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要介護に大工出番 手すり設置などリフォーム工事!

2009-05-29 09:43:44 | 介護保険制度って!なに?
ゴンザレス(巨)5勝、館山(ヤ)6勝、涌井(西)5勝

「要介護に大工出番 手すり設置などリフォーム工事」
 大工が介護に乗り出した―。新規住宅着工や公共事業が減り続ける中、生き残りを模索する東北の工務店が要介護者宅に手すりなどを付けるリフォーム工事を率先して引き受けている。市町村は2003年度以降、登録業者が施工すれば要介護者の支払いは初期費用の段階から1割で済む事業を始めたため、高齢者にとって使い勝手が向上。リフォーム工事の需要が増えていることが背景にあるとみられる。業者の登録もうなぎ上りで増えている。

 浴室の入り口から約1メートル、浴槽近くまで長い手すりが伸びている。青森市の要介護者の無職女性(77)方。女性は昨年9月に転倒してから脚が痛むようになり、2月に手すりを設置した。以降は転倒前よりも楽に入浴を楽しむことができるという。ほかにも玄関や廊下などに計6本の手すりを取り付けた。

 施工したのは同市の登録工務店「長尾住建」。費用は約15万円だが、女性の支払額は約1万5000円で、残金は同社が市に事後請求して賄われた。長尾満彰社長(58)は「年金収入に頼る高齢者は資金繰りが厳しい場合が多いが、うちのような登録業者を利用すれば当初から少ない負担で施工できる」とアピールする。

 2000年4月にスタートした介護保険制度。要介護者が介護用品を自宅に設置した際、居住する市町村に申請すれば、設置費用の9割が返金されるようになった。ただ高齢者は収入が少ないことが多く、申請前にいったん全額負担することは難しかった。

 そこで市町村が03年度以降、登録業者による施工ならば初期費用から1割で済む事業を順次、開始。制度利用の進展が見込まれたことから、03年度に事業を始めた青森市では毎年度約30件の新規登録がある。

 国のまとめでは、東北の新規住宅着工戸数は08年に2年連続で減少。公共事業も大幅に削減され、中小の工務店が仕事にありつく機会は極端に少なくなっている。

 青森市に先月、新規登録した「おさない建築設計」の長内秀貴社長(56)は「一昨年を最後に新規の住宅建築がなくなり、最近は仕事のほとんどがリフォーム。登録を機に、少しでも仕事が増えれば」と期待を込める。

 仙台市でも今年4月現在、登録が始まった03年度に比べ、ほぼ2倍の487社に業者が増えた。同市介護保険課は「要介護者の約8割が改修の際、登録業者を選ぶ。初期負担額が少なくなる上、業者も確実に料金を回収できるなど、互いにメリットがあるからだろう」と話している。
(2009年05月24日)

地元のプロの大工さんが行うリフォーム工事は安心である
悪質リフォームが横行していた時期は、とても怖い話題だったが、経済不況の影響もあり、ここにきて関心ごとになっている。
できることなら、介護保険制度とは別枠でリフォーム工事などが安価で、手軽に依頼できれば嬉しい。経済効果も計り知れない。潜在効果は大である。
大工さんはもっと住民に近くなり、行政も仲立ちし、住民も納得できるようなリフォーム内容にしていく努力が大切である。
毎日暮らしている住宅、階段、風呂、洗面所、リビング、台所、玄関・・・・年齢や生活に合わせて改善していきたいのは、皆さんが考えている事ではないか。
こうした視点を大切にし、このニーズに応える施策こそが重要だ。
コメント
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