ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸に集中する-3

2007-01-11 09:19:08 | 座禅
 逆腹式呼吸に慣れるまでは、座禅(静功)を行っている時だけでなく、日常生活のあらゆる場面で行ってみて、早く呼吸がスムーズにできるようにします。
 朝起きたら、寒くないようにちゃんちゃんこを着て、布団の上で行ってみる。 座禅を行う時には、お尻に下に余り高くない小さな座布団をひくと、足のしびれも緩和されます。 足のしびれも、慣れてきてからだの中の気の通りが良くなれば、殆んどしびれは感じなくなります。
 外へ、立って呼吸法を行ってもよいのです。 テレビを目を瞑り音だけ聴きながら、行ってもよいのです。 ちょっとした時間を利用して、椅子に座って目を瞑り呼吸法を行ったりします。 
 バスを待っている時や、電車を待っている時も、ちょっと目を瞑って行います。 逆腹式呼吸は、呼吸だけを意識するため、次第に集中力を高めていきます。 また、体の中の気の通りを良くし、結果的には知らず知らずのうちに、自己免疫力を高めることになります。
 更に、座禅が普通に1時間以上できるようになりますと、体の中の気の流れも緩やかになり、脳をやさしく刺激し、日常生活のストレスや苦痛から解放してくれ、至福の感覚を与えてくれます。
 イメージで息を体の中に吐く行為は、呼吸法がスムーズに行えるようになれば、息が体の中に入りながらも、同時に宇宙のエネルギーである気が、体の中に入っていくことになります(自分では分からなくても結果的には、そのようになりますが、後日、自分でも分かってきます)。