ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸に集中するー4

2007-01-12 07:00:12 | 座禅
 息を軽く吸って、ゆっくり息をイメージで、体の中へ吐くという逆腹式呼吸は、自己免疫力を高めるといわれています。
 息をイメージで体の中へ吐くことで、自分では分からなくても、イメージすることで宇宙の気が、体の中へ入っていきます。 私達は、イメージをしながら何かを行うと、体の中にある気が、自分が思うように動いてくれます。
 そのことは、自分では分かりませんが、事実動いてくれますので、普段の生活で、マイナスなイメージのことを思うと、体の中の気は、自然とマイナスに動いてしまいますので、間違っても、後ろ向きな考え方をしないほうが、よいといえます。 ただし、そのことは、なかなか自覚できません。
 逆腹式呼吸を通して、自分自身が気を感じ、自分の体の中の気の動きが、分かるようになれば、理解できるようになります。
 体の中に、イメージで息を吐きますが、実際は、その吐く行為の中で、宇宙の気が体の中へ入っていきますが、この気は、殆んどが体の外へ出て行きます。 どこから出て行くかといいますと、鍼とか灸のツボである経穴(気を調節する弁)から出て行きます。
 体のどこかが、悪いところがあれば、その部位に関係するツボの調節が悪いため、スムーズに、気は外へ排出されません。 長い時間、逆腹式呼吸を続けていきますと、息を体の中へイメージで吐こうとしても、もうこれ以上入りませんという状態に、なることがあります。 吐く息(気)が、少しずつ貯まっていくためです。
 逆腹式呼吸が自己免疫力を高める理由は、以上のように、イメージで体の中に息を吐くことが、自分では分からなくても、経穴(ツボ)をスムーズに働くようにしているからです。