Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

完敗(27節いわき戦)

2023-07-22 23:22:31 | マッチレポート23'
こういう試合をされると先週の熊本がやっぱり疲れてただけなんじゃないかと疑いたくなっちゃうからもっとシャキッとした試合をしてほしかった。


シーズン前に筋肉ムキムキのいわきFCとはこういうチームなんじゃないだろうかという想像そのまんまのような試合をされた。シーズン序盤はそのフィジカルの強さという良さを出す前に組織力で上回られて降格候補筆頭のようなシーズンを過ごしていたけど、監督交代から劇的に良化。戦い方が整理されたのか迷うことなくフィジカル勝負に持ち込んで試合の主導権を持っていかれてしまった。


ただちょっと気になるのは試合中に全くいわきの戦い方に対応出来なかった我が軍の引き出しの少なさ。もちろん精神論として球際で負けんなとは言いたいところだけどそこは相手の土俵なわけでわざわざ合わせる必要はない。実際にアウェイゲームではそういう戦い方に持ち込ませずに勝ったわけだから。一番気になったのは熊本戦に引き続きドカンドカン蹴っ飛ばしまくっていたこと。熊本にはパスワークによるビルドアップでは太刀打ち出来ないからサムエルを使ってその過程をすっ飛ばすというのは戦い方としては理解出来る。なぜいわき対しても同じ戦い方に固執したのか。何となく思ったのは、サムエルの起用とデルランの起用がセットなような気がするんだよ。サムエルの強さとキープ力を使いたいが先にあるんじゃなくて、ビルドアップが得意ではないデルランを使わざるを得ないのでその蹴っ飛ばした先でサムエルに頑張ってもらうしかないという消極的な選手起用に思えて仕方ない。ただそれを差し引いてももはやパスワークでもいわきの方が洗練されていた印象なのでもう完敗以外の言葉でこの試合を表現するのは無理。


いわきはここから良くなっていきそうな雰囲気。嵯峨理久や山下優人ともともとタレントは揃っている印象だし。先制点を決めた山口大輝は先日のU-17アジアカップでも大活躍だった山口豪太(昌平)の兄。


本人も流経大時代は宮本優太、菊地泰智、満田誠、伊藤敦樹、安居海渡等のそうそうたるメンバーがいたチームでNo.10だったからね。野嶽が手を焼きまくった加瀬直輝もウインガ−として存在感抜群。戦い方が整理されてきてまだまだ勝ち点取っていきそうだ。他の昇格ライバルたちも苦しめてね。


何かもう本当によく分かんないチームだ。このタイミングで次節は最も相性の悪いチームと言い切れる山形。あのアウェイゲームで現地にいた人間としてあの日の借りはちゃんと返してよと言いたいところだけど、こんな試合を見せられた後だとそんな強気なことも言えない。ただ周りのライバルたちも順調に勝ち点を積めているわけではないので諦めずにやり続けるしかない。


かぼすユニは良かったな。今までのリミテッドユニフォームの中でも一番好きだな。合わせるのは黒パンじゃないだろうとは思うけど、ソックスまでセットになっててとても良かった。縁起のよくないユニフォームにならないように次節は絶対に勝ってくれ。
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