ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸に集中する

2007-01-09 07:20:56 | 座禅
 座禅(静功)を行う時に、私の場合は、逆腹式呼吸をしながら行います。 目を瞑り口は閉じて鼻だけで息をします。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けます。
 足は、普通の胡坐を組み、両手を合わせて膝の上におきます。 体は上に真っ直ぐ伸び、頭のてっぺんを天から引っ張られているような感じにします。 姿勢をよくしようとして、反っては筋力が働きますので、長くはできませんので、よくはありません。
 軽く吸って、ゆっくり体の中へ息が入るようなイメージで吐きます。 体の中へ吐く時には、軽く吸った息が、まだ喉の辺りにある空気を、喉から気管支を通って、体の真ん中を通り、お臍のちょっとした辺りの臍下丹田(気の貯まる場所で、活性化すると心臓のように鼓動をしますが、始めは何のことやら分からないのが普通です)まで、息を吐いていきます(あくまでイメージです)。
 軽く吸って、ゆっくり吐く呼吸を繰り返し繰り返し、行います。 逆腹式呼吸に慣れてきたら、息を吸うときに、下腹を軽く凹ませます。 息を吐く時に下腹の臍下丹田に吐くのですから、その息を吸う時には、自然と下腹は凹むようにはなってきます。
 呼吸を繰り返し行うことによって、呼吸のみに精神は集中してきます。 精神の集中の仕方は、ただひたすら数を数える数息法という方法もあります。 私達は、普段の生活からの雑念から、なかなか抜け切れませんが、呼吸だけに集中することによって、自分の意識を、一点に統一する訓練をすることになります。