生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

もうひとつのブログ開設のお知らせ

2009-11-07 16:59:35 | 日記

「生かされて」5年目に入り、容量が重くなったせいか見ることができないPCがあると伺いました。

新しくカリスというブログを開設しました。「生かされて」の記事から選んで転載していきます。お時間のあるとき、こちらの方もご覧いただけるとうれしいです。


失敗のままでは終わらない

2009-11-07 16:52:23 | 聖書から

水曜礼拝ではシリーズでⅠ列王記からエリヤについてのメッセージが語られています。
エリヤといえば、聖書の中の人物では、信仰の勇者といっていい人物です。でも、エリヤにも弱さがあったことを知って親しみを感じました。

北イスラエル王のアハブ王は妻にシドン人の王エテバアルの娘イゼベルを迎えました。彼女はバアルとアシェラという偶像をイスラエルに持ち込みました。
アハブ王は積極的にバアルを拝み、バアル信仰を国の宗教としようとしていました。

主の預言者たちはイゼベルによって殺され、オバデヤによってかくまわれた預言者たち100人はほら穴に隠れていました。
このような暗黒時代にエリヤは、アハブ王の前に現われ、いきなり
「私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。」 (Ⅰ列王記17:1)
と宣言しました。


神様はエリヤに3年間雨を降らせないと告げ、ケリテ川のほとりで暮らすように言います。エリヤはケリテ川の水と、カラスが運んできたパンによって養われます。その後、バアル預言者と対決をします。

450人のバアルの預言者たちが、バアル神の祭壇にいけにえをささげ、バアル神を呼び求めます。バアル神が天より火を下して応えれば、バアル神の勝ち。同じように、エリヤが主の御名を呼んで、主の祭壇にささげられたいけにえに天から火が下されれば、主の勝ちという対決をしたのです。
もちろん、勝利したのはエリヤの信じるまことの主でした。

華々しい勝利、そして三年ぶりの雨が降ったあと、エリヤはアハブ王の妻イゼべルに恐れを抱き逃げ出しました。
イゼベルがバアル対決で負けたのに降参せず、エリヤを殺すと宣言したからでしょうか・・・。エリヤは、荒野で疲れ果て、神様に死を望みます。バアル対決で勝利したエリヤと同一人物とは思われないほど弱々しい姿です。


「エリヤは普通の人だったのです」牧師先生が言われました。3年間耐え、バアル対決をして、精根尽きはててしまったのです。
エリヤはもう少しで目的を達成できるはずだったのに、弱さの故に失敗してしまいました。

そんな彼に神様は優しくいたわるのです。御使いがパン菓子と水の入ったつぼをエリヤの前に置き「起きて、食べなさい」(1列王記19:5)と、2回も食べ物を与え、力づけています。

主は失敗も受け止めて下さり、いたわって下さいます。


「神様は失敗のままでは終わらせず、失敗をも生かして下さいます」
と聞いて嬉しくなりました。


明日は、友人の教会で奨励をさせていただきます。失敗を恐れずに前へ進みます。

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