岩手県では、7月から「介護サービス情報公表」の調査活動が始った。
3年目になる。毎週1回、1~2ヶ所の事業所を2名の調査員で訪問する。
3年目なのだから、様式やマニュアルや実施記録などは完備されても良いような気がするのだが、これが整備された事業所とまだまだ不十分なところも見られる。
そんな時に、「介護・福祉って何だ?」とつい考えてしまう。
事業所の開始にあたり、最小限の諸書類は整備されて当然ではないか?と思ってきた。また、気が付いたら直ちに準備することが大切なことであるし、介護事業所等の経営者・管理者には責務というか、要件というか、力量として備わっているものと思ってきた。
この調査では、「あるか、無いか」を確認するだけで、指導や助言はできないのだが、お互いの話の中で、気づきや指摘を気に留めて改善している事業所もある。
必要である事を真摯に受け止めて整備したり、改革している事業所も見られてきた。3年目の大きな成果・効果なのかも知れない。
まず、すべての関係書類を整備する事。
実施した記録はキチンと残し、実践の成果をアッピールすること。
調査公表の成果を堂々とPR・宣伝していくこと。
「公表する」ことは利用者・家族が安心するわけで、お客様あっての事業所と考えて、
そんな風に活用して頂きたいものである。感想でした。