Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

荒れた天皇杯・多摩ダービー

2010-09-05 23:51:37 | トリニータ
荒れたのは結果ではなくてヴェルディ。内容を勘案してもこの試合はジャイアントキリングではない。


町田の観戦は今年3戦目。もう立派なゼルビスタじゃなかろうか。

なぜ今日?と思うようなタイミングでの「J予備審査不通過」の報。


モチベーションが難しい試合での町田の選手たちの奮闘は称賛に値すると思う。鳥取戦の感想で4位以内は微妙と言った前言は陳謝の意とともに撤回いたします。


「青年監督」という言葉がピッタリの相馬監督。試合開始直後から大きな声で「(最終ラインから平本に)蹴らせろ!」と指示を出していた。それに呼応するように前線がヴェルディの最終ラインを追い回して長いボールを蹴らせる。そして5番の選手がことごとく平本に競り勝ってゼルビアボールに。相馬監督はしっかりとヴェルディの研究をしていたと思います。3回戦は新潟と対戦。黒崎監督VS相馬監督という鹿島サポにはたまらないであろう対戦。ここ3ヶ月は月1ペースで町田の試合を観てるけど、チームがいい方向に成長してるのを感じる。相馬監督、いい監督になりそうだな。




一方のヴェルディ・・。

ひどすぎる。町田の豊富な運動量に主導権を握られ、イライラを募らせ、河野の一発レッドで自滅。川勝監督は後半3-4-2の布陣で点を獲りにいったが、これが完全に失敗。ほぼ機能せず、数的有利になりながらも運動量を落とさない町田に点が入ったのは必然。全ての引き金は河野の愚行であるにもかかわらず、ヴェルディはあまりにも態度が悪すぎる。


チームスタッフが止めなければ、四審の胸ぐらを掴むくらいはしたであろう河野の退場シーン。


リーグ戦であれば確実に出場停止を上乗せされる悪態ぶり。

試合終了後も、不貞腐れて整列もせずに引き上げてきてチームスタッフに戻される高木豊二男。「うまきゃ何でもいいのか」と言われてしまうようなユース出身者の態度の悪さ。

そして試合中の相手GKと終了後引き上げる審判団に物を投げつけたヴェルディサポーター。厳罰が下されて然るべき。

微妙な立場にあるという意味では似た者同士のヴェルディと大分。「人の振り見て我が振り直せ」とはまさにこのこと。Jがどんな理由で町田の申請を却下したのかは分からないが、うちやヴェルディの二の舞はさせないという意味で待ったを出したのだとしたら、今日の試合ほど皮肉なものはない。

奇しくも9月5日は世界中でFIFAのフェアプレーデイだと試合前に言っていた。どんなクラブがJにいるべきか。町田の昇格についてはJに再考願いたい。
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