ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

逆腹式呼吸の次は気の呼吸へ

2007-01-20 11:05:28 | 逆腹式呼吸
 座禅(静功)は、最初の段階では、逆腹式呼吸をしながら行いますが、呼吸に慣れるにしたがって、次第に呼吸をしているかしないか、自分でも分からないような状態になってきます。

 初めは呼吸だけに集中し、呼吸がスムーズにできるようになれば、次にイメージすることだけに集中できるようになります。 光に包まれ光とともに輝く光のイメージ、蓮の花の上で座禅をしているイメージ、宇宙の中で自分ひとりがポツンといる無のイメージなどに気持ちを集中させます。

 イメージだけに集中してきますと、逆腹式呼吸も意識しなくなり、微かに呼吸を行っているなという感覚になってきます。 座禅も、最低1時間ぐらいは行わないと、そのような状況(雰囲気)は作り出されません。

 静かな暗闇の中で、呼吸だけに集中し、次のステップでイメージだけに集中するのです。 軽く吸う、体の中にイメージで吐くの呼吸を、繰り返し繰り返し行います。 今度は、イメージを繰り返し繰り返し行います。 単純な行為の中から、自分では思ってもいなかったものが、得られることになってきます。 性急に結果を求めるのは、欲に繋がりますので、余りよくはなく、ただひたすら座禅を行うことが求められます。