ヴェルスパ大分にJ3クラブライセンスが交付された。あまり詳細に追っていたわけじゃないけど、スタジアム面は厳しいだろうなと思っていたから少し驚いた。ただもっと驚きなのがtwitterなんかを見ていると意外と多くのトリニータサポーターがこの件に反応をしていて、かつネガティブな意見を表明している人が多いことだ。主には「大分県の経済規模でJクラブは2つもいらない」「スポンサーの取り合いになる」みたいな意見なのかな。
これに違和感を感じた。
言いたいことは分かるんだけど、こういう意見が出るところに大分トリニータが骨の髄まで「半官半民クラブ」「大分県立大分フットボールクラブ」になってしまったなと思ってしまう。当然のことだけどヴェルスパ大分がJ3に昇格して使いたいとなれば大分トリニータの持ち物ではない昭和電工ドーム大分を独占することは出来なくなるし、大分フットボールクラブの代表が県からの天下りであることもおかしくなってくる。ヴェルスパ大分になく大分トリニータにだけ県からの支援があるなんてことはあり得ないわけで。結局はそういうことを心配してるんじゃないんだろうか。トリニータがありながらスポンサーが取れないんじゃないかというのはトリニータサポーターが心配する前にヴェルスパの関係者はよりシビアにそんなことは考えていると思うよ。だからヴェルスパ大分がJ3に上がってくるのが良いとか悪いとか、支持するか支持しないかの観点で語っている時点でおかしな物の見方だなと思う。大々的にネガティブキャンペーン張って「将来のライバルになるかもしれない芽をいまから摘んでおくぞ!J3昇格絶対阻止!!」とかなら分かる。
大分トリニータがありながら大分県にもう一つJクラブを作る意味や価値があるのかというのは大分トリニータサポーターよりもヴェルスパ関係者の方がずっと真剣に考えていてそれでやろうとなったわけで、意見は勝手にすればいいけど、もう物事はそれらの意思とは関係なく動き始めているということ。
それとは別に、ヴェルスパにはこれまでに後藤優介や姫野宥弥を始めとする我々の大切な若手を預かって育ててもらったという重要なパートナーとしての歴史があることを絶対に忘れちゃいけない。そのクラブが真剣にJ3昇格を狙っていることについて良いも悪いもないだろうとは思わないのかな。
で、そのもっと前段階でヴェルスパがやろうとしていることはとんでもなくすごいことだということは分かってほしい。自分はいま滋賀県に住んでいる。この一帯は福井県から滋賀県、奈良県、三重県、和歌山県へと縦断する日本有数の「Jクラブなしエリア」で身近でJに昇格したくてもなかなか出来ない実例をたくさん見てきている。和歌山県ではサッカー観戦をしたことがないので分からないけど、まず福井県ではJ3の前に県としてJFLクラブを生み出すところからとんでもなく苦労している。そして滋賀県では何とか生み出したJFLクラブが地域リーグ降格のピンチに陥っていてJ3昇格どころじゃない。奈良県では観客水増し、三重県ではJ入りは現実的なところまで来ているものの争う2クラブが「選手の暴言」や「内部崩壊による八百長疑惑」とサッカーとは別のところで戦っているという始末。そんな中クラブライセンスを交付され、現実的な順位を守っているヴェルスパは全国的に見ても優れたクラブだと心の底から思う。

特に競技面は突出して優れている。大分トリニータは成し遂げられなかったJFL優勝を2020シーズンに達成。コロナの影響で試合数が半分だったのでフロック的な見方もされたけど、翌2021シーズンも堂々の3位、そして天皇杯では並みいるJクラブを押しのけてベスト16入り。そして今シーズンも今のところ3位が狙える位置で5位と健闘している。個人的にJFLはよく見るカテゴリーだけど、本当に難しいリーグでレベル的に決してJ4ではないと思っている。本当に立派。言ってしまえば全国的には地味な存在であるヴェルスパがどうしてこれだけの好成績を収められるのかむしろ興味がある。
ヴェルスパが将来的に大分トリニータの現在のポジションを脅かす存在になるのかという点については知らんとしか言えない。我々がうらやむような激太のパトロンをあっさりと捕まえて、我々がW杯の負のレガシーとなりつつあるスタジアムにいつまでもしがみついてる間に、さくっと1〜2万人規模の専用スタジアムを造ってしまうなんてことがないとも言い切れない。そんなことがあれば20年の歴史の差なんてあっという間に吹き飛んでしまう。だからもしヴェルスパがJ3に昇格してくることがあるのなら、それは大分トリニータが避けてきた諸々のことを改めて考え始めるいいきっかけになるんじゃないだろうか。諸々とはクラブの体制やスタジアムのこと。
最後に果たしてヴェルスパはJ3に昇格出来るのか。観客動員面はホームゲーム残り4試合で1万数千人の動員が必要。これは11月20日の最終節が昭和電工ドーム大分開催なのでもう実質達成済みと考えていいと思う。もし最終節前までに成績面の目処が立ったのなら、そこら辺を歩いている人を引きずり込んででも1万人は動員させるでしょ、普通に考えて。だからあとは成績面。実質、奈良、青森、ヴェルスパの三つ巴。ポイントは3クラブとも延期試合を1つ残しているけど、ヴェルスパ以外の2クラブは試合がない今週末に消化させる一方でヴェルスパは10月19日のミッドウィークに組んでいることか。その週末は武蔵野戦で東京遠征なのでけっこう厳しい。奈良も青森も直近でホームゲームに参戦して雰囲気は分かるからこの三つ巴の昇格争いは本当に面白そうだし、やっぱりその中でもヴェルスパの昇格を応援したい。
今シーズン初の大分遠征がヴェルスパの最終節なんてことがあるかもしれない。
これに違和感を感じた。
言いたいことは分かるんだけど、こういう意見が出るところに大分トリニータが骨の髄まで「半官半民クラブ」「大分県立大分フットボールクラブ」になってしまったなと思ってしまう。当然のことだけどヴェルスパ大分がJ3に昇格して使いたいとなれば大分トリニータの持ち物ではない昭和電工ドーム大分を独占することは出来なくなるし、大分フットボールクラブの代表が県からの天下りであることもおかしくなってくる。ヴェルスパ大分になく大分トリニータにだけ県からの支援があるなんてことはあり得ないわけで。結局はそういうことを心配してるんじゃないんだろうか。トリニータがありながらスポンサーが取れないんじゃないかというのはトリニータサポーターが心配する前にヴェルスパの関係者はよりシビアにそんなことは考えていると思うよ。だからヴェルスパ大分がJ3に上がってくるのが良いとか悪いとか、支持するか支持しないかの観点で語っている時点でおかしな物の見方だなと思う。大々的にネガティブキャンペーン張って「将来のライバルになるかもしれない芽をいまから摘んでおくぞ!J3昇格絶対阻止!!」とかなら分かる。
大分トリニータがありながら大分県にもう一つJクラブを作る意味や価値があるのかというのは大分トリニータサポーターよりもヴェルスパ関係者の方がずっと真剣に考えていてそれでやろうとなったわけで、意見は勝手にすればいいけど、もう物事はそれらの意思とは関係なく動き始めているということ。
それとは別に、ヴェルスパにはこれまでに後藤優介や姫野宥弥を始めとする我々の大切な若手を預かって育ててもらったという重要なパートナーとしての歴史があることを絶対に忘れちゃいけない。そのクラブが真剣にJ3昇格を狙っていることについて良いも悪いもないだろうとは思わないのかな。
で、そのもっと前段階でヴェルスパがやろうとしていることはとんでもなくすごいことだということは分かってほしい。自分はいま滋賀県に住んでいる。この一帯は福井県から滋賀県、奈良県、三重県、和歌山県へと縦断する日本有数の「Jクラブなしエリア」で身近でJに昇格したくてもなかなか出来ない実例をたくさん見てきている。和歌山県ではサッカー観戦をしたことがないので分からないけど、まず福井県ではJ3の前に県としてJFLクラブを生み出すところからとんでもなく苦労している。そして滋賀県では何とか生み出したJFLクラブが地域リーグ降格のピンチに陥っていてJ3昇格どころじゃない。奈良県では観客水増し、三重県ではJ入りは現実的なところまで来ているものの争う2クラブが「選手の暴言」や「内部崩壊による八百長疑惑」とサッカーとは別のところで戦っているという始末。そんな中クラブライセンスを交付され、現実的な順位を守っているヴェルスパは全国的に見ても優れたクラブだと心の底から思う。

特に競技面は突出して優れている。大分トリニータは成し遂げられなかったJFL優勝を2020シーズンに達成。コロナの影響で試合数が半分だったのでフロック的な見方もされたけど、翌2021シーズンも堂々の3位、そして天皇杯では並みいるJクラブを押しのけてベスト16入り。そして今シーズンも今のところ3位が狙える位置で5位と健闘している。個人的にJFLはよく見るカテゴリーだけど、本当に難しいリーグでレベル的に決してJ4ではないと思っている。本当に立派。言ってしまえば全国的には地味な存在であるヴェルスパがどうしてこれだけの好成績を収められるのかむしろ興味がある。
ヴェルスパが将来的に大分トリニータの現在のポジションを脅かす存在になるのかという点については知らんとしか言えない。我々がうらやむような激太のパトロンをあっさりと捕まえて、我々がW杯の負のレガシーとなりつつあるスタジアムにいつまでもしがみついてる間に、さくっと1〜2万人規模の専用スタジアムを造ってしまうなんてことがないとも言い切れない。そんなことがあれば20年の歴史の差なんてあっという間に吹き飛んでしまう。だからもしヴェルスパがJ3に昇格してくることがあるのなら、それは大分トリニータが避けてきた諸々のことを改めて考え始めるいいきっかけになるんじゃないだろうか。諸々とはクラブの体制やスタジアムのこと。
最後に果たしてヴェルスパはJ3に昇格出来るのか。観客動員面はホームゲーム残り4試合で1万数千人の動員が必要。これは11月20日の最終節が昭和電工ドーム大分開催なのでもう実質達成済みと考えていいと思う。もし最終節前までに成績面の目処が立ったのなら、そこら辺を歩いている人を引きずり込んででも1万人は動員させるでしょ、普通に考えて。だからあとは成績面。実質、奈良、青森、ヴェルスパの三つ巴。ポイントは3クラブとも延期試合を1つ残しているけど、ヴェルスパ以外の2クラブは試合がない今週末に消化させる一方でヴェルスパは10月19日のミッドウィークに組んでいることか。その週末は武蔵野戦で東京遠征なのでけっこう厳しい。奈良も青森も直近でホームゲームに参戦して雰囲気は分かるからこの三つ巴の昇格争いは本当に面白そうだし、やっぱりその中でもヴェルスパの昇格を応援したい。
今シーズン初の大分遠征がヴェルスパの最終節なんてことがあるかもしれない。
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