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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

完敗(27節いわき戦)

2023-07-22 23:22:31 | マッチレポート23'
こういう試合をされると先週の熊本がやっぱり疲れてただけなんじゃないかと疑いたくなっちゃうからもっとシャキッとした試合をしてほしかった。


シーズン前に筋肉ムキムキのいわきFCとはこういうチームなんじゃないだろうかという想像そのまんまのような試合をされた。シーズン序盤はそのフィジカルの強さという良さを出す前に組織力で上回られて降格候補筆頭のようなシーズンを過ごしていたけど、監督交代から劇的に良化。戦い方が整理されたのか迷うことなくフィジカル勝負に持ち込んで試合の主導権を持っていかれてしまった。


ただちょっと気になるのは試合中に全くいわきの戦い方に対応出来なかった我が軍の引き出しの少なさ。もちろん精神論として球際で負けんなとは言いたいところだけどそこは相手の土俵なわけでわざわざ合わせる必要はない。実際にアウェイゲームではそういう戦い方に持ち込ませずに勝ったわけだから。一番気になったのは熊本戦に引き続きドカンドカン蹴っ飛ばしまくっていたこと。熊本にはパスワークによるビルドアップでは太刀打ち出来ないからサムエルを使ってその過程をすっ飛ばすというのは戦い方としては理解出来る。なぜいわき対しても同じ戦い方に固執したのか。何となく思ったのは、サムエルの起用とデルランの起用がセットなような気がするんだよ。サムエルの強さとキープ力を使いたいが先にあるんじゃなくて、ビルドアップが得意ではないデルランを使わざるを得ないのでその蹴っ飛ばした先でサムエルに頑張ってもらうしかないという消極的な選手起用に思えて仕方ない。ただそれを差し引いてももはやパスワークでもいわきの方が洗練されていた印象なのでもう完敗以外の言葉でこの試合を表現するのは無理。


いわきはここから良くなっていきそうな雰囲気。嵯峨理久や山下優人ともともとタレントは揃っている印象だし。先制点を決めた山口大輝は先日のU-17アジアカップでも大活躍だった山口豪太(昌平)の兄。


本人も流経大時代は宮本優太、菊地泰智、満田誠、伊藤敦樹、安居海渡等のそうそうたるメンバーがいたチームでNo.10だったからね。野嶽が手を焼きまくった加瀬直輝もウインガ−として存在感抜群。戦い方が整理されてきてまだまだ勝ち点取っていきそうだ。他の昇格ライバルたちも苦しめてね。


何かもう本当によく分かんないチームだ。このタイミングで次節は最も相性の悪いチームと言い切れる山形。あのアウェイゲームで現地にいた人間としてあの日の借りはちゃんと返してよと言いたいところだけど、こんな試合を見せられた後だとそんな強気なことも言えない。ただ周りのライバルたちも順調に勝ち点を積めているわけではないので諦めずにやり続けるしかない。


かぼすユニは良かったな。今までのリミテッドユニフォームの中でも一番好きだな。合わせるのは黒パンじゃないだろうとは思うけど、ソックスまでセットになっててとても良かった。縁起のよくないユニフォームにならないように次節は絶対に勝ってくれ。
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これでいいのだ(26節熊本戦)

2023-07-17 00:28:16 | マッチレポート23'
自動昇格を争うであろう3クラブとの連戦は完敗だった。明確にチームの力の差を見せつけられた。でもそれほどネガティブにならなかったのは力の差があることは既にうすうす分かっていたことだし、他に生きる道があると開き直れたからだと思う。だからこうやって順位が下のクラブからきっちりと勝ち点が取れていればそれでいいのだ。オレたちは大して強くない、でも昇格するんだ、その先に何が待っているかは今は知らん。


ただ謙虚にならんといけないなとも思う。やっぱり熊本が同じコンディションだったらどうだっただろうかという点は頭の片隅くらいには置いておかないといけないと思う。水曜日にJFA TVで天皇杯の鳥栖−熊本をフルで観た。結果を知ってから観たんだけど、少し感動に近いくらいの感情を持った。特に2点リードを奪われながらも激しい寄せと勇敢なパスワークで鳥栖陣内に居座り続けて3ゴールを奪った後半の45分は特筆に値する。我々が絶対に負けてはいけなかったはずの相手に初戦でコロッと負けた一方で、J1クラブにフルメンバーで堂々と立ち向かいベスト16の切符を勝ち取った熊本には尊敬の念を持っている。ただ本来であればもっと大事であるはずの週末のリーグ戦でこういう結果になってしまうところが大木さんの大木さんたる所以なのかなと思うわけで、その辺りにもっとうまく立ち回れる能力というか柔軟さがあれば大木さんは今ごろA代表の監督をやっていてもおかしくないと思うよ。まあそこまで徹底した純粋さがあるからこれだけの力を全てのチームに落とし込めるだろうなとも思う。


スコアは完勝だったけど、ビルドアップに関しては雲泥の差があったと認めざるを得ない。熊本のビルドアップは洗練されていて本当に素晴らしいと思う。一方で西川→安藤→西川でドカーン、西川→デルラン→西川でドカーンばっかり。その結果大分で最もパス数が多かったのが西川幸之介という信じられないスタッツに。これではあまりにも目指している方向性と乖離がありすぎるし、勝ったからいいで片付けられるものではないんじゃないだろうか。ドカーンと蹴った先にいるサムエルも前半は江崎や大西に潰されてほとんど収められなかった。後半になって徐々に収まるようになったのも熊本の選手が疲労からパワーダウンしたからじゃないかと思っている。もう今シーズンは熊本と対戦することもないだろうし、勝てばいいんだろうけどもう少し勇気を持って戦ってほしかったというのが本音。


ネガティブはここまでとして、やっと出たサムエル砲。その前のノムのクロスには少し入りすぎてしまって枠に収め切れなかったけど、次のチャンスは入り込みすぎずにちゃんと調整出来た。今シーズンが始まる前に一番期待していたFWはサムエルだった。だから今シーズン初ゴールが7月16日の第26節というのは想像もしてなかったくらいに遅いわけだけど、とにかく決められて良かったね。そしてそのサムエルと交代で入った伊佐が今シーズン一番なのではと思うようなキレっぷりだった。ダイビングヘッドの美しさと躍動感はもちろんだけど、右サイドで縦に仕掛けてクロスを上げたシーンはちょっと今までの伊佐のキャリアの中でも見たことないようなプレーだった。鮎川の裏抜けを引き出したパスも素晴らしかった。しかしダイビングヘッド決めさせてあげたかった、そう思うくらいに美しい跳躍だったよ....


上夷への信頼感が極限まで上昇している。熊本の天皇杯を観ていて一番恐かったのはやはり2ゴールの松岡瑠夢だった。左サイドからの積極的な仕掛けと迷いなく放たれる豪快な左足のシュートは見事だった。パク・イルギュの好セーブで3本目は防いだものの、同じような形だけでハットトリック決めそうな勢いだった。でも対面が上夷なら大丈夫だと思えるくらいに今の上夷には信頼を寄せている。何度か恐いシーンはあったものの粘り強くそして力強くはね返してくれた。後ろが3枚だろうが4枚だろうがどこでも高水準でやり切ってくれるのでチームとしてこんなに助かる選手いないよ。ゴールはおまけとは言え、プロ初ゴールであそこまで喜びを表現しない選手初めて見たかもしれない。上夷らしくていいと思うけど。


大木さんの熊本はどんな時でもいつもの熊本のままで来てくれるからむしろ与しやすいところがある。これからのシーズンで難しくなってくるかもしれないのは、例えば次節のいわきとか残留を争っているクラブが死ぬ気で勝ち点1を確保しにくるような試合が多発することが容易に想像出来ることだ。特に今シーズンは今の時点で11位の熊本ですら自動降格圏と2ゲーム差しかないので次々にそんな試合ばっかりやってくる。まさに2巡目の対戦の最初で千葉にうまくハメられたような試合が続くことが予想される。そういう試合を勝ちきれるか、例え勝ち点を落としたとしても引きずりすぎないこと。


ひとまず今日はナイス勝利。
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明らかな質の違い(25節清水戦)

2023-07-09 23:50:22 | マッチレポート23'
この敗戦は想定内なので何ら驚きも失望もない。それよりも大事なのはここから。もう今シーズンのJ2において上から数えて4番目以下であることはこの2週間ほどで嫌ってほど見せられたのでそれはもう仕方ない。だけど今シーズンは6位でも上がれるかもしれないわけで、自分たちより下の順位のクラブとの対戦でしっかりと勝ち点が取れればまだ可能性はある。


あらゆる局面で清水の質が上回っていた。3バックで対策がハマるとかもうそういう次元じゃなくてシンプルに清水の方が強かった。いま大分の選手の中でも一番好調と言っても過言ではない上夷をエリア内であっさりと振り切ってしまうカルリーニョス・ジュニオの突破とかが象徴していたと思う。うまいとか強いとかそういう部分で上回られてしまうのは仕方ないと思うんだけど、真夏の連戦で試合が重たくなることが想定されるわけでおそらくそれを見越して序盤にラッシュをかけてきて先制点奪ってしまうような賢さの面でも上回られてしまってスコア以上の完敗だなと思う。後半キックオフから同点まではうちの時間帯だったと思うけど、終ってから冷静になって振り返ると90分での配分の中で転がされていただけのような気もしてくる。


ノムのボランチ起用。確かにボールがよく回っているようには見えたし、実際にゴールも決めた。ゴールの形はここ数試合の中でも一番良い形だったと思う。でもボランチって当然のことながら2列目よりも守備のタスクが重要になってくるわけで、決勝点の乾のドリブルに対してのノムの動きはあれでいいのかどうしても疑問に思ってしまう。乾がドリブルを開始した時点で最も近くにいたノムがなぜかどんどん遠ざかっていき、完全に最終ラインに任せる状態に。当然飛び込めない羽田はズルズルと下がりゴールを許すことに。ノムに守備の強度を期待するのが難しいのは分かるんだけど、そこを受け入れた上での起用だとしたら毎試合3点取れるくらいじゃないとこの起用は正解とは言えないと思う。


西川のミスは痛かったけど、前節のミスと比べて今日のミスの方がまだ仕方ないかなと思う。今日のは戦術を遂行する中で起こったミス、前節のはシンプルな技術的なミス。ただもう代えていいタイミングだと思うよ。本人にとっても納得感のあるタイミングだと思う。


磐田戦に続いてまたもや静岡県のクラブからゴールを決めた松尾。来月もホームで藤枝戦があるので期待大。ゴールシーンの飛び込みもすごく良かったけど、前半最大のチャンスのきっかけとなった飛び出しはもっと良かった。クイックネスで対面の相手よりも前に出てスペースでボールをもらう。今の松尾が一番活かせる形だと思う。J1とJ2の違いがあるから一概には比べられないけど、井上健太のルーキーイヤーと比較しても十分によくやってると言える。


強いチームには勝てなくてもその他のチームに勝てばいいと楽観的に考えたいとも思ったけど、自動昇格枠は2つしかないわけで町田、磐田、清水のうち少なくとも1つはプレーオフに回ってくるのは確定なので楽観もしてられないなと思い直した。やっぱり清水とか磐田の取りこぼしに期待して自動昇格狙うしかないかもな。
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やっぱり強かった町田(24節町田戦)

2023-07-06 01:17:52 | マッチレポート23'
まあ、完敗ですな。


ということで前節と同じタイトルです。相手がやってくるであろうこともある程度予測出来ただろうし、順位的にも必勝だったはずだし、気持ち的にもやり返さなきゃいけなかったし、そんなところ全部ひっくるめてそれでも3失点しちゃうんだから完敗。ぐうの音も出ない完敗。ほとんどの人が目をつけなかったところから監督を引っ張ってきて時流に乗らないやり方で結果を出し続けている町田は賞賛に値すると思うよ。ここまで完膚なきまでにやられてもなお町田のサッカーを揶揄するのはもはやブーメランでしかなく、発すれば発するほど自軍を貶めるだけだよ。


問題点はたくさんあると思うけど、やはり一番は攻撃が形にならないこと。磐田、町田と昇格を現実的に狙ってくるチームが相手だと攻撃がほとんど形にならない。特に遅攻になるとほぼほぼ可能性を感じない。スコアがビハインドになってギアを上げていかなければいけない状況になっても松尾→サムエルのアーリークロスと上夷のアンダーラップの2つくらいしかゴールに迫れていない。それで3失点するんだから普通に考えて勝てるわけがない。


先発メンバー選考にも失敗した感がある。町田の最近の試合を観ていないので分からないんだけど、伊佐の先発復帰は町田のハイプレス対策だったんじゃないかと思う。ただ町田も連戦ということでこの試合ではさほど前から来ず、ディフェンスラインも上がっていなかった。前半45分で伊佐の良さが出ることはほとんどなくハーフタイムで交代となった。スタメンを見た時にもう一つ気がかりだったのが池田廉の先発。千葉戦でハイプレス耐性の弱さを露呈していたのでそれよりも強度が高いであろう町田のハイプレスに果たして耐えられるのか心配だった。蓋を開けてみれば町田のプレス強度が控えめだったので杞憂に終ったかと思いきや、エリキに引っかけられて2点目を献上。あの失点は池田だけの責任ではないと思うけど、ああいうガチャガチャっとした局面でマイボールに出来る能力って意外と大事だと個人的には思っていて、プレス耐性を不安視していた池田だったので何となく起こるべくして起こったなという感想。ちなみに今の大分でガチャガチャっとした局面で一番高い確率でマイボールに出来る選手は将輝だと思っていて、そういう観点からも先発メンバーの選考失敗だと思う。


野嶽投入後の意図もよく分からなかった。左サイドバックのような、ボランチのような立ち位置だったけど結局不発。ノムの起用法もそうだけど個人の技量に頼りすぎているところがネックなんじゃないかな。シーズンインから約半年。もう既に24試合消化してこの状態なのでここから劇的に攻撃力が上がることは考えにくい。つまりJ1でやっていく攻撃を構築することは難しいわけでこれからどうしていくんでしょうねえ。


西川幸之介は山形戦に続いて今シーズン2度目の絶望的なミス。やらかすタイミングがほとんど同じ。山形戦は5失点目、今日は3失点目。惨敗、完敗の最後を締めくくるチョンボ。試合を諦めて集中力を欠いていたんじゃないかと勘ぐりたくなるくらいに同じようなタイミングだ。幸之介には期待はしたいけど、まだ自軍のゴールマウスを託し続けるには甘い部分が多いと思う。テイシェイラはどうした、テイシェイラは。もう本当に哲平さんには外国人補強禁止令出したいくらいだ。ここ10年でエンリケ以外で成功した外国人選手いる?ペレイラだって1年目はほぼ不稼働で肝心の残留争いには全く貢献しなかったわけだし。狡猾な代理人にいいようにやられてるとしか思えないよ。


これだけの完敗だからいくら掘り下げてもネガティブなことしか出てこないので、ここからは現実逃避してポジティブに全振りだ。今日の結果をもって諦めなければいけないのは優勝であって、昇格プレーオフはもちろんのことまだ自動昇格だって十分に狙える。週末の清水にもおそらく勝てないとは思うけど、それでもシーズン早めに強豪との対戦を終らせているというのはシーズン終盤に地味に効いてくるはずだし前向きに捉えたい。1巡目のように強豪以外からはきっちりと勝ち点を取れるようなら何の問題もないわけで、ある程度割り切っていけばいいと思う。目安として7月の残り3試合(熊本、いわき、山形)で2勝出来るようなら大丈夫じゃないかな、知らんけど。
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やっぱり強かった磐田(23節磐田戦)

2023-07-02 23:36:30 | マッチレポート23'

すごく面白い試合だったと思う、ただ冷静になると専スタ補正がかかってたんじゃないかなとも思ってしまう。初めてヤマハスタジアムを訪れてからもうそろそろ20年くらいになるけど、昨日初めてメインスタンドに入った。ヤマハのゴール裏は2階席なので俯瞰はしやすいものの手前側が若干見にくいという難点がある。しかしメインスタンドはまあ見やすいこと、そして臨場感の素晴らしいこと。高さと近さのバランスが絶妙で、さらに最前列でも視界がほぼ100%確保されているのはもはやスタンドとして完璧なのではないだろうか。目の前で繰り広げられる松原后と上夷克典の1on1で対峙したのを見るだけで興奮してくるくらいだった。その興奮が試合を内容以上に良いものに捉えさせてしまった可能性は大いにあると思う。専スタと陸スタでは同じサッカーでも違う競技を見ているくらい違う。92年アジアカップのメインスタジアムだったビッグアーチも今シーズンでサンフレッチェ広島のホームスタジアムとしての役目を終える。02年W杯のスタジアムに取って代わる専用スタジアムの話がそろそろ出てきてもいい頃なんじゃないだろうか、いや出てきてほしい。


0トップの利点を活かしボールサイドに人数をかけることでボールを支配する大分。ただ裏返しとしてクロスの先に人がいないように見えた。一方で組織というよりは個の技術でビルドアップを成立させていく磐田。そんな構図だったと思う。どちらも一長一短でビルドアップに関してはどちらが良かったとも思わなかったけど、結局勝負どころでは個の力量に押し込まれるように大きなチャンスは磐田側ばかりだった。



プロ初ゴールおめでとう。サイドバックが本職の選手としてはプロデビューから5試合目での初ゴールは驚異的な早さだと思う。チームとして狙ったゴールとは言いづらいものがあるけど、松尾の良さが凝縮したようなゴールじゃないかな。今の松尾にはスペースが必要と何度か書いてきたけど、まさにその通りの松尾のスピードを活かすようなスペースへのパスが中川から出てきた。おそらく松尾のデータがそこまで入っていなかったであろう相手GKはクリアに行こうと飛び出したものの途中で間に合わないと判断してキャンセル。バタバタしている相手GKを尻目に冷静に蹴り込んだ松尾の技ありゴール。これを自信にしてほしいのと、プロ初ゴールと同時にプロ初フル出場も達成しているのがチームにとっては大きいね。



昨日の試合で松尾のサブとして予定していたのは野嶽だったと思われる。試合前のアップでスタメン選手がピッチを出ると野嶽がサイドに回り、伊佐へのクロス出し役となっていた。サブに堅心が入っていて、いざとなればデルランを最終ラインに入れて羽田を上げることも出来たことを考えると野嶽がサイドの選手としてサブ入りしていたと考えるのが自然だと思う。今シーズンはボランチとして出色のパフォーマンスを見せていたのに対し、本職と思われていたサイドではまだ真価を見せてもらえていないのでこの起用法がどうなのかまだ分からないけど、いずれにしても松尾がフルで行けるようならそんな心配もいらなくなる。離脱する選手よりも復帰してくる選手の方が多い現状、選手層については昨シーズン同様問題ないように思う。



伊佐も復帰。貴重な伊佐のキャプテンマーク姿。在籍10年、13番、キャプテンマーク、サポーターからの愛され方。大分を象徴するような選手になったと言っても過言ではないと思うよ。


先週の水曜日の磐田−甲府を観ていて、磐田はかなり強いなと思っていた。6月負けなしもそうだし、理不尽なスケジュールにもフィールドプレーヤー全取っ替えで対応して勝ち点を確保してしまうし、チームの状態は相当良いと見ていた。結局その水曜日からまたフィールドプレーヤー全取っ替えをされたため4月のホームゲームのようなラッキーな勝ち点をもらえなかった上に、残念だけど磐田の方がシンプルに強いという現状を突き付けられてしまったような感覚さえ持ってしまった。途中から出てきた古川陽介はスタメンだとあともう一歩が足りない印象だけどタフな試合の勝負どころで出てくるとその仕掛けの恐いこと恐いこと。何度悲鳴を上げそうになったことか。だからいまある勝ち点4差はないに等しいと思っておいた方がいいと思うし、ただそんな試合でも勝ち点を取れるのは今シーズンのチームの良いところだと思いたい(思うじゃなくて思いたい)。今シーズンはプレーオフからでも昇格の可能性がかなり高いことやなんだかんだでもう残り19試合しかないことを考えると、このまま泥臭く6位くらいに滑り込むイメージでもいいのかもしれないなと思い始めている。



後藤啓介が見たかった。出来れば目の前のゴール前で見たかったので先発で出てきてほしかった。





昨年8月のSBSカップの静岡県選抜で初めて見てからわずか1年たらず、プロデビューどころか序盤にJ2でゴール量産。ついにはエバートンやウエストハム、セビージャの獲得候補として名前が出てくるまでに一気に駆け上がってしまった。現状のプレーを見ているともっと冷静になれたらもっともっと恐くなると思うけど、そこはまだ高校生。その天井知らずのポテンシャルに蓋をするような賢さよりも伸びやかにやらせた方がいいんだろうなとも思う。この先の成長が楽しみな選手だ。



ジャーメイン良と新井は流通経済大の同期。もちろん新太も。





堅心が磐田のベンチに向かって駆け出して誰かに挨拶するのかなと見ていたら、その先に何と川口能活さん。ジュビロのコーチをしていたのを知らなかったのでちょっと驚いた。アンダー代表で面識があったんだろうね。



スタジアムの看板。静岡県西部とか長野県南部とか岐阜県東部あたりはこのなまりって感じだよね。



公式チケットで駐車場券を購入したらスタジアムまでの近道としてヤマハ発動機の本社敷地内を歩かせてくれた。これは社員用の二輪駐輪場なんだけど、さすがは輸送機器メーカーと思わせるくらいの収容台数で出勤時はけっこう壮観なんだろうなと想像した。良い標語ですね。



試合前はエコパのサブグラウンドで行われた東海学生サッカートーナメント(総理大臣杯東海地区予選)を観てきた。5月にリーグ戦を観に行った時には空振りに終ってしまったけど、今回は25年シーズン入団内定の中京大・有働夢叶くんをやっと見ることが出来た。




大海さんも観にきていて、前半は同じく中京大から入団内定の小酒井新大くんとしゃべりながら観戦していた。プレースタイルはアジリティで勝負するタイプかなと思う。この試合ではサイドハーフで先発していたけど、トップで使われた方が面白いかなと思った。左ひざをガッチリと固めたテーピングが気になった。どうかケガなく入団してきてほしいと思う。

試合は4ゴールで快勝、準決勝進出となった。東海の本選枠は2つだと思うのであと1つ勝てば総理大臣杯本選出場決定。今年の総理大臣杯は宮沢さんが監督を務める中央大、大分U-18の19年と20年シーズンのNo.10が在籍する立命館大、そして21年のNo.10が在籍する国士舘大が既に本選出場を決めていて大分トリニータ色が極めて濃い大会なので是非とも観にいきたい。しかし続々と出場校が決まりながら本選の日程も会場も全く発表にならないのはどういうことなんだろう。スタジアムの確保が難しいらしい関東開催は断念して、スタジアムの宝庫である関西開催で是非。全国大会を大学グラウンドでやるのだけはやめて差し上げて。


今日の試合でヴェルディが勝ったので、これで自動昇格圏からは脱落。まあ別に悲観することではないと思う。ただ難しい試合を2試合乗り越えた先にはもっと難しい試合がまた2試合。シーズン終盤に難しい試合を残しておかないためにいま大変なことをやっておこうくらいの気持ちで。食らいついて1つでも多く勝ち点を。
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2巡目の難しさ(22節千葉戦)

2023-06-25 23:32:33 | マッチレポート23'
どうとでも取れるような試合だったと思うけど、個人的には千葉の対策が見事にハマった印象で、今シーズンの対戦が2巡目に入った難しさをいきなり感じさせられるような試合だった。1巡目にホームで対戦した時は最後は宏矢の素晴らしいアシストに失点はしたものの危なげのない完勝だったけど、この試合はがっぷり四つやや劣勢くらいだったと思う。


試合の入りから千葉の守り方は完全にハマっていた。うちが0トップで来ることはおそらく100%に近いくらいの想定で千葉はスカウティングをしてきていたと思う。高さはないし、裏抜けもない、だから蹴らせたら絶対に回収出来るという圧力のかけ方でそこに迷いはないように見えた。実際に蹴るしかないシチュエーションに追い込まれた回数も多かったし、苦し紛れに繋いだ先で引っかけられて局面をひっくり返されたことも複数回あった。前半の30分頃から藤本がトップの位置に立つようになって少し変化を加えたことで前進出来る回数も増えてはきたけど、結局後半に入っても完全にはがせたというシーンは果たして何回あっただろうかというくらいだった。


試合前のGKのアップメニューが変わっていた。山形戦以来1ヶ月ぶりの現地観戦だったのでもしかするとこの試合よりも前から変わっていたかもしれないけど、これまではまずキャッチングの練習からしていたけど、岩瀬さんが加わってGKに戻ってきたボールを1タッチないしは2タッチで繋ぐというトレーニングからアップを始めていた。これはおそらくこれまで以上にビルドアップの質を上げていきたいという意図でそれにはビルドアップのスタートであるGKにより高い繋ぐ意識や視野を持ってもらいたいということじゃないかなと思いながら見ていた。実際に幸之介のトリテンインタビューを読むとそういった内容のコメントを残している。熊本対策に代表されるように高い位置からプレッシャーをかけてくる相手に対してはロングボールで対抗するということをこれまでもやってきたわけだけど、そういう相手と対戦しても繋ぐんだという意図がこの試合では表れていたと思うので、決してうまくいっていたとは思わないけど、方向性としては良いと感じた。





2つのPK。現地ではまず藤本の転び方が若干不自然だったのでラッキーなPKだと思っていた。だから被PKの時は「帳尻だろうしやむなし」と思っていた。ただ試合後に映像で見たらどちらもまあ妥当なジャッジだし、勝ち点1は内容なりの結果なのかなと思う。ノムが蹴る時は随分と間が長かったので嫌な予感がしたけど、ああやってしっかり蹴り込めばコースを読まれても入るという素晴らしいシュートだった。



千葉県凱旋その1。千葉県出身、高校キャリアを習志野高で過ごした池田廉にとってフクアリはきっと思い入れが深いだろうから先発は嬉しかったんじゃないかな。ただプレーに関してはプレス耐性に若干難ありなところを露呈してしまっていたので、そこは明確な改善ポイントだ。プレースピードが周りと違うのはストロングポイントにもなり得るからいいんだけど、今のところの池田廉からは良さとしては取れないかな。今のレギュラーは奪い取ったものではなく回ってきたもの。もっと明確な違いを見せてほしい。



千葉県凱旋その2。東京都出身ながらも高校キャリアを市立船橋で過ごした松尾勇佑にとっても選手権決勝等大事な試合を何度もここフクアリでやってきたんだろうね。この試合では松尾まで生きた形でボールが回ってくる回数が少なかったので不完全燃焼だったかな。今のところ松尾を活かすにはスペースが欲しいかな。ちなみにこの試合の前に同じ千葉県で開催されていたプレミアリーグEAST市立船橋−青森山田の試合を観てきた。先日同県ライバル流経柏を破ってインターハイ出場を決めた市立船橋はタフな青森山田との肉弾戦にも真っ向から応じた上でうまさも感じさせるとても良いチームだった。インターハイで良い結果を掴みそうだなと見ていた思った。松尾先輩も負けていられない。





今シーズン初めての生新太。





この切り返しが決まった時は21シーズン最終節柏戦でのゴールがよぎったんだけどな。徐々に出場時間を増やして次はスタメン復帰だ。フクアリの距離感で体感する新太のワクワクたまらんかった。



途中出場で新太がピッチに入るとすぐに手を軽く手を合わせた2人。短い時間ながらも何度もマッチアップする機会があった。1巡目の千葉との対戦の時にも書こうと思ったんだけど、新太とマッチアップすることがあったこの試合で書く方が結果的に良かったかなと。


2016年シーズン後期の関東大学リーグプログラム。11番が新太で17番が千葉の67日高大。部員が200名を超すスーパー大所帯の流通経済大サッカー部で1年からトップチームで活動していた新太に対して、4年生の序盤もJFLが主戦場の流経大ドラゴンズ(いわゆるBチーム)で活動していた日高。2016シーズンは流経大Aチームが大苦戦を強いられていたシーズン。リーグ戦も振るわず総理大臣杯も予選敗退していた記憶。戦力入れ替えとして夏頃にBチームから昇格してきた日高を初めて見た時の印象がとても強く、プレースタイルが本当に躍動感そのものだった。弾けるようなスピード感あふれるプレースタイルが不甲斐ないチームにまるで喝を入れているようだった。ただ日高はAチームでの活動期間が短かったからなのかプロ入りはならずHondaFCで大卒1年目をスタートさせる。そしてそこからいわきに移籍して4年目でJ3昇格→千葉移籍と大学時代と同じようにステップアップの段階を踏む日高にどこのチームに所属していようとも応援したくなるような気持ちがわいてくるし、是非ともJ1まで上り詰めてほしいと思う。


もちろん新井とも旧交を温める。



こちらは琉球繋がり。


今シーズンは内容なり(もしくはそれ以上)に勝ち点が取れているからこの順位を保てている。だからこの内容での勝ち点1に「取りこぼした」とも「もったいない」とも思わない。何だかフワフワしていていまいち芯を感じないところに不安はあるし、どっちに転がっていくか全く読めないチームだと思うわけだけど、もうこのチームの残す結果に一喜一憂しながら残り20試合(+α)を楽しむしかないなと改めて思い直した一戦だった。
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おかえり新太(21節岡山戦)

2023-06-18 00:01:19 | マッチレポート23'
復帰までもっとかかるかなと思っていた。8月頃に復帰してシーズン終盤の最後のエンジンとして大復活してくれたらぐらいに考えていたからまさか前半戦のうちに復帰してくれるとは嬉しい誤算。本人が発信してくれるトレーニング動画や練習見学された方の写真で新太の太ももの太さに一喜一憂する変態のような日々もこれでおしまい。くれぐれも無理せずに、でも大黒柱としての活躍を期待しちゃうよ。長く伸びた髪をアバウトにまとめた髪型で復帰するところが、いかにも山ごもりでの武者修行から帰ってきたサムライ感があって自己プロデュースも上手だなと。


前節に続いて粘り強い試合運びで勝ち点3をモノにした。ただ前節と同じように消化不良感がどうしても残ってしまうのはこういう勝ち方がおそらく狙った試合展開じゃないと思うから。前半のチャンスは11分の将輝のシュートと上夷の巻いたシュートの2つで、後半はシュート自体がわずかに3本。オウンゴールを誘った藤本のシュート、CKから奎汰の大フカシ、とあと1本は不明。0トップは中盤に人数を割いているので支配は出来るものの肝心のゴール前に迫る段階で迫力不足は否めない。新太やサムエルを投入してからが勝負だと言うのならそこからのシュートがあまりにも少ない。そもそも目指しているチームコンセプトはウノゼロとははるか遠くに位置しているものだったはずだし、ケガ人が多いからいまはなりふり構わず勝ち点3を優先しているというならそれも理解出来るけど、だからこその消化不良感。このままでいいとは思わない。


ただ一方で結果が先行してそのチームの色合いがあとから決まっていくこともあると思う。古い例で言えば、08シーズンのシャムスカ大分も決して最初からウノゼロがチームコンセプトだったわけじゃないと思う(詳細は昔すぎて覚えてないけど)。真夏の3連戦をウノゼロ3連勝をしてから「オレたちは守り抜いて勝ち点を拾うんだ」という意識統一を生み出し、そして固い守備でのナビスコ優勝へと繋がっていく。だからここからの数試合が今シーズンの流れを決める重要な局面になるんじゃないかなと思う。次節千葉戦はもうお得意様と言い切っていいくらい相性が良い相手なのに何だか少し不安に思ってしまうのは古参サポだけだろうか。ここを越えられれば大きなチャンス。その次の磐田はその3日前にリーグ戦を消化しなければならないというまさに「ルヴァンカップ」という名の罰ゲーム。これは昨シーズンの我々でさえ経験していないし、もっと言うと3ヶ月前に続いて2度目のボーナスチャンス。もう磐田側から「不公平だ」と言われたら、「その通りだ」と全力で賛成せざるを得ないくらいに不公平日程。実際に4月は動きの悪い磐田からきっちりと勝ち点3をいただいている。まあ不公平だろうが何だろうがここで勝ち点3を落とさなければ5連勝。5連勝出来るチームは昇格出来ると思うんだよ。手応えがなくても結果がチームを引っ張ってくれることもあると思うんだよ。そしてその次が町田戦。やっぱりここからの3試合で今シーズンの方向性は決まると思う。


実況の方が「せんば」と呼ぶたびに「仙波」よりも「センターバック」かなと思ってしまった今日の試合。その仙波はラストパスや持ち上がり等すごく良いセントラルミッドフィールダーだなと思うシーンが多かったわけだけど、一方で失点シーンでの軽いディフェンスを見るとやはりJ2だと一長一短の選手が多いなという納得感に繋がる。池田や堅心にも物足りない印象を持ってしまうんだけど、相手チームの選手を見て贅沢は言ってもキリがないなとも思う。11分の将輝の決定機に代表されるように0トップだとボランチのエリア内侵入があって初めて厚みのある攻撃が完結するので、将輝にも池田にも堅心にももっともっと前に顔を出してほしいと思う。


昨シーズン也真人にうまく使われ出して健太の良さが出てきたのと同じように、中川のスペースへのパスから松尾が敵陣深くまで侵入する形が何度かあって可能性を感じた。これで2試合連続先発出場、慣れと同時に自らの活かし方を試合の中で考えられているんじゃないかなと思う。「速い」「高い」「強い」はもうそれだけ武器。これらの武器はプロになった時点でもう先天性の武器であって、欲しがったとして誰もが身につけられるものじゃないからこそ最大限に活用してほしいと思う。速いは武器。


藤本一輝2試合連続決勝ゴール。試合後伊佐に「オウンゴール!!」といじられてたけど、あれは決めたもん勝ちよ。こぼれたとしても新太が詰めてたしね。得点シーンを除くと、この試合で最大の決定機だった11分の攻撃も藤本のターンから。あの位置でのターンからの抜け出しは山口戦でのファインゴールを思い出すわけだけど、ゴールを積み重ねて徐々に攻撃の核になりつつあると思う。4バック移行後の最大のメリットは奎汰と藤本を縦関係に並べられるようになったことかなと思う。藤本の破壊力の恩恵として奎汰の上がりも効果的に出せてるし、いま左の連携がすごく良い。あと今シーズン何度か触れてるけど、地味に藤本のディフェンスの質が上がっていることは見逃せない。昨シーズンあれだけ酷評したので良くなったものは良くなったと評価してあげないといけないよね。藤本はこれで5ゴールでチーム内得点王に。ただリーグ内順位だとやっと16位タイなので、何でチームが2位にいるのかよく分からんよ、ホント....





ピンクのデルラン、完全にフラム時代のバベルだわ。
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上がってんの?下がってんの?(20節群馬戦)

2023-06-12 00:44:41 | マッチレポート23'
ほんの1週間前。上位の甲府を破り2位に浮上するというこの上ない状況だったにも関わらず、1週間も経たないうちに天国から地獄へ突き落とされたかのごときチームの雰囲気。試合のことを書く前に触れなければいけないことが多すぎる。


まずは天皇杯ヴェルスパ戦の敗退。後付けでも何でもなく「ちゃんと」やらなければ負けることはチーム関係者も分かっていたはずだ。ここ数年のフットボール面でのヴェルスパの充実ぶりは結果を見るだけで分かるし、この試合にかけてくる思いも分かりやす過ぎるくらいに分かりやすかったはずだ。しかし真っ直ぐ勝負をしなかったうんこクラブである大分トリニータは自ら大分県No.1クラブの称号をヴェルスパへ譲ってしまった。これまで大分県唯一のプロフットボールクラブであったがゆえに様々な恩恵を受けてきたことは動かしがたい事実。その甘えから脱却する覚悟がまだ見えない中で自らその地位を捨てようとする行為に賢さは感じない。大分の誇りですらないクラブが九州の誇り?ふーん。


ただリーグ戦を優先したい気持ちは分からなくはない。出ずっぱりの主力選手を休めたい気持ちも理解出来る。だからこそリードを奪われた展開で焦って主力選手を出してしまい負傷させてしまうなど悪手に継ぐ悪手。前節の記事で茂平こそ前半戦のMVPと書いてからわずか3日でこの惨劇。「毎試合を引退試合だと思ってプレーしていたので悔いは全くありません」という茂平の真っ直ぐな言葉に救われたような気持ちにもなるけど、こんな辛いことないよ。


ユースは今年も九州予選を突破して見事クラ選本選の切符を摑み取った。先週熊本に負けてしまい、3位決定戦でも負ければ出場を逃してしまう大一番。トップチームの体たらくにより中心選手である松岡くんが出場することが出来ず、大変だったと思うけどよく勝ちきったと思う。今年は九州第4代表のため本選の組み分けも厳しいところに入る可能性が高いと思うけど、クラブ史上最高成績を収めた昨年を是非とも超えてほしい。


やっと本日の試合。試合が始まる前からこの試合の実況が原大悟さんと分かった時点でもう勝ったような気になってた。それくらいこの人との相性は良いと思う。個人集計なので漏れがもしかするとあるかもしれないけど、これで原大悟実況試合は負けなしの4連勝。結果だけでなく今日の試合のように内容も伴ってくるのが原大悟実況試合の歓迎すべき特徴だ。大分FCはシーズン終盤のホームゲームでここは絶対に勝ちたいというタイミングで原大悟さんをお呼び出来るように今から根回しをしておいてほしい。国賓級の待遇でもてなすべし。


なかなかこじ開けられなかったものの終始ペースを握り続け久しぶりに良い展開での勝利だったと思う。後半20分頃の選手交代をきっかけに群馬のプレッシャーラインが少し上がり流れが群馬に移りそうになったタイミングがあった。じれったい展開でもあったしこれはいつもの相手の戦術変更に対応出来ずにあっさりやられるパターンを覚悟しかけたけど、今日は何とか耐えた。得点シーンは池田→中川→ノムの2つの早い判断での縦パスが良かった。サムエルの投入でおそらく中川のポジショニングが少し下がったことであのスペースに入り込みやすくなったのかなと思うけど、その時間帯までこういう形が作れていなかったことを考えると0トップ気味のスタメン布陣にはやっぱり少し無理があったと思うよ。怪我人が多いと言われるけど、サムエルは出られる状態にあるにも関わらずそれでも先発に値しないという評価を受けていることの方が問題だと思うよ。伊佐も離脱してしまったかもしれないこの状況においてサムエルが頑張ってくれる以外に誰がやってくれんのよ。サムエル先発させるよりも0トップを選択されるこの状況は屈辱と思ってくれていいと思うぞ。このままロマン枠の選手で終ってくれるな。


この試合でMOMを選ぶなら上夷。決勝点のナイスクロスはもちろん、ソリッドな守備が抜群だった。試合が始まるまで知らなかったけど、群馬のストロングポイントは完全に左からのサイド攻撃だった。浦和ユース出身の左サイド・山中にボールを集めたい意図が手にとるように分かった。その山中に決定的な仕事をさせなかっただけでも良い仕事だったけど、山中に代わって入ってきた岩元ルナも縦へのスピードがめちゃくちゃ速くて解説の名良橋さんの言葉を借りれば「勘弁してよ」レベルの仕事量だったと思う。集中力を切らさずそれを完遂した上夷がこの試合のMOMだ。


CKの数が18本。なかなかこれだけCKを獲得出来る試合もないと思うから何とか1本は決めたかった。それにしても空中戦で勝ちまくる安藤の高さはやはり相手チームからすると脅威。次節の対戦相手である岡山はこの試合を観て最大級の警戒で安藤をケアしてくると思うけど、それを見越して安藤をデコイに走らせるようなしたたかな準備をしてくれることを期待しています。


自分が何者でどんなことが出来るのかをまずは松尾がこの試合で見せてくれた。31分に見せた前にボールを預けて中に入っていきながらリターンをもらってペナ侵入という流れがおそらく松尾が一番得意にしている形だと思う。素走りが速いので何となく縦にぶっちぎってほしいと思ってしまうわけだけど、昨シーズン関西学生リーグで何試合も松尾の試合を観たけど、このパターンが最もゴールに迫れていたし、何ならシュートを打てずにそのままドリブルで逆サイドまで流れていってしまうなんてこともあった。茂平が抜けたポジションへまず一番最初に名乗りを上げたのは松尾。チャンスはあるはずだから、ここからの成長曲線に期待したい。


次節で早くも1巡目の対戦が終了。少なくともPOホーム開催順位以上での折り返しが決まったので、昨年のフィニッシュ順位よりも改善したこととなる。ただ何だろうな、このスッキリとしないモヤモヤとした気持ちは。喜ぶべき好位置での折り返しにも関わらず手放しでは喜んじゃいけないんじゃないのかという疑心暗鬼感。まあ分かってんだよ、漠然とは。J1昇格に値するサッカーが今の時点では出来ていないことは認めたくないけど分かってんの。だからこそ改善しながら渋とく勝ち点を拾い続けていくしか道はないんだよ。


上がってんの?下がってんの?上がってくしかねーだろ。
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都合のいい男・茂平(19節甲府戦)

2023-06-04 23:12:29 | マッチレポート23'
内容に見るべきところはなくこの勝利をきっかけに浮上してきそうだという期待感もないわけだけど、自分たちより上位の甲府に勝ち、そして2位に浮上したことを考えればとにかく勝ち点3を喜んでいればいいのかなと思う。終盤にまともにパワープレーすら出来ない甲府を見ていて「え、これで3位なの?」と思ったけど、似たようなことは我々も思われてるんだろうし、今シーズンのJ2の上位レベルが何となく分かってきたところでとにかく我慢強く勝ち点を取ることに集中だと思った。パッとしない上位陣を見て、「間に合ったかも」と一番安心してるのは山形かもしれないね。


大分トリニータにとって「元祖・都合のいい男」といえばジョンハンだと思うけど、今日の試合で右SH→左SB→左WBと選手交代の度にポジションチェンジを繰り返す茂平を見て、この男こそ「シン・都合のいい男」だなと思った。チームはこういう選手が1人いてくれると本当に助かる。秋田戦でも一人キレの良い動きを見せていて古巣戦補正なのかなと思っていたけど、球際の力強さや正確な判断からの鋭い動きだしなど今日も素晴らしい働きだった。ノムのキレが明らかに落ちてきていて、野嶽も離脱した現在、開幕からずっと精力的に動き回っている茂平が前半戦MVPかもしれないね。


続々と新戦力がお披露目。プロデビューの松尾勇佑、そして大分デビューの池田廉。まだ出場時間の短い優成も含めて今日は突き上げを期待したけど、試合展開も難しいものだったしアピールに成功したと言える選手はいなかった。長崎戦に出場した丈晟も含めてこの辺りの選手が頑張らないとチーム力は上がっていかないし、そもそも目の前の課題として3日後の天皇杯ヴェルスパ戦が危ない気がして仕方ない。ヴェルスパはおそらくスーパーフルマックスのモチベーションで臨んでくるだろうし、一昨年はベスト16進出という実績もあるクラブで天皇杯の戦い方もよく知っている。その4日後のアウェイ群馬戦にメンバーを回したい気持ちも分かるけど、ヴェルスパと戦うことはただの都道府県代表と戦うのとはわけが違う。言い訳前提のスカした戦い方だけはしてほしくない。


話を今日の試合に戻して、果たして4-4-2(もしくは4-2-3-1)は機能しているのだろうか。この試合で3試合連続4バックスタートとなったわけだけど、3試合でゴールは3つ。流れの中からのゴールは1つでそれも相手が数的不利の状態に奪ったもの。あとの2つは相手からのプレゼントゴールとCKから。秋田戦はコンディションの問題もあったので参考外かもしれないけど、今のところ点が取れそうな布陣にはどうしても思えない。まず漠然と感じるのは誰に(もしくはどのポジションの選手に)点を取らせることを想定しているのだろうか。前の選手の数がシンプルに少なく感じるので攻撃に厚みを感じない。今日の試合で言えばせっかくノムをボランチに入れたんだからもっと10番的な立ち振る舞いで攻撃に絡んでほしかったけど、思っていたよりも後ろに位置していたから伊佐と中川の後ろのスカスカ感がどうしても気になってしまった。中川の落としにノムが突っ込んでくる10分の攻撃が唯一良かったと思うけど、アレを枠内に仕留め切れないところにノムのキレが落ちてきていることを感じてしまう。也真人はどうした、新太はまだか。かと言って3バックスタートが機能していたかと言えばそれも疑問なわけで、最適解を探す旅はまだ始まったばかりなのかもしれないね。


試合後のラインダンスを見ていてテイシェイラの腕の長さに釘付けになった。おそらく水曜日の天皇杯で大分デビューになると思うけど、どんなプレーをするのか生で見てみたかったな。あと今日の入場者数が7,746人と週末のホームゲームとしては今シーズン最低を更新してしまった。リーグ2位とは言え、試合内容が面白くないとこんなにもダイレクトに客足に響くものなんだろうか。ちょっと気になりますな。
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いまやれることをやっただけ(18節秋田戦)

2023-05-28 22:29:06 | マッチレポート23'
キックオフからわずか数秒。最初にボールが着地した際に飛び散った水しぶきを見て、今日はもうそういうサッカーをするしかないなと悟ったのでやれることをやって勝ち点1を取った。それ以上でもないし、それ以下でもない。


押し込まれているわけでもないし、戦術で上回られているわけでもないのに、なぜか秋田にばかり決定機がやってくる。西川幸之介の好セーブで何とか耐え続けたものの、やはりこういうスタイルのサッカーに対しては秋田に一日の長があるということなんだろうね。ボランチが野嶽ではなく将輝&堅心、トップが伊佐ではなくサムエル、この辺りがこの試合だけのために備えた選手起用だったんだろうと思う。やれることは限られていたし、事故が起きそうな状況はたくさんあったけどセーフティファーストで最低限の我慢は出来ていたと思う。いやしかし試合を観たまんま以外に本当に何もないから、書くことが何もない。


これで5位に後退。勝っている時も「すごく良いチームだ」とか「すごく強いチームだ」とは全く思わなかったので、適性順位に近づいてきたかなという印象。得失点差で23点も差のある清水に抜かれるのはおそらく時間の問題だし、その下からも磐田、仙台、岡山と実力派が勝ち点を伸ばし始めているので、しばらくは下を見ながらシーズンを進めることになりそうだ。


「暑かったから大敗しても仕方ない」「相手の人数が減って何かいつもと勝手が違ったから勝てなくても仕方ない」「雨が降ったから勝てなくても仕方ない」。こうやってあの0-5の試合への明確な回答はないままになし崩しにシーズンは進んでいくのだろうか。「上位のチームがこんな試合をしてちゃいけない」。は?0-5の試合なんて首位だろうが、最下位だろうがしちゃいけないんだよ。


次節は甘っちょろいことを言っている間に抜かされてしまった甲府が相手というのはちょうど良いタイミングかもしれないね。次はどんな言い訳で勝ち点を落とすのか、それともやっと0-5に対しての回答をいただけるのか。ずっと楽しみに待ち続けている。
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追試不合格(17節長崎戦)

2023-05-21 23:55:20 | マッチレポート23'
この試合を単体で評価したとしても勝ち点1の試合としては限りなく最低評価に近いものになるわけだけど、この試合は山形戦からのセットで評価したいと思っていたからなおのこと残念としか言いようがない。4日前に遡って「あんなクソ試合見せやがって」と悪態をついてやりたい気持ちだ。


結局のところさほどメンバーを代えずに、また試合終盤に力技で押し込まれる始末。主力組が疲弊しているのかもしれないし、どうせメンバー代わんないしってことでチーム全体に危機感が醸成されないのかもしれないし、本当のところは何が原因なのかは分からないけど3連戦で勝ち点わずかに2であっという間に町田は全く手の届かない存在になってしまった。


勝っている時だけ雰囲気の良い仲良しクラブなんじゃないかという疑念がどうしても晴れないわけだけど、まあここは早急に結論を出さずにじっくりと見ていきたい。ただもう1年くらい前にノムがチームの内情について赤裸々に語って以降も大きく変わりそうな感じはないし、成績も大して変わらない。じゃあ誰がこのチームを引っ張るのだろうかという思いはずっとある。2016年も2018年も分かりやすくチームを引っ張れるリーダーがいた。今シーズンはどうだろうか。


この試合に光を見出すとすればやはり佐藤丈晟。リーグ戦デビューということにも気後れすることなく2度のシュートチャンスに絡んだ。どちらも他の選択肢がありながらシュートを選択した。その姿勢を評価したいし、試合に出ていない選手たちにこういうメンタリティでチームを突き上げてほしいと願う。


ぬるい。あの山形戦を受けての試合がこれなんだとすればこのチームはぬるい。この一言に尽きる。次節からの劇的良化を望みます。劇的じゃないともう間に合わないよ。
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全員赤点、全員追試(16節山形戦)

2023-05-17 23:42:40 | マッチレポート23'
まあ色々と言いたいことはあるけどこういう試合もたまにはあるし切り替えるしかないんだけど、今日は試合に関わった人(選手だけじゃなく)は誰一人として及第点が与えられるレベルじゃなかったから次の長崎戦が追試みたいなもんだ。そこでこの試合の分まで含めて返してよ。期待してる。



試合前から懸念していたようにやっぱり山形との相性は悪いなと思う。監督も代わっているしおそらく雰囲気なもんなんだろうけど、この大敗、惨敗が山形戦だったのは何となく納得してしまうところがある。そうは言っても今シーズンももう1試合は少なくとも対戦があるので悠長なことも言っていられない。やられっぱなしじゃなく対策していかないと。


戦術面で負けた、気持ちの面で負けた、フィジカル面で負けた。あらゆる局面で負け続けての惨敗。どこから手をつけていいのか分からないくらいの惨状なわけだけど、次節まで時間はない。ただ一つ気になるのは、もう試合途中で選手たちの表情から覇気が消え去っていたこと。個人的にはこれが単なる疲労からきているのではなくて、無力感からきているんじゃないかなと思いながら見ていた。こんな最低な試合なので個で悪いところをあげつらっても仕方ないとは思うけど、そんな中でも保田堅心の低調っぷりは特にひどかった。先制点や4失点目の時の迷子っぷりはもう調子が悪いとかそういうレベルじゃなかったと思う。おそらくどうしていいか分からない、そういうことなんじゃないかと思う。何度か「あ、こりゃ今日はダメだ」と思ったのが、前線からプレスをかけた際に相手GKがロブ気味に蹴り出して「ハイ、回収出来たー」ってところで下がってきた相手FWが堅心の脇のスペースで楽々と収めてしまうことが何度かあった。これすごく嫌な記憶なんだけど、去年の新潟戦で嫌ってくらいにやられたシーンが思い出されて絶望的な気持ちになった。突撃ハイプレスは理詰めで分析出来そうな指揮官には通用しないんだよね。スカウティングにもなかったし、自分で考えても分からないし、でもスコアはどんどん離されていくし、もう無力感でいっぱいだったんじゃないかなと思いながら見ていた。戦術的に1年前からさほど進化していないことを考えると、このダメージからのリカバリーで最優先にすべきはメンタル面のリカバリーなのかもしれないね。


気温30℃で試合をやることには日本で育ったプロサッカー選手だから慣れてはいるんだろうけど、5月17日の30℃というところが暑熱順化の面でキツかったんじゃないかなと思う。ただ先発メンバーを決める人が前節から2人しか変更せず、かつ試合後のコメントで「気温は関係ない」と言い切っているんだろうから、関係なかったんでしょう。気温と疲労に敗因を求めた方が観ている側はずっと納得感あるけど...


この試合の前まで山形は自動降格圏と勝ち点差なしの20位で、ここまで山形と対戦した15クラブ全てが山形から得点してきたということは紛れもない事実なので、5点取られた上に1点も取れなかった、さらに言うと惜しいシーンもさほどなかったという現実はけっこう重いと思うよ。





新井栄聡を生で初めて見た。次節も高木が戻ってこられないようなら次節は新井が使われると思うし、そうでなければいけないと思う。2失点目、目の前にきたボールをキャッチすることも弾き出すことも出来ずに目の前の選手に押し込まれる。3失点目、クロスを予測して先に動いてニアを開けてしまいそこを打ち抜かれる。5失点目、論外。これで先発が代わらないなら、先発を決めている基準て何?







久しぶりに見るごっちゃんのプレーぶりをもう少しゆっくりと見たかったけど、もう出てきた時にはそれどころじゃなかったもんな。



将輝が高校2年生になった頃に伸太郎に似てきたなって思ったことがあったんだけど、いま見るとどうかな。似てなくもないけど。伸太郎は先制点時のこぼれ球を拾ったシーンは敵ながら素晴らしい動きだなと思ったよ。相変わらず良い選手。ずっと良い選手。



ここは明治大の同期。当時は小野がNo.10でまさに10番的にピッチ中央で試合を動かし、上夷は最終ラインの真ん中にいた。あれから数年お互いにサイドに主戦場を移し今日は2度ほどマッチアップする機会があった。



誰が使い始めたのか知らないけど、自分は小野は絶対に真ん中で使うべきという思いがあって、それはこのシュートが忘れられないから。これを西が丘で生で見て本当に度肝を抜かれた。能力の高い選手だからサイドバックでも高いレベルでやれてしまうんだろうけど、ちょっともったいない気がする。



小野雅史は山形に、松崎快は浦和に、小柏剛は札幌に。素晴らしいアカデミーを持ちながら優秀な選手をことごとく他クラブに強奪されてしまうところに大宮が現在J2最下位である低迷っぷりが表れているような気がする。





今日の試合は平日の13時30分キックオフということで参戦しているサポーターは社会不適合者なのではと言われていたけど、自分は前泊で1泊2日の遠征だったけど有給休暇を1日も使わずに今回参戦した。いまの職場が火、水と連休だったために奇跡みたいな巡り合わせで2日間まるっと山形を堪能した。もし通常の夜キックオフの日程だったら最低でも1日は有給休暇を取らなければならなかったので、今シーズンの日程が発表された時点で最も興奮した日程がこの山形戦だった。




前日は蔵王のお釜を見て、ニッカの宮城峡蒸留所も行った。どちらも仙台遠征とか山形遠征の度に候補としてあげ続けていたんだけど、アクセスの困難さからこれまでずっと先送りにしていたんだけど、今回どちらも一気に行くことが出来てさらにどちらも最高に素晴らしいところだった。もう色々なところに遠征するのも20年くらいになるわけだけど、個人的な感覚で前泊の前日観光が楽しい時は大体試合結果がついてこない印象なんだよね。今回も試合結果を除けば(一番除いちゃいかんが)最高の遠征だった。









長崎戦は全員追試。この試合の敗因が本当はどこにあったのか、そして誰がこの敗戦に責任を感じ誰がこの試合を捨てていたのか、そんなところが見えてくるかもしれないね。惨敗した直後だからこその注目点があると思う。長崎戦が楽しみだ。
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ともに決定打を欠く一戦(15節熊本戦)

2023-05-14 23:21:31 | マッチレポート23'
昨シーズンのプレーオフ以来の対戦となった熊本。またも決着つかず。


まずこの試合で結果を置いといて好感が持てたのは必要以上の熊本対策で臨まなかったこと。前節でも書いたけど、まだ今は地力のブラッシュアップを優先するべき時期。目の前の勝ち点1が大切なのは当然なんだけど、それで目指しているサッカーを置いてきぼりにしてしまっては例え目標達成出来て来季めでたくJ1で戦えることになったとしてもあっさりと降格することは目に見えている。勝ちたかった、3連勝したかったけど、語弊があるかもしれないけど「ちゃんと」試合して勝ち点を取ったことは評価出来ると思う。昨シーズンのアウェイゲームとプレーオフはともにゴリゴリの熊本対策だった。そして小出がミスをするまではそれはずっとうまく進んでいた。だからその(ほぼ)成功体験をもとにこの試合でもそういうやり方を採用しても不思議ではないなと思っていたから、少し驚きもあったし、何とかこれがチーム力の向上に繋がってくれればと願う。


細かいところに目を向けると藤本、伊佐、将輝の3つの決定機のうちどれか1つを前半のうちに決めておきたかったね。特に藤本のは決まっていればベストゴールへのノミネート間違いなしの3人抜き。シュートもミスでないだけに決めきりたかった。ちなみ個人的にここまでのシーズンでのベストゴールは山口戦の藤本のドリブルゴール。ここからは昨シーズンの健太と比較されることが多くなってくると思うし、より高い期待がかけられてくると思うけど、ここまで十分によくやっていると思うので、藤本には自信を持ってほしい。昨シーズンあれだけ大分サポーターに頭を抱えさせた守備も、密かに(あまり言及されなくなったという意味で)劇的によくなっている。そして武器である攻撃にもさらに磨きがかかっている。昨シーズンの今ごろの健太は完全に良くも悪くも藤本の日陰に入っていて、数ヶ月後にマリノスに移籍するなんて誰も思っていなかったと思う。ただ特にクロスの部分で健太が努力をしているんだろうなというのは手に取るように分かったし、藤本もここからが勝負だ。さみしいけど、シーズンオフにJ1に強奪されてしまうくらいの活躍をしてほしいと心の底から思っている。絶対やれる。


入団からしばらくはあまり良い印象を持てなかった中川。チーム全体が悪かったから当然だったのかもしれないけど、彼の印象が完全に覆ったのは他でもないプレーオフ熊本戦。前プレの代名詞といえばやはり伊佐になると思うけど、あの試合は中川もすごかった。間合いを詰める、パスコースを消すだけじゃなくちゃんとボールを奪いきりにいく姿勢がすごく良い。そして実際にボールに触って何かを起こしてくる。今シーズンは序盤は司にポジションを明け渡したものの、文字通りぶっ倒れるまでフルパワーで走りきる中川の良いところがどんどん出始めてきている。それがここまでチーム最多の4ゴールという結果にも結びついていると思う。この試合唯一の失点のきっかけになってしまったりとまだまだ改善の余地は当然あるわけだけど、走れる中川は見ていてシンプルに気持ち良い。


痩せたぜ、サムエル。古くは松坂大輔、サッカーなら大前元紀とシーズンオフにどうしたって太ってしまうアスリートというのはいるわけでもうサムエルもそういうもんだと割り切ろうぜ。痩せたとたんに見違えるようにボールも収まるようになるサムエル。わずか10分だったけど、ここからのサムエルに期待したくなってしまうような10分間だった。今の大分の弱点は最初に自分たちで描き始めたストーリー以外では勝ち筋を見出せないこと。例外は開幕の徳島戦くらいなもので、今は強引に自分たちのストーリーを描ききってしまう強さがあるから隠れてはいるものの、ちょっと相手チームから筋書きを変えられてしまうと途端にアドリブが効かなくなる。上位でシーズンが進めば予想外の書き換えられ方をすることが当然増えてくるわけでいつまでも一本調子で結果がついてくるほど甘いリーグではない。だからこそ書き換えられたストーリーをもう一度上書きし返すことの出来るサムエルの存在にはとんでもなく期待している。


対戦相手の熊本。昨シーズンの躍動は見事だったものの一転してオフシーズンでは地獄を味わった。菅田、河原、高橋利樹の背骨を完全に粉砕されただけでも大ダメージなのにさらに坂本、杉山という両方の翼までもがれてしまった。予想された主力の流出のうちただの1人も留められなかったことは熊本のクラブとしての今後の課題なんだろうね。ただ移籍による経済的な上積みは確実にあったようで、昨シーズンは黒字だったというニュースを見た。この部分のバランスをどこまでいっても難しいわけで熊本も大木さんのチームがうまく回っている間がクラブとして一歩前進する良いタイミングなんだろうね。抜けた穴の部分には石川大地や大本という岐阜時代に大木さんのサッカーを経験している選手を的確に補強し、メンバーがガラッと変わった割には序盤からそこそこやれているのはさすがの一言。


その石川大地。大学の頃は10番的な立ち回りの選手だった印象だけど、求められれば9番の仕事もやってのけてしまうのは見事としか言いようがない。この写真は2017年のデンソーチャレンジカップ。岩武、三笘、旗手あたりが全日本で、坂、新太、守田あたりが関東Aに選出される中、石川大地は関東Bでまだ知る人ぞ知るレベルの選手だった。岐阜→鳥取→熊本と少し遠回りをしたものの現在J2得点ランキング3位タイ。素晴らしいね。ちなみにこのデンチャレでの石川大地は抜群で、自分はこの試合で完全に石川大地の存在を覚えた。62分の収め方とかかなり好き。



昨日は先日2025シーズンの加入内定が発表された中京大の有働夢叶くんが見てみたくて愛知県三好市の東海学園大グラウンドまで東海学生リーグを観に行った。東海学生リーグを観るのは人生で初めて。有働くんはサブメンバー入りしていたものの、結局出場機会はなく残念ながらその勇姿を見ることは出来なかった。先週の天皇杯予選は出ていたものの、リーグ戦前節もメンバー外だったのでもしかするとどこか調子が悪いのかもしれないね。




おそらくこの中にいると思うんだけど、何しろ実物を見たことがないうえに、暗い大学グラウンドでの16時30分キックオフの試合だと見分けがつかず。







お目当ての有働くんが見られずに残念と思いつつも思いがけない発見も。2018年の帯広でのクラ選で良い選手だなと思ってこのブログにも書いた武藤寛くんが中京大にいた。中学年代はフェルボール愛知に所属していてそこから市立船橋に進んだところまでは把握していたけど、何しろコロナでその後は分からなくなっていたわけだけど、こんなところでまた見られるとはずっと育成年代を追いかけているとこんな面白いこともあるもんだなと実感。武藤くんは試合途中にサイドからトップ下にポジション変更し試合を決定づける3点目を決めた。



それと9永田貫太(鵬学園 4年)の先制点すごかった。スペースへの飛び出し、完璧な切り返し、ファーのサイドネットに巻き気味に突き刺したシュート。一つのミスもないパーフェクトなゴール。


もう3日後にはアウェイ山形戦。今シーズンここまで前の試合から5日以上のインターバルがない試合での結果は3勝1敗と上々の結果。まだ短いインターバルでの試合が4試合も残っているのでうまく立ち回りたいところだ。昨シーズン一番やりにくかった相手は山形だったと思う。プレーオフで熊本に勝っても山形が勝ち上がってきたらほぼほぼノーチャンスだなと思っていたくらいだ。ただ今シーズンの山形はずっとうまくいっておらず、監督交代という劇薬投入済みにも関わらず自動降格圏と勝ち点差なしという惨状。前節の東北ダービー仙台戦でもこれ以上ないダメージの残る負け方をしているので、この流れに乗って昨シーズンの嫌な感触を忘れてしまうような快勝を期待したい。
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シーソーゲームを制す(14節金沢戦)

2023-05-08 00:06:00 | マッチレポート23'
行ったり来たりで合計7ゴール。あんまり馬鹿試合をやらないチームなのでこんなにゴールが入るのは珍しい。内容はほめられたもんではないと思うけど、連戦の最後であることを考えれば勝つことだけが唯一のターゲット。これでいいんじゃないでしょうか。


内容がほめられたもんじゃないのは、3点目も4点目もほとんどプレゼントゴール。特に決勝点となった4点目の金沢4井上竜太は引っかけられる場所も絶望的だし、取り返しに行った競り合いでも遅れてて伊佐にファールしてるしでちょっとJ2レベルは難しいんじゃないかと思ったくらいだった。ただその後注意して見てたらめちゃくちゃ鋭い縦パス入れてて「なるほど諸刃の剣か」と少し納得。この井上竜太に象徴されるように金沢はパスのアイデアや質が素晴らしくてずっとまた追いつかれるんじゃないかと思ってたくらい攻撃が素晴らしい反面、「まあ、追いつかれてもまた取れそうだ」と思っていたのも事実。金沢ってこんなチームだったっけ?


昨シーズンの対戦で嫌な選手だという印象が強く残った林誠道はやっぱり良い選手だったね。スピードも強さもあって万能型の良いフォワードだ。終盤に金沢は2トップを両方代えたけど、林を残されてジェフェルソン・バイアーノと組まれた方が嫌だったから助かった。大谷駿斗は爆速スプリントが魅力なだけに大分が引き始めていたあの時間帯からの投入ではやれる仕事は限られると思うよ。


今日の試合を観ていても今シーズンのJ2の中で地力が上位にあることは間違いない。今日の金沢のように対策を立ててきても不十分なら破れる力やアイデアはある。真っ正面からやり合ってくれる相手ならそこそこのペースで勝ち点が詰めそうだ。2周目に入ってきてから、そこそこの順位にいれば当然のように中途半端じゃない対策を立てられるわけでそこを破れるか。まだ小手先よりも地力をブラッシュアップする方が大事な時期。今日は大味ではあったものの、戦い方としては良かったんじゃないだろうか。
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好ゲームで連敗ストップ(13節藤枝戦)

2023-05-03 23:36:53 | マッチレポート23'
開幕から藤枝の試合は何試合か観ていて非常に好印象を持っていた。やはり昇格してすぐに上のディヴィジョンでも通用するチームはこういう芯の通ったチームだよなと思っていた。正直に言ってボール保持の部分では大分よりも上だと思っていたので今日は相当苦しい戦いになるんじゃないかと思っていた。しかし蓋を開けてみれば保持で上回り、終始試合の主導権も握り、スコア経過も申し分なく会心の好ゲームだった。


まずは攻撃時に野嶽と堅心のダブルボランチが明確に縦関係になり仙台戦に引き続き堅心がアンカーに位置に立った。その堅心が今日は素晴らしかった。間違いなくデビュー以来最高のパフォーマンス。受ける、さばく、はがすとアンカーに求められる仕事を次々に高レベルでこなしていた。仕上げは2点目の起点となる大きなサイドチェンジのパス。ピタッと奎汰に通した。藤枝も決してケアしていなかったわけじゃないから厳しいプレッシャーもあったけど、よく耐えたしかいくぐった。仙台戦が将輝&堅心、藤枝戦が野嶽&堅心、そしておそらく週末の金沢戦は野嶽&将輝。さあ、ハイレベルのポジション争いが始まったよ。こうでなくっちゃ。


モリシや実況の方が先制点について何度か「決めるべき人」という表現をしていたけど個人的には少し違和感があって大分トリニータにとって伊佐は「決めるべき人」なのだろうかと。モリシは当時の大分トリニータにとって間違いなく「決めるべき人」だった。でも伊佐は違うように思う。今日も伊佐を評価したいポイントはゴールを決めたことよりも、その攻撃権が大分に移ることになったゴールの2分ほど前の大分ベンチ前でのキープを大いに評価したい。その直前かなり深くまで押し込まれて藤本の蹴り出したボールはほとんどクリアに近く狙いはなかったと思う。普通であればそのまま相手DFに回収され波状攻撃に晒されていたと思う。でも伊佐はそのDFの死角から鋭く飛び込みボールを確保すると体を張ってファールをもらった。捨てたボールがフリーの状態でマイボールになること、こんなにも有難いことはないと思うんだよ。伊佐が10年の間、ずっと大分トリニータで「必要な人」であり続けたのはゴールを決めることだけではなく、こういうところだと思うんだよ。だからポジティブな意味合いで伊佐は大分トリニータにとって「決めるべき人」ではないと思うんだよ。

でも、モリシの解説素晴らしかったよ。藤枝に強くなってほしい、きっとなれるんだからという思いが厳しめの解説からにじみ出ていたのがすごく良かった。

2点目は本当に素晴らしかったな。いわゆる強豪クラブが決めるダメ押しゴールそのもの。堅心の大きな展開のパスで相手の陣形をバラけさせスペースを作る、前半から藤本が散々仕掛け続けた縦のエリアに今度はノムが走り込んでパスで侵入する、あわてた藤枝のペナルティエリア内は完全に混乱、3列目からエリア内に飛び込んでくる将輝を捕まえられる選手は誰一人としていない。完璧だよ、完璧。誰が良かったとかじゃなくてチームとして完璧。


モリシが何度も雑だと言っていた藤枝のプレーは確かに自分にもこれまで観てきた試合ほどの躍動感や連動性はなかったように見えた。気温も暑そうだったし、大分よりも1日短かった試合間隔が少し響いていたかなと思う。印象に残った選手はFWらしいギラギラした雰囲気を漂わせていた渡邉りょう。産業能率大から沼津に加入、昨シーズン藤枝に移籍した大卒5年目のアタッカー。




彼は大分U-18OBの浅原直弥くん(智輝の代)と同期だったので2年生の時に産能大グラウンドで見たことがある。沼津のスカウトがすごいなと思うのは確か彼が3年生までは産能大はずっと神奈川県リーグ所属で関東大学リーグに昇格出来たのって最後の年だけだったはずなんだよね。そこからよく引っ張ってきたと思うよ。この試合も確かお互い全勝同士の関東学院大戦で大事な決勝ゴールを決めていた(抱きついている37番が浅原くん)。初のJ2挑戦でここまで13試合で9ゴールは見事。


冒頭にも書いた通り、3連敗の状態で当たる藤枝は正直かなり恐かったのでこの連敗ストップはマジでデカいよ。現状でレギュラーが保証されるレベルのプレーが出来ている選手が誰一人としていないということが分かったのがこの連敗の最大の収穫じゃないだろうか。今のままでは絶対に昇格は出来ない。ここから選手の切磋琢磨とともにチーム力が向上していかなければ昇格は遠い夢。さあ、誰が突き抜けるか。
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