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JRが岩泉線再開断念の意向 復旧費多額、乗客減が背景!

2012-04-07 11:36:02 | Weblog
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JRが岩泉線再開断念の意向 復旧費多額、乗客減が背景
 岩手県岩泉町で2010年7月に発生した脱線事故により全線運休が続くJR岩泉線について、JR東日本が運行再開を断念する方向で調整していることが29日、分かった。
沿線自治体には復旧費用が多額になることなどを説明し、理解を求めていた。
盛岡市で30日開く記者会見で正式発表する見込み。
 複数の関係者によると、JR側は復旧工事費が約130億円に上り、乗客減少が続く利用状況に見合わないと判断したとみられる。
既に沿線の岩泉町や宮古市を訪れ、判断の背景などを説明した。
 県に対してもJR側から説明したいとの要請があったが、県は正式な文書での回答を求めて断ったという。
 岩泉町や町観光協会などでつくる岩泉線存続強化促進期成同盟会会長の伊達勝身町長は「岩泉線をやめるとは正式に聞いていない。
事実とすれば、対応を考えなくてはいけない」と話した。
 岩泉線の事故は10年7月31日朝、岩泉町大川の落石シェルターの出口付近で発生。
茂市(宮古市)発岩泉行きの下り普通列車(1両編成)が、崩落していた土砂に乗り上げて脱線、乗客3人と乗務員2人がけがをした。
 JRの原因調査検討委員会は昨年12月、岩泉線全線で同様の崩壊の可能性のある斜面が23カ所あると結論付け、JRは本年度内に今後の方向性を示すとしていた。
(2012年03月30日金曜日)

残念な状況となっている
JR東日本も1民間企業としたら採算の合わない路線は廃止したいと思うだろう。
過去にもJR山田線(盛岡⇔宮古間)、岩泉線(宮古⇔岩泉)廃止して、バスに転換へ。の構想があった。
特に、岩泉線は冬期間の路面凍結時の車走行はリスクが高く、とても怖くて走れない等々で再検討になった。
年々、乗客減少に歯止めがかからず、赤字続きだった。
2010年7月31日に発生した「斜面崩落」は、格好のダメージとなっている。
他にも崩落の危険個所23ヵ所。復旧工事費に約130億円かかるという。
こうした現状から元の状態に戻すことは不可能に近い
道路を整備して車・バスを走らせた方が得策のイメージ戦略がすすむ。
当然ながら、安全な鉄路にして岩泉線が存続していくのがベストだが、廃止になる場合でも、それに代わる運行の方策を提案して、住民や行政にキチンと説明しながら今後を検討すること。これを切望したい。
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2 コメント

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数字ではなく… (Maa-chan)
2012-04-09 12:30:59
 JR東日本のホームページで,岩泉線の厳しい現状を突き付けられると,廃止はやむを得ない気がします。

 しかし,冬の気候の厳しさは,関東地方で会社の運営を担っている人には,理解できないのだろうと思います。

 そもそも岩泉線や山田線が廃止を免れたのは,冬期間の交通途絶が心配される地域だからです。

 岩泉線はあまりにも…ですが,山田線は廃止とならないよう,今から対策を講じてほしいと願わずにはいられません。そして,やはり廃止が言われている,津波で不通になっている区間の早期復旧を,遠方より祈っています。
Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2012-04-09 21:45:40
ご無沙汰しています。
コメントありがとうございます。
鉄路、鉄橋、駅舎の損壊は厳しいです。
漁業・水産業で発展しましたが、海の景色・情景を見て、町づくりに鉄路が活かされ、そこに人が、商店が、街が発達したのでしょうか。
三鉄・北リアス線は(宮古⇔久慈)は山・トンネルが多いのですが、町に発展しませんね。岩泉線も過疎化の波に勝てませんでした。残念です。
大震災の後、安全・安心な交通機関の確保、鉄路の構想を考えることが、問われています。
多分、大きな発想での地域づくりが必要なのでしょうが、高台や広大な土地がないために、結局、元の場所に、元の姿で復活するような夢もみます。決して、賛成できることではないのに。
複雑な心境になります。

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