生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

安心して行きなさい

2007-10-22 16:53:58 | 教会

昨日の礼拝は、H・H先生がルカ7:36-50からメッセージをして下さいました。
7月の家庭集会で同じ聖書箇所から学びました。このブログで7/25.26に「多く赦された者は多く愛するの?」という題で書いています。重複することもありますが、今回新しく教えられたことも多かったので書かせていただきます。


パリサイ人シモンがイエスさまを家に招いたとき、罪深い女の人が香油の入った石膏のつぼを持って家の中に入ってきました。(罪深い女とは遊女を示すそうです)彼女は涙でイエスさまの足をぬらし、髪の毛でぬぐい、御足に口づけして香油を塗りました。
シモンは醒めた目でこのできごとを見ていました。

この聖書の箇所から4つのことが教えられます。


・イエスさまは、この罪深い女に向かって「あなたの罪は赦されています」と言われました。それは、ご自身が罪を赦す権威を持っていることを示されたのです。罪を赦す権威を持つ者は神さましかいません。つまりイエスさまご自身が神であることを示されたのです。

・女性の信仰は、理想的な信仰者の姿です。遊女だったその女がパリサイ人の家に勝手に入ったら、袋叩きにされる恐れがありました。にもかかわらず、彼女は身の危険もかえりみず、必死の思いで家に入り、イエスさまのもとに行きました。女の人はイエスさまに全幅の信頼をおいていたのです。

・イエスさまはパリサイ人シモンにたとえを話されましたが、それはシモンに自分の姿に気づいてほしいと願ったからです。シモンは品行方正に生きていましたが、神さまの前には罪深い者でした。シモンの目の前で遊女の信仰を賞賛されたのも、そのことに気づいて欲しいと思ったからなのです。

・シモンはイエスさまと親しくなりたいと思って自分の家に招いたのですが、一方では批判的でした。信頼しながら片方ではひねくれていました。でもイエスさまは、そんなひねくれもののシモンのことを「あなたの判断はあたっています」と言い、受け入れています。今のシモンの状況に合わせて導いておられます。
最後にイエスさまは、「安心して行きなさい」と言われましたが、これは女の人にだけでなく、シモンにもあなたにも語って下さっているのです。


純粋な信仰を持った女の人と、ちょっとひねくれているシモン。対照的なふたりです。H・H先生は自分はシモンのようだとおっしゃっていましたが、どちらかといえばわたしもシモンのようなひねくれ者です。でも、イエスさまはそんなひねくれ者のわたしを愛して下さり、「安心して行きなさい」と言って下さっているのですね。そのことがとっても嬉しいです。


*わたしのホームページ 
「生かされて…土筆文香」に「よきサマリヤ人」の脚本(小学生向け)を掲載しました。是非ご覧下さい。














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