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高齢化と単身化が都市を襲う「2020/30年問題」!

2010-12-28 10:00:53 | 長寿?高齢者医療制度・社会保障関係?
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高齢化と単身化が都市を襲う「2020/30年問題」
 人口構成の急激な変化に伴って起きる「2020/30年問題」。元厚生労働事務次官の辻哲夫東大教授は、医療や介護など従来の仕組みを思い切って見直さなければ、「どの国も経験したことのない高齢者の急増が大都市圏を津波のようにのみ込み、お手上げ状態になりかねない」と指摘する。

 「2020年問題」は団塊世代の高齢化と「多死時代」の到来だ。20年代、団塊世代は後期高齢者になる。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、毎年の死亡数は150万人台に達し、出生数の2倍になる。高齢化率は30%を超す。

 「2030年問題」は未婚や離別、死別による単身世帯の急増によって起きる。特に単身化が進むのは、その時期に中高年となる団塊ジュニア前後の男性だ。60代で見ると、05年に10%だった一人暮らしの割合は30年に25%に。女性も50、60代で単身化が進む。男女合わせた全世帯で一人暮らしは4割に迫る。

 背景にあるのは未婚率の上昇だ。30年の時点で生涯未婚率は男性は3割に、女性で2割を超えるとされる。1990年生まれの女性の場合、3分の1以上が子を持たず、半数が孫を持たない計算だ。

 地方で先行する少子高齢化問題と異なるのは、団塊・団塊ジュニアという人口の塊が高齢化・単身化することだ。極めて多くの中高年の単身者が、都市部にあふれる時代が来る。人口研の金子隆一・人口動向研究部長は「ぬるま湯がじわじわ熱くなっているのに、目に見えて何かが起きないと危機感が広がらない」と警鐘を鳴らす。(2010年12月26日 朝日新聞)

ある程度、想定されていることだが改めて提案されるとビックリする。
人口構成上の問題だけでなく、介護や年金、生活全般について真剣に対策を講じていかなければならない。
しかし、今の時点で、団塊世代がいくら建設的な提言をしても聞く耳持ってくれないとどうにもならない。
団塊世代は、色々な方々がいてまとめ上げるのも大変だ。なにせ人口が多い、発言や行動力も現役そのものだ。
こうした元気な世代がいっきに介護・福祉の中心になっていくのだ
自分の将来を見越して、安定的な生活や地域の暮らしで出来るような 仕組みづくりを検討していきたいものだ。皆の協力が必要だから自己主張はやめて、打開策を見出していく努力が大切になる。
少子化問題も深刻だが「子ども手当」や待機児童の解決に奮闘してもらえば、当面は安心だ。
でも、2020年問題は待ったなしだ。あと9年しかない。

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