生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

母のことなど

2009-11-12 17:03:46 | 日記

8日、多摩ニュータウンバプテスト教会の帰りに三鷹の実家に行きました。モノレールで立川まで出て、立川からJR中央線で20分ほどです。わたしは、このモノレールに初めて乗りました。ちょうど夕暮れ時で、クリスマスのイルミネーションが車窓を流れるように見えました。

「教会でどんな話をしたの?」と母に聞かれたので、「原稿あるから読む?」と軽い気持ちで言ってから「しまった!」と思いました。
原稿には乳癌になってリンパ転移していたこと、10年生存確率4%と知って辛かったことなどが書かれていますが、リンパ転移のことは母に内緒にしていたのでした。

これまでJCPで提出するあかし文章や童話などいつも母に見せていましたから、母も当然読みたいと思ったようです。

「早く見せてよ」とせかすので、どうしようかと思いました。でも、乳がんになってから6年たっているし、読んだことをきっかけに母が神様に心を向けるかもしれないという期待もあって、思い切って見せました。
読みながら母は涙を流していました。母が読んでいる間、祈っていました。

「リンパ転移があったの?」
と聞かれ、「そのときは大変なことだと思ったけど、6年たった今も他には転移していないから、もう大丈夫なんだ。心配かけると思って今まで言わなかったの」
と言うと、母は少し安心したようでした。
ふつう癌は5年再発転移がなければ安心していいと聞きます。でも、乳がんだけは別で増殖が遅いのだそうです。

ですから、乳がんの場合は5年ではなく10年は再発転移の可能性が高く、医学的には「大丈夫」とはいえないそうです。でも、わたしのガン細胞は、すでにいい細胞に変化しているから大丈夫なのだと勝手に思い込んでいます。
母が、生も死もつかさどって下さる神様を信じることができるように祈りました。



今日は整形外科に行ってきました。この間、足の指をぶつけてなかなか痛みが治まらないので受診すると、骨折していたことがわかり、2週間後にまた来るように言われていました。今日再びレントゲンを撮ると、すでにくっついてきているから大丈夫だと言われました。何の治療もせずに癒されたのです。心から主に感謝しました。
まだときどき痛みますが(痛みは2~3か月続くそうです)、ふつうに歩けるようになりました。


診察のあと受付で新型インフルエンザワクチン接種について尋ねてみました。
先月3時間待たされてようやく優先接種証明書をいただいたのに、予約できなかったのです。証明書のある人は9日14時から16時の間に受付で予約券をもらって下さいと病院のHPにお知らせが流れたので、9日、三鷹の帰りに病院に寄りました。15時頃行くと長い列ができていました。申し込もうとすると、「ワクチンの数以上に希望者が来たので締め切りました。」と言われました。

14時から16時の間に行けば必ず予約券がもらえると思っていたのに・・・・。
これまで2回も肺炎になっているので、早めに接種しておきたかったのですが・・・。
今日の案内では、「ワクチンが不足しているので遅れます。12月初めには接種できるでしょう」ということでした。
本当は、わたしよりヒックンのような小さい子どもに先に接種させてもらいたいです。

情報が日によって変わるので混乱します。HPで案内といってもHPを見ることができない人はどうするのでしょう。病院の掲示板を毎日見に行くのも大変ですね。
本当必要な人がワクチン接種できるようにお祈りします。


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