ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

鳥インフルエンザは何故発生するようになったのか

2007-01-25 10:44:42 | 自然
 鳥インフルエンザは、一般的なものはかなり以前から、多少は発生していたのではないかと思われますが、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザの発生は、ここ3,4年の話です。 特に、短時間の鶏の大量死や、人間の死亡をもたらせることになりました。

 野鳥は抵抗力があるのか、感染しても大量死には無縁のようです。 高病原性鳥インフルエンザの発生は、私達に警鐘を鳴らしているように見えます。 狭い鶏舎に余り運動することもなく、餌だけ与えられて短期間に育てられ、食用のブロイラーになる運命の鶏。

 私達人間だって、家の中にいて、ただ食べて寝ているだけの生活をしていれば、だんだんと抵抗力を失い、病気に感染しやすくなるに違いありません。 鶏舎の中で、照明をつけたり消したりしながら、鶏自身が本来持っている体内時計を狂わせ、経済的な生産だけが求められて、私達の口に入る仕組みづくりが出来上がってきました。

 私自身は、鶏がどんな餌を食べているのか分かりませんが、牛のように自分達の骨粉などのようなものを、食べていないことを望むだけです。 自然の摂理で、共食いの論理を否定されているのは、もう既に分かっていると思われるからです。 自分達の同じ遺伝子をもつものを、食用にしてしまうと(1度や2度は許される)、自分の遺伝子を傷つけて、それを食用として食べると、訳の分からない病気を引き起こすという事実があるからです。

 高病原性の鳥インフルエンザが発生すると、いつも拡大を防ぐために鶏舎に残る全ての鶏を殺し、焼却されてしまうのも、なんとなく納得いく話ではありません。
 この世に私達人間に、食用にされるといっても、その用を果たさないで亡くなってしまうことも、釈然としません。

 生きたものを、工業製品を作るようにして来たことへの、警鐘ではないかと感じています。