夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

東北3県の875施設被災 犠牲者、高齢者施設に集中!

2011-06-01 11:28:55 | 東日本大震災の情報
館山(ヤ)4勝、沢村(巨)2勝、山田(ソ)5勝、ウルフ(日)5勝、寺原(オ)4勝、中村(西)11号

東北3県の875施設被災 犠牲者、高齢者施設に集中

[PR]
 東日本大震災で津波被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県で、特別養護老人ホーム(特養)や保育所など計875の社会福祉施設が被災したことが厚生労働省のまとめでわかった。利用者や職員の死者・行方不明者は、状況を把握しきれない福島県を除く2県で計511人。その9割近くは高齢者向け施設が占めており、立地の見直しも迫られそうだ。

 厚労省が県を通じて自治体に求めた報告を今月13日時点で集計。3県の社会福祉施設数は計7200余で、その12%が被災した。

 内訳は、特養や介護保健施設など「老人福祉施設」が326(うち全壊12)、保育所など「児童福祉施設」が279(同27)、授産施設など「障害者福祉施設」が268(同20)。少なくとも計106施設が避難を余儀なくされた。   (2011年5月26日 朝日新聞)

6月は衣替えの季節である。初夏に向けて気持ちを切り替え、活動・行動を全開したい時期でもある。しかし、数年前から、沿岸地域は寒暖の差が激しく体調の管理には気を使う日々を送らねばならない状況が続いていた。そこに3月11日に発生した東日本大震災である。
その後も、季節はずれの雪、雨、強風、カミナリ、低温等が続いている。
三陸沿岸地区は夏は涼しく、冬は温暖な気候と思っていたが、年中、低温で不安定な天候の地域となった印象である。

さて、実態が明らかになるにつれて、高齢者、障害者の犠牲者が多く、際立ってきた。特に福祉施設では集団で生命をあずかっているところであり、ここが津波被害を受けて、懸命に避難誘導や救助活動したにも関わらず、多くの死者、行方不明者を出している。残念だ。
海が近くに見え、その地域ではとても風光明媚な所に立地した福祉施設が大津波で甚大な被害を受けているのが特徴だ。
結果論になるが、津波の想定はいかに考えたのか?大津波を想定した避難訓練の実施状況はどうだったのか?今後の教訓にして頂きたい。
未来の町づくりには、高齢者施設、障がい者施設を核にし、その周辺に一般住宅を建てていくような発想を期待したい。そのために福祉施設を運営する法人も「町づくり」の会合に参加してほしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする