13)

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