今日の試合の勝敗を分けたポイントは羽田の起用。大卒ルーキーにとっては厳しいプロ入り後初先発となったわけだけど、2失点目の起点となってしまったボールロスト以外がそんなに悪かったかと言うとそうは思っていない。その辺りが非常に悩ましい。
今日の羽田、奎汰、藤本の起用で今季は第5節にして既に24人のフィールドプレーヤーが出場。総力戦で回していこうという意図が明確に見てとれる。そのやり方については大いに賛成だし、ここまではうまくいってると思ってる。しかし今日はその部分で試合の勝敗が分かれてしまった。
「60分間ハイプレス出来る状況ではない。マネジメントしてほしい。」
試合前の宮本監督のコメント。ガンバのハイプレスは素晴らしい圧力だった。前半はボランチにほとんどボールが付けられず、誘導されるように窮屈なWBにボールが渡ったところを狙われてほとんど前進出来なかった。前半はチームとして全く機能していなかったわけで羽田が特別に悪かったわけでははないと思ってる。しかしあの場面だけは不用意だった。前半は全く見せなかったドリブルを突然したのはハーフタイムに何か指示があったのかなとも思うけど、危なかったらボールは捨てていいくらいのセーフティな意識は持っていてほしかった。ただ宮本監督のコメントに戻るけど、65分を過ぎて監督の見立てとおりにガンバの足は止まった。前からの圧力は完全になくなり容易にガンバ陣内に侵入出来るようになった。完全に結果論ではあるけど、タイスコアでこの状態に入れたらどうなってただろうというのは見てみたかった。前節から1週間あいたスケジュールでの試合。今季のイレギュラー性を考えてたくさんの選手を使おうという意識が監督になければ今日の最終ラインも智輝−ノリ−三竿だったと思う。ガンバの攻撃のクオリティは確かに高かったし、間違いなく去年より強かった。それでもこのチグハグささえなければどうなっていただろうかという思いはどうしても持ってしまう。
ただ思い返してみようよ。もう今では絶対的な存在である我らがキャプテンが2015年シーズンにJ2で流れるようなボール運びを披露してたかね、目の覚めるような縦パスをズバッと入れてたかね、それも逆足で。羽田が相手にしているのはガンバだったということを考えても、これはチームマネジメントとして受け入れるべき失点だ。羽田にはこれを糧にもっともっとチャレンジしてほしい。
今季から片野坂さんが強いこだわりを見せる縦に速いスピードを持つ選手のシャドー起用。個人的にはあまりしっくりきてなかったんだけど、今日の先制点はついにその形が実を結んだ。というよりも前半はもうその形しかなかったと言っていいくらい押し込まれてたわけだけど、その中でよく決め切ったと思う。去年までは三竿、智輝の位置から引いてきたシャドーに縦にパスを入れたり、もちろんボランチからも縦にパスを入れたところから攻撃を作っていたと思うんだけど、今季はほとんどその形を作らない。引いてくるのはワントップの選手の役目でそれをスイッチにシャドーの選手はサイドのスペースに飛び出すという形が多い。今日のゴールはダイナミックないい形だったと思うんだけど、果たしてこの作り方がベストなのかというのは注目して見ていきたい。とりあえず現状では片野坂さんはこだわり過ぎてるように感じてる。怜さんout、井上健太inで達也をサイドに持ってきてまで井上健太をシャドーで使いたい意図は今のところまだ分からない。この選手起用により狭い局面で攻撃を作れるタイプの選手の出場機会がめっきり減っている。小塚、コテ、野村あたりがそう。もしかするとこの辺りの選手たちのコンディションが上がっていないからこういった起用になっているという可能性もあるけど。
プロデビューとなった藤本一輝は鮮烈な印象を放った。シュートにしても、クロスにしてもフィニッシュの部分が若干雑だったけど、ゴールに向かって仕掛ける姿勢は良かった。去年の夏に我々に対して見せつけたドリブルの脅威はやはりいいものがある。がむしゃら感もあるし、もっともっと見てみたい選手だ。もう既に「まだ大学生」という意識はこちら側にはない。
こういう試合になってしまっても「完敗だ」という感覚が全くないし、本当にチーム力が上がってきてるなということを実感する。冷静になって考えてみても今日の羽田のミスはやっぱり仕方ないと思うし、降格のないイレギュラーなシーズンはどんどんチャレンジしていくことが必要だなと改めて思った。試合終了の笛が鳴った瞬間にピッチには23歳以下の選手が5人も立ってたわけだ。この敗戦で今後への期待感がより高まったよ。またすぐ試合がやってくる。次は勝とう。
今日の羽田、奎汰、藤本の起用で今季は第5節にして既に24人のフィールドプレーヤーが出場。総力戦で回していこうという意図が明確に見てとれる。そのやり方については大いに賛成だし、ここまではうまくいってると思ってる。しかし今日はその部分で試合の勝敗が分かれてしまった。
「60分間ハイプレス出来る状況ではない。マネジメントしてほしい。」
試合前の宮本監督のコメント。ガンバのハイプレスは素晴らしい圧力だった。前半はボランチにほとんどボールが付けられず、誘導されるように窮屈なWBにボールが渡ったところを狙われてほとんど前進出来なかった。前半はチームとして全く機能していなかったわけで羽田が特別に悪かったわけでははないと思ってる。しかしあの場面だけは不用意だった。前半は全く見せなかったドリブルを突然したのはハーフタイムに何か指示があったのかなとも思うけど、危なかったらボールは捨てていいくらいのセーフティな意識は持っていてほしかった。ただ宮本監督のコメントに戻るけど、65分を過ぎて監督の見立てとおりにガンバの足は止まった。前からの圧力は完全になくなり容易にガンバ陣内に侵入出来るようになった。完全に結果論ではあるけど、タイスコアでこの状態に入れたらどうなってただろうというのは見てみたかった。前節から1週間あいたスケジュールでの試合。今季のイレギュラー性を考えてたくさんの選手を使おうという意識が監督になければ今日の最終ラインも智輝−ノリ−三竿だったと思う。ガンバの攻撃のクオリティは確かに高かったし、間違いなく去年より強かった。それでもこのチグハグささえなければどうなっていただろうかという思いはどうしても持ってしまう。
ただ思い返してみようよ。もう今では絶対的な存在である我らがキャプテンが2015年シーズンにJ2で流れるようなボール運びを披露してたかね、目の覚めるような縦パスをズバッと入れてたかね、それも逆足で。羽田が相手にしているのはガンバだったということを考えても、これはチームマネジメントとして受け入れるべき失点だ。羽田にはこれを糧にもっともっとチャレンジしてほしい。
今季から片野坂さんが強いこだわりを見せる縦に速いスピードを持つ選手のシャドー起用。個人的にはあまりしっくりきてなかったんだけど、今日の先制点はついにその形が実を結んだ。というよりも前半はもうその形しかなかったと言っていいくらい押し込まれてたわけだけど、その中でよく決め切ったと思う。去年までは三竿、智輝の位置から引いてきたシャドーに縦にパスを入れたり、もちろんボランチからも縦にパスを入れたところから攻撃を作っていたと思うんだけど、今季はほとんどその形を作らない。引いてくるのはワントップの選手の役目でそれをスイッチにシャドーの選手はサイドのスペースに飛び出すという形が多い。今日のゴールはダイナミックないい形だったと思うんだけど、果たしてこの作り方がベストなのかというのは注目して見ていきたい。とりあえず現状では片野坂さんはこだわり過ぎてるように感じてる。怜さんout、井上健太inで達也をサイドに持ってきてまで井上健太をシャドーで使いたい意図は今のところまだ分からない。この選手起用により狭い局面で攻撃を作れるタイプの選手の出場機会がめっきり減っている。小塚、コテ、野村あたりがそう。もしかするとこの辺りの選手たちのコンディションが上がっていないからこういった起用になっているという可能性もあるけど。
プロデビューとなった藤本一輝は鮮烈な印象を放った。シュートにしても、クロスにしてもフィニッシュの部分が若干雑だったけど、ゴールに向かって仕掛ける姿勢は良かった。去年の夏に我々に対して見せつけたドリブルの脅威はやはりいいものがある。がむしゃら感もあるし、もっともっと見てみたい選手だ。もう既に「まだ大学生」という意識はこちら側にはない。
こういう試合になってしまっても「完敗だ」という感覚が全くないし、本当にチーム力が上がってきてるなということを実感する。冷静になって考えてみても今日の羽田のミスはやっぱり仕方ないと思うし、降格のないイレギュラーなシーズンはどんどんチャレンジしていくことが必要だなと改めて思った。試合終了の笛が鳴った瞬間にピッチには23歳以下の選手が5人も立ってたわけだ。この敗戦で今後への期待感がより高まったよ。またすぐ試合がやってくる。次は勝とう。
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