夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

未来の仕事人:介護福祉士・明戸翔子さん /岩手!

2008-12-08 10:47:27 | 介護保険制度って!なに?
福岡国際マラソン日本の入船(2位)、ケベデ(エチオピア)優勝
「未来の仕事人:介護福祉士・明戸翔子さん /岩手」
 ◇間近で役に立てることが楽しい--明戸翔子さん(18)
 「お年寄りと話すのが好き。人の役に立てることが楽しいから」

 思うようにいかなくても、優しいまなざしや穏やかな表情は崩さない。達成できるまで手を緩めず、何度もトライ。盛岡市肴町にある高齢者福祉施設「ブライトステージ」で働く介護福祉士、明戸翔子さん(18)は、そんな前向きさが光る。

 2~3人で、入所者16人の食事や入浴、排せつなどを手伝う。常に動き回り、時には抱きかかえて移動することもあるが、そんな力仕事もいとわない。

 きっかけは中学2年の夏、市内の老人ホームを訪ねた職場体験学習だった。入所者に茶を出し、立ち上がる時にそっと手を添えた。すると「ありがとう」という言葉が返ってきた。人の役に立つ実感がわき、将来の道が見えた。

 介護福祉士になるため、岩手女子高の福祉教養科に入学。休みをつぶして行う国家試験対策の課外実習も苦にならなかった。「早く介護の現場に立ちたい」。その一心が支えた。今年1月、無事試験に合格した。

 しかし、現場に立つと、失敗の連続だった。3時間おきの定時トイレを済ませていた入所者が、水分を多く取っていたこともあって失禁。気づくのが遅れ、不快な思いをさせてしまった。「早く声をかけ、トイレを促してあげられたら」。現場では勉強の日々だ。

 一方で報われる時もある。腎臓が悪いためカテーテルをつけ、歩行も困難な70歳代の男性が入所した。数カ月すると症状が治まり、歩けるように。横に立ち、後ろから支えて一緒に歩いた。間近で接する分、できないことができるようになる様子が見てとれる。「この仕事、いいな」と思える瞬間だ。

 両親が共働きだったため、「おばあちゃん子」だった。だが祖母タヨさんは9月に他界。4月に念願の職に就きながら、身につけた介護の技術を披露できなかった。「その分、仕事で頑張ろう」。後悔は誓いに変わった。

 目下の課題は入所者に必要とされる存在になること。仕事が早く、突発的な事態にも短時間で的確な措置を施す先輩は「介護のプロ」に見える。「同僚からも入所者からも、頼りにされる介護士になりたい」。道のりは遠くない。

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 ◇明戸さんのある一日◇
 5:30 起床

 6:45 歩いて出勤

 7:00 業務開始。朝食の介助など

 8:00 後片づけ

 8:30 夜勤を終えた同僚から業務の引き継ぎ

 9:00 入浴の介助

11:30 休憩。自身の昼食

12:30 昼食の後片づけ。服薬の介助

14:00 排せつの介助

15:00 おやつの準備と介助、後片づけ

15:30 パソコンに利用者の食事や水分摂取量などの記録を入力

16:00 帰宅

 0:00 就寝
        ( 2008年12月4日 毎日新聞地方版)
 
久々に「頑張る介護福祉士」に出会った感じがする。
大変だけれども、魅力ある仕事、やり甲斐のある仕事に就いて誇りを持って生きている若さいっぱいの姿の記事に感動した。
是非、皆様にも紹介したいと思った次第である。
福祉や介護の道で働きたい頑張りたい若い方を受け入れ、育てていく一貫した環境条件の整備も必要である。
人生の途中でも、再チャレンジはいつでも可能である
私も団塊の世代になるが、常にそうした気持だけは持ち続けていきたい。
コメント
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