ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸に集中する-5

2007-01-13 11:09:13 | 座禅
 逆腹式呼吸をしながら、座禅(静功)を行って一番の効果は、静かに入静することにより、脳をやさしく包んでくれ、日常的なストレスから解放してくれることにあります。
 また、精神的にもつよくなり、少しのことにも動じなくなることです。 スポーツをしても、体力はつくものの、精神的な強さはなかなか得られるものではありません。 よく、道に極める人は、必ず精神的なものを、それ以外のものから得ようとするといわれています。 
 軽く吸って、ゆっくりイメージで、体の中に吐くという簡単な行為を通して、私達に、誰もが赤ちゃんの時に持っていた気感を、呼び覚ましてくれます。 
 体の中の気の通り道は、神経の線に沿って流れているといわれていますが、逆腹式呼吸により気の流れをスムーズにすることにより、神経の一番集中する脳をやさしく癒し、刺激し、脳の開発率を高めてくれます。
 気は見えませんが、修練を積んだ人や、徳の高い人には見えるようで、体を見通すだけで、体のツボを刺激して治療を行っている方も、おられるようです。