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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

児童文学の研修会

2009-08-28 11:27:53 | 日記

26日、27日に児童文学者協会茨城支部の研修会へいってきました。

参加者は講師の本木洋子さんプラス6名です。みんな50歳以上ですが、泊まった場所は昨年と同じ「青年の家」です。わたしたちの心の平均年齢は18歳ですからふさわしいですね。

木の向こうの建物が別館

今回は別館に貸し切りで泊まらせていただいたので、誰にもに気遣うことなく、ワイワイとおしゃべりできました。別館の名は「清思館」でしたが、わたしたちは清思ではなく「騒学」という感じでした。

学んだ部屋

今回の研修では、長い間のメンバーの願いである作品集を出すための準備をしました。本木さんに作品集に掲載する作品をじっくりと講評していただきました。

講評のあとで、今回も創作するうえで大切なことを教えていただきました。主なことを箇条書きにしてみました。

・書きたいことがきっちり書けるように基本的な土台を作ること。
・「序破急」を考えて、文章に緩急をつける。
・言葉に神経をはらう。ボキャブラリー(語彙)を豊富に。
・魅力ある文章、読ませる文章を書く。
・作者自身が楽しんで書く。
・自分の世界だけで、ものを見ていかない。そのためにアンテナを張り巡らす。
・登場人物の書き分けが大切。キャラクターの性格づけ。


これらのことができるなら、苦労しません。できないから、納得のいく作品が書けないのです。

1作品につき1時間ぐらいかけてゆっくりと講評していただきました。6作品あったので、2日間で6時間以上の学びです。他の人の作品の学びもすごく勉強になります。みんな真剣に取り組んでいました。

合間のテーィタイムでのおしゃべりでは、TさんやKさんの子どものころのエピソードを聞いて笑い転げました。
別館前、夕方の風景

わたしは、童話を書き始めたころのファンタジー作品を提出しました。15年も前に書いたものです。数えきれないほど何回も書き直しました。これまで合評に2回かけています。最初は原稿用紙20枚の作品だったのに、100枚の作品になりました。

土台から書き直しと言われなかっただけよかったのですが、たくさん書き直す箇所があって、最終的には200枚くらいになってしまいそうです。
締切は11月15日です。2か月余りしかないではありませんか。
わたしの力ではとても書き上げられません。

合宿の帰りに、「どうしよう。とても無理だ!」とわめいていました。(『無理』と言ったのは時間的にと、能力的にの二つの意味です。)
そのとき、
「書ける状態にあることが感謝じゃないの」
と友人に言われ、はっとしました。

健康が与えられていること。日々、自由に使える時間が与えられていること。
それなのに「無理だ」と叫んでいるのは、甘えにすぎないのです。
また、能力的に無理だというのなら、それは神様を信頼していないことになります。


神様が力を与えて下さるなら、必ず書き上げられるでしょう。神様の栄光を現わす作品(SDG)として書けるよう祈りつつ・・・がんばります!

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