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アルツハイマーには漢方!…阪大の研究で効果分かる!

2009-03-04 10:44:35 | 認知症ってなに?
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「アルツハイマーには漢方!…阪大の研究で効果分かる」
 幻覚や妄想などアルツハイマー病の周辺症状にも処方される漢方薬「抑肝散(よくかんさん)」に、症状の原因と考えられる脳の神経細胞死を抑える効果があることが、大阪大の遠山正彌教授、松崎伸介助教らの研究でわかった。

 漢方薬の効能の仕組みに迫る成果として注目される。

 松崎助教らが着目したのは、細胞内のたんぱく質の形を整える小胞体にある遺伝子で、遺伝性のアルツハイマー病患者に変異が多いプレセニリン1(PS1)。PS1が変異した小胞体は、神経伝達に重要なカルシウムの濃度変化に対応できず機能が低下、不完全なたんぱく質が蓄積して細胞死が起きる。

 実験では、PS1を変異させた実験用の神経細胞を使い、小胞体内のカルシウム濃度を変化させる薬剤を投与。約60%が死滅したが、抑肝散を加えると死滅率は約25%に減った。

 抑肝散は子供の夜泣きや疳(かん)の虫などを抑えるために使われてきた漢方薬。遠山教授は「患者の多くを占める老年性アルツハイマー病も小胞体の機能低下が関係しており、今回の結果と同様の仕組みで周辺症状を抑えている可能性が高い」と話している。(2009年3月3日 読売新聞)

原因不明で治療方法のないと言われているアルツハイマー病に漢方薬の「抑肝散」が効果的であるとの研究成果が発表された。吉報である
「老年性アルツハイマー病に見られる周辺症状を抑えるている可能性が高い」とのお話し。注目すべき研究内容である。
認知症の治療については、西洋医学、東洋医学等々、いろいろな観点からの研究、アプローチが必要である。今後も見守っていきたい。

昨晩のNHK放映で「認認介護」の現状を見て、考えさせられた
富山県で起きた殺人事件。認知症の妻が、認知症の夫を介護・世話する日常で叩き、殴り死に至らしめた。しかし、その妻は、夫を死なせた罪の意識もない、記憶すらないとのことで法の裁きができない現実。とても痛ましい事件である
認知症の夫婦が同じ家で介護しなければならない現状をまざまざと見せ付けられた気がする。「老老介護」といわれて久しいが「認認介護」の現実も差し迫っているのだ
コメント (2)
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