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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

よくある話で終わってしまった(14節湘南戦)

2012-05-14 00:23:34 | マッチレポート12’
やっぱりどう考えても勝てた試合だったと思うよ。それが2点目を奪えないうちに同点に追いつかれちゃうというサッカーではよくある話で終わってしまったのはなぜなのか。そこはしっかりとチームで共有しておいてほしいと思う。

今日が初先発だった夛田。彼について2つ書きたい。

まず一つ目はなぜ田坂さんは夛田を先発で使ったのか。夛田個人としては初先発という重圧に負けずに十分によくやってたとは思う。プレビューにも書いたけど、今日の試合は甲府戦の時と非常にシチュエーションが似てたと思う。甲府戦の時もそれまでベンチ入りもままならなかった後藤をいきなりスタメンで使った。後藤自身も今日の夛田同様、悪くはなかったけど、チームとしての結果には繋がらなかった。少し疑問に思うのはその後も後藤がスタメンはおろか、途中交代でも使われないこと。うがった見方をしてしまうと奇をてらった起用だったんじゃないのと思ってしまう。それで今日の夛田の起用。繰り返すけど、夛田自身の出来は初先発としては良かったと思う。ただ70分を過ぎて完全に走れなくなった夛田。本来であれば、90分走れる走力を持っていたとしても気負いやら何やらでこうなることくらいは想定の範囲内だったはず。ここでカードを1枚切らざるを得なくなったために、最後の最後で攻勢に出たい場面で高松という極上のカードを眠らせたまま戦わざるを得なかった。得点王とアシスト王を欠くスクランブル状態での試合。トレーニングは全く見てないけども、藤川でさえ今季初先発だったわけで、そこまでギャンブルをする必要があったのか少し疑問。もっと言ってしまえば、今日の田坂さんの采配には不満。

もう一つは後半最初のプレー。もう自分でも分かってるとは思うけど、モリシは要反省、超反省、猛反省。もちろんあそこを詰めてれば、楽に勝てた展開になったかもしれない。それも大きな問題だと思うけど、それよりも問題だと思うのは、夛田を信頼していないこと。多分あのシーンは夛田がこの試合で初めて仕掛けたシーン。もうモリシくらいの年齢や立場なんだったら、例えそのチャレンジがミスに終わったとしても夛田をフォローするくらいの姿勢を見せてほしいとこ。それをあんなジェスチャーされたら、どう思うよ。もうこれを取り返すのはゴールしかないよ。分かってるとは思うけど。

まあ、若干否定的なことを書いたけど、試合全体としては結果がついてこなかっただけで悪くはなかったと思う。ただやっぱり昇格目線でいくならこういう試合で勝ち点2を落としてたら厳しいと思う。サイドを中心に崩すシーンもいくつか作れてたし、上位クラブと対戦してるという怖さを試合中終始感じることはなかった。セットプレーも含めて狙った形でゴールを奪えてる感がある。

「下位に沈んでるクラブから勝ち点稼ぐ」→「上位クラブに挑戦」→「失敗」→「やり直し」。これでこのサイクルは2度目だと思うんだよね。そろそろこの壁を越えたいとこ。幸いにも次節は今日6失点でDFが崩壊した町田。でその次がまたホームでその町田を殴り倒した千葉。まずはきっちりと町田を叩いて、堂々と千葉に挑戦したいね。

で、そん時に福田の見解が正しいのか、オレたちの認識が正しいのか、ハッキリさせてやろうぜ。

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連戦を完勝で締めくくり(13節鳥取戦)

2012-05-06 23:56:35 | マッチレポート12’
ほぼ非の打ちどころのない勝利で本当にしんどかったであろう連戦を締めくくった。鳥取のコンディション不良によるところが大きかったと思われるけど、色々と試せたこともあり収穫の多い試合だったと思う。

まずは村井のシャドー起用。考えたことはなかったけど、メンバー表を見た時に「なるほど!」と思わず膝を打ちたくなる起用だった。トリニータの中盤の選手の中でも群を抜いてシュート力とシュート技術のある村井があそこに入れば、間違いなく得点力が上がるよね。ただこれが今まで思いつかなかったのって村井をボランチから外す選択肢がなかったからだと思うけど、タメの急成長のお陰でまた一つ起用の幅が広がった。今日も抜群の運動量と存在感だったタメ。後半ゴール前で高松に譲ったシーンは自分でシュートを打ってほしかった。この連戦をやり切ったことは若いタメにとって本当に大きな自信になったと思う。次節湘南戦はミッドフィールドでのせめぎ合いが試合のポイントになると思うので、タメにかかる期待は大きい。注目される試合だと思うし、バーンと光り輝いてほしい。村井の話に戻すけど、結局村井が先制点を取ったわけでこの起用は成功だったと思うし、継続起用の可能性が高いね。次節は伝説のキッカーが出られないので、プレースキッカーとしても期待のかかる村井には獅子奮迅の活躍をしてもらわなくちゃならない。連続ゴール&アシストを頼む。

それと今季まだ出場機会のなかった藤川を出場させたられたこと。次節さんぺーの場所に起用されるのは藤川の可能性が高い。今季初出場が大事な上位との決戦でさらにアウェイとなれば、固くなるなという方が無理があるので、今日出場出来たことは大きいと思う。短い時間ながらもシュートも打ったし、決定的なシーンにも絡めた。得点力としてはどうしてもさんぺーには見劣りしてしまうもののサイドプレーヤーが本職の藤川には精度の高いクロスがある。ターゲットマンが充実してる今の状況なら藤川のクロスは間違いなく活きる。こういうところで出てきた選手が活躍出来るかどうかでチームの底力が分かると思う。湘南戦は藤川に期待。左についてはスーパードンミョンがいるので何の心配もしていない。

そして何と言っても西。正直こんなに早くスタメンに復帰するとは思ってなかったけど、いきなりフルコンディションっぽいキレで安心した。まあ、状況判断については最悪の部類だったと思うけど、試合勘みたいなところもあると思うし、そこは徐々に改善されていくでしょ。バイタルのちょい手前で前を向いた時の推進力はやっぱり魅力的。コテ、キジ、後藤あたりを強烈に刺激してくれたと思うので、ここ数戦元気のない彼らの発奮材料にもなってほしい。

高松とモリシについては特に語ることもなし。彼らにとってゴールになるかどうかの最後の部分はちょっとした運みたいなもんだから、今日は高松の日で、モリシの日ではなかったというそれだけのことだと思う。モリシの貢献度については今さら言うまでもないことだから早く彼にゴールというご褒美が舞い降りてくることを願うだけ。オレはこの4連戦で360分間途中交代することなく走り切ったモリシに秘かにかつ猛烈に感動してる。神様、早くモリシにゴールを。それも20コくらいね。


1位 山形  10

1位 千葉  10

3位 水戸   9

3位 東京V  9

5位 大分   8

6位 京都   7

6位 岡山   7

6位 愛媛   7

この4連戦に限っての順位表。得失点までは面倒なので数えてません。無敗で乗り切ったことは素晴らしいんだけど、昇格目線でいけばギリギリのライン。やはりホーム熊本戦の取りこぼし感は拭えない。今季はミッドウィークに試合がある週があと3回ある。今回の結果をどう活かすか。夏以降の連戦はもっときついし、もっとしびれる。

とにかく超ハードスケジュールを大きなケガ人なく乗り切ったことは本当に良かった。選手たち、それからサポーターもおつかめさまでした。次は2位湘南。勝てばあれだけ独走してた感のある湘南と順位が入れ替わる。派手にぶっ倒して首位戦線に堂々と名乗りをあげるとしますか!
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貯金全額引き出し(12節福岡戦)

2012-05-04 02:54:57 | マッチレポート12’
まあ、もう九州ダービーについては熊本戦の記事で色々と書いたので、もう何も言いません。普通の1試合として見ていきたいと思います。モヤモヤ感この上ないけども。

アウェイで京都を下すという非常に難しいタスクを遂行したにも関わらず、この2試合で簡単にそのアドバンテージを吐き出してしまうというね。例えば京都に負けたとしても、この2試合をきっちりと取っていれば、5位の座は守れていたわけだし。全ては昇格をゴールという視点で書きますけど、ヴェルディがアウェイで熊本をあっさりと下してるところを見ると、前節も今節もハッキリ言ってしまえば、順位が下のチームに対しての「取りこぼし」なんだよ。

福岡のプレーに比べて、うちの選手たちのプレーは「ちょこざい」に見えた。狭い局面でコネコネして結局シュートに繋げられないシーンが終盤多かった。濡れているピッチで何が起こるか分からないんだし、積極的にシュートを打っていこうくらいの指示は出てなかったんだろうか。対して福岡は右サイドの城後をどんどんスペースに走らせてダイナミックな展開が多かった。ほとんどが足元へのパスということがポイントだと思うんだけど、結局のところは運動量が少ないというところに繋がっていくと思う。

全体的に見れば、そこそこがんばってたと思うけど、とてもじゃないけど試合後に拍手をする気にはなれなかった。もうこれで鳥取戦は必ず勝たなくてはいけなくなってしまったわけだけど、それは自らがまいた種だから仕方ない。この連戦はある意味では平時のサッカーではないから、なおさら結果が重要。鳥取戦で勝ち点3が取れないようでは昇格は文字通り「夢物語」。いつも言ってるけど、引き分け続きは勝てば負けなしになるけど、負けた瞬間に引き分けまで全てまとめて否定されちゃうからね。UNOでいうとこのドロー2の累積みたいなもんだ。

いよいよ連戦ラスト。どうなりますやら。
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イベントなの?(11節熊本戦)

2012-04-30 22:44:35 | マッチレポート12’
この試合をどう評価するか悩む。

「ダービーって何」って思ってしまう。選手や監督やクラブは本当に九州の他クラブに勝たなきゃいけないって思ってるの?近隣のクラブ同士で盛り上げていくためだけのイベントなんだったらハッキリとそう言ってほしい。それならそれで楽しもうという接し方をするし。2010年8戦勝ちなし、2011年6戦勝ちなし、2012年の初戦も勝てず。負けられない戦いなどと銘打っておいて15戦も勝てないってちょっとした異常事態でしょ。それでもって、試合後に相手の方がアグレッシブだったとか簡単に認めちゃうのって何なの。

別に厳しいことだけを言いたいわけじゃないんだけどね。熊本は下位に沈んでるけど、今節の結果を見ただけでも、今年のJ2がどれくらい厳しくて、勝ち点の計算出来る試合なんてないってことは十分に分かってる。だからヘロヘロになりながらも勝ち点1を取ってきた結果はそんなに悪いもんだとは思ってない。実際に順位も下がらなかったわけだし。

でもさ、でもだよ。

そもそもオレは大分出身じゃないから、福岡県や熊本県に対する特別な思い入れなんてものはないんだよ。だけど、失礼を承知で言うけど、トリニータが好きである以上、アルエットとかニューウェーブとかの後発クラブには絶対に負けたくないっていう強い気持ちはあるんだよ。そういうエネルギーの源みたいなもんがないんだったら、自然発生的なダービー待ちで十分で、クラブ側が煽る必要なんてないと思うよ。

こんなことマジになって書くことじゃないかもしれないけど、何か今日はテレビの前でちょっと白けた。

3日後のレベスタもダービーになってしまうのかな?オレは2010年のレベスタで負けた試合が本当に悔しかった。試合終了間際に目の前でPKぶち込まれて、ガッツポーズされて。福岡云々じゃなくて、相手がどこだろうと、はらわた煮えくりかえるくらい悔しい負け方だった。

もうダービーとかバトQとかどうでもいい。その悔しさだけで十分なモチベーションになるから。試合後、「相手の方がアグレッシブだった」とか、「球際で負けた」とか、例え思ったとしても口にしてくれるな。理屈を超えたところで勝負してくれ。そういうメンタリティになった時に初めて「ダービー」って何なのかを考えようよ。
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昇格候補撃破!(10節京都戦)

2012-04-28 09:49:32 | マッチレポート12’
昨晩のうちに記事を書き始めましたが、1週間の疲れと祝勝会で飲んだお酒で激烈な睡魔が襲ってきたのと、浮かれまくった文章しか書けないメンタル状態だったので、やむなく翌日更新です。

正直試合前は怖いイメージしか湧かずに、勝ち点1でもOKとか思ってたことを、勇気を持って90分戦った選手たちに全力で土下座だね。

しばらくゴールが停滞気味だったのが、ここ2試合で5ゴール。復調気味ですな。昨日のゴールはいずれもセットプレーからと評されるんだろうけど、1点目については完全に相手DFラインを崩しきってるよね。意図のあるダイレクトプレーが3つ続いてのゴール。プレビュー記事でも書いたけど、高松とモリシは多くの場面でイメージが共有出来てる。あのシーンもモリシがボールにタッチする前に高松はもう走り出してた。モリシは高松というパートナーを得て、柔らかいプレーに徹し始めてから、怖さが増したと感じる。その周りを活かそうという意識は必ず自らのゴールというご褒美で返ってくるはずだから、そのままがんばてほしい。

タメのボランチがいい。前節の起用を最初に見た時に「永芳がいるのに」と思わなくもなかったけど、ここ2試合のタメの出来を見ると、この起用に頷かざるを得ない。運動量も文句ないし、意外と言ったら失礼かもしれないけど、ボール奪取時の体の使い方もうまい。1点目につながったファールをもらったのも中盤を駆け上がろうとしたタメが奪ったもの。もうオレたちにとっちゃ3年目の選手だけど、考えてみれば高卒ルーキーの年。まだまだ伸びていきそうだし、何にしても早くゴールが欲しいと思うし、本人もそう思ってるでしょう。『28番』の後継者はまだまだこんなもんじゃない。

上位クラブに勝ったのに、順位が一つしか上がらないことに本物の昇格争いに足を踏み入れ始めてることを実感。そんな気持ちになることが嬉しくもあり、怖くもあり。

5連戦のアウェイ2連戦を連勝でスタートさせるという絶好の滑り出しとなったGW。この後は『ホーム』3連戦。5連勝やったるで!
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ホスピタリティ王国・富山(9節富山戦)

2012-04-23 02:01:18 | マッチレポート12’
いやー、勝った。遂に勝った。初めて飛行機でアウェイ遠征に行ったのは06年のビッグスワン。あれから約6年。遂に飛行機で行くアウェイ遠征で勝つことが出来ました。

今日はアウェイでの試合に加えて雨、風、不良ピッチと悪条件が重なった。試合前の練習を見てて、ケガ人が出なきゃいいなと思ってた。さらにその上に審判という敵まで付いてきちゃって、正直よく勝ったなと思う。

1失点目のシーン。録画で観返すしてみると微妙なシーンとも言えなくもないけど、現場では線審はしっかりとフラッグを上げたわけだから、主審との協議もなくうやむやのままにゴール認定したのは絶対におかしい。鹿島-浦和戦での怪しいジャッジ連発を松崎審判委員長は全て誤審と認めた上で、主審と線審が連携して正当なジャッジをするべきだったとコメントしていた。そんなことは当然J2の審判にもお達しが来てるはずで、それにもかかわらず、大分の選手たちには何の納得のいく説明もないままに、カードまで出しやがった日高は日高のままだったなと。帰りの飛行機で5列くらい前に座っていたので、搭乗中ずっと後頭部に「ちゃんとやれよ」視線をぶつけ続けときました。

内容は富山が前半から飛ばし気味に試合に入ってきたけど、上記の訳の分かんないゴールがなく、前半スコアレスくらいで終われてたら結構楽勝だったんじゃないかなと思ってる。あれがまだホームで勝てていない富山に勇気を与えてしまったし、苦労する時間が長くなってしまった要因になったと思う。ただそこは決定力ではさすがのところを見せつけてくれた。3点ともいずれも右クロスからで、特に高松とモリシのゴールは見事だった。今後のこの2人の決定力に頼らざるを得ない局面は必ず来ると思うから早々に結果を残してくれたのはいい兆候。他のFW陣が充実しつつあるだけに高松はうまくローテーションを使いながらケガなくいってほしい。

で、タイトルの何が「ホスピタリティ」かと言うと、今回は前泊で1泊2日での遠征でしたが、富山はいい人が多く、今回は特に男性(ほとんどがおっちゃん)が親切で色々なところで声をかけてくれて、感じのいい人が本当に多かった。スタジアムの運営の方々も「雨の中、さらに遠路わざわざありがとうございます」とか入場時に言ってくれたりと心の底からのホスピタリティを感じるわけですよ。さらに今日は試合前にビジョンにスタンドの様子を映して一番盛り上がってる人に賞品あげるよというイベントをやってた。大銀ドームでも長いことやってると思うけど、富山のバージョンは何とアウェイスタンドからも選んでくれるという本当にアウェイ側に優しい土地柄である。ちなみにこのイベント、うちの奥さまと子どもが選ばれてしまい、音波振動歯ブラシもらってました。カターレ富山の皆さん、ありがとうございました。イベントにアウェイ側からも参加してもらおうという配慮は大銀ドームでも真似してみたらどうだろうと思う。

こんな心づくしの富山だけに、あのオウンゴールはわざわざ富山まで来てくれたのに、しょーもない審判のせいで気分を害しちゃ悪いからっていうカターレ富山の心遣いだとしか思えないんだよね。さらに2点目のゴールは、我らが高松とモリシの復帰ゴールの価値をより高めてくれるための演出に過ぎなかったようにしか思えないんだよね。たださ、このおもてなしは有り難く受け取って、骨抜きにされとくのは今日一日だけにしときましょ。富山の足が止まる70分くらいまでは局面で負け続けて、押されっぱなしだったもんね。このままでいいはずはなく、京都戦での修正に期待したい。


6位ですよ、6位。前回3位にまで上がった時はあっさりと1節で振り落とされちゃったけど、今度はしぶとくしがみついときたいね。
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もったいなかったのは百も承知だぜ!(8節徳島戦)

2012-04-15 22:33:25 | マッチレポート12’
決めるべき時に決めておかないとこういうことになる、昇格を狙うなら勝ち点3を取らなきゃダメな試合だった、決定力云々・・。そりゃ全部その通り。オレも100%そう思ってる。

でもよ、こんな試合だったからこそ、あえて今日はいいとこ探しに徹する。いいとこ探して、探して、探し倒す。だから次は必ず勝ってくれ。

前節の後藤くんに続いて、今日も高松、タメ、ドンミョンの3人が今季初スタメン。全員が良さを出して、全員が大事な戦力であることを見せつけた。まずは高松。プレー内容についてはもはや言うに及ばず。シュートが1本しかなかったのは寂しいが、驚くべきは80分も出場出来たこと。徐々に上げていってくれればいい程度にしか思ってなかったから、試合が進むにつれてもなかなか交代が告げられないことに少し不安にもなってしまった。ただ何もないようだし、高松がこれくらいの時間を計算出来るようになると攻撃の幅は今後さらに広がることが期待出来る。高松の良さはパートナーを選ばないこと。その安定したポストプレーを軸に同タイプのモリシでも、ドリブラータイプの西でも、裏に抜けだすタイプのキジ、タメ、後藤、コテ、どんなタイプとでも合わせてくれるところだと思う。まぁ、まずは今季初ゴールに期待だね。

そしてタメ。高校生の頃から随所に可能性を感じるプレーを見せてきたタメだけど、その反面で少しあっさりとしてたとこもあって物足りなさは拭えなかった。でも今日はキックオフからアグレッシブな姿勢を貫き通したところに好感が持てた。間違いなく前節の後藤くんの奮闘が影響してると思うけど、チームの底上げってそういうことだから大歓迎だよ。タメも早く初ゴールほしいね。

で、最後にドンミョン。多くの大分サポーターが今節のスタメンを望み、そして見事にその期待に応えた形になった。もちろん試合に勝ってないわけで、100%OKではないが、これまで7試合ベンチだった選手があの水準のプレーを90分続けることがスゴいと思うんですよ。開幕して1ヶ月以上、自分の中でやれるという思いがありながらスタメンで使われず。そんな中で、精神的にも身体的にもベストに保っておくのって本当に大変なことだと思うんだよね。仕事がちょっとでもうまくいかないとすぐ腐るオレが言うんだから間違いない。最も運動量を求められるWBを85分近くやりきって、さらに最前線に投入されてからも献身的にチェイシングしてる姿見て、ちょっと涙線緩んだもん。もう少しスムーズにシンプルに左足でクロスを上げられるようになると無敵なんだけどな。多くの人が言ってたけど、ガミさんWBでドンミョンストッパーの方が安心して見てられると戦前はオレも思ってた。ただ前半の二人がよく絡んでチャンスを作り出してるのを見て田坂さんの狙いはここだったのかと納得した。より攻撃的に行くならガミさんを後ろに置いておいた方が効果的だってことにね。

それから、ここ5試合で1失点しかしていないDF陣もよくがんばってると思う。今日はあんまり出番がなかったけど、1試合で最低1つはスーパーセーブを見せてくれる圭介。放り込まれるロングボールに対して無類の高さと強さを誇る阪田。開幕2戦こそスタメンを外れたものの、的確な守備と田坂さんの指示に忠実に従いオーバーラップする姿に好感が持てるサク。守備がきっちりと整備されててこそ試合が作れるというもの。ここ2試合は沈黙したけど、後ろの奮闘にそろそろ前の選手も応えてくれるでしょ。

ということでいいとこ探し終了。どうだ、こんだけ書いたぜ。書いるうちに、何だか今日は試合に勝ったような気分になってきたぜ。今週はこの状態のまま過ごしたら気分良く過ごせそうだ(勘違いだけど)。嫌な仕事でもバリバリ出来そうだぜ(勘違いだけど)。週末は意気揚々と富山に乗り込んでやるぜ(勘違いだけど)!




でもさ、上位陣がポロポロと勝ち点落としてるとこ見ちゃうとなおさらもったいなかったって思っちゃうのが本音だよ、やっぱり。勝ちたかった・・。
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今季初の完封負け(7節甲府戦)

2012-04-09 00:46:11 | マッチレポート12’
連勝中だったからこそ、負けたことを冷静かつ慎重に受け入れる必要がある。

正直まだこの試合結果の位置付けというか、評価付けが自分の中で出来てないんだけど、明日になっちゃうとまた印象が変わってしまうので、今の新鮮な気持ちのままに書いてしまおうと思う。

前半は2本ほど決定的に危ないシーンはあったものの何とか0で抑えたので、ほぼプラン通りに後半を迎えられたと思ったけど、後半になってもなかなか甲府の前に出てくるテンションが下がらなかった。前節もホームで負けてて、ホームで連敗するわけにはいかないという強い気持ちが甲府の選手を突き動かしていたんだろうとは思うけど、ここがちょっと予想外に長かったし、その流れの中で我慢し続けることが出来なかった。

攻撃面を見ても、やりたい攻撃は皆無だったと言わざるを得ないと思う。初先発だった後藤くんを中心に頻繁に裏を狙ってたし、勝負の後半に向けてのジャブだなということは良く分かった。ただいつもより早めにジョーカーを投入したところに田坂さんの焦りを感じたし、悔しいけど、キジも山本英臣には完全に封じ込まれた。

手も足も出ないほどではないけども攻守両面において甲府の方が上手だったことは認めざるを得ないのが現状だと思う。ただ、甲府を強豪クラブとして評価するのであれば、アウェイでそこそこやれたということでいいんだろうけど、その甲府のJ2内での位置付けがまだ不明確なうちにそういう評価も危険だなとも思う。そもそも「負けたけど、相手が甲府だから」っていうのは自分たちのチームの選手に対して失礼だよね。

3連勝は型にはめ込んでもぎ取ったわけだけど、それを引き出しの一つにするのはいいけど、ずっと続けるわけにもいかないわけだから、それがいったん途切れたここからが大切だと思う。次節はお得意様で現在連敗中の徳島とはいえ、昇格を狙っていて、コバちゃんが率いるチーム。そんなに簡単に勝たせてくれるチームではないでしょう。ここからの1週間を田坂さんはどうやって使ってくるんだろうか。難しくもあり、楽しみでもあり。また徳島の試合の録画でも観ながら想像したいと思う。


遂にベールを脱いだ大分ユース史上最高のゴールマシーン。ここまでベンチにも入ってなかったから正直唐突感はあったものの、今日の90分で確実に戦力になることが証明された。もっとシュートシーンが見たかったね。これで西、モリシが戻ってくれば、前線の層の厚さは決して昇格候補クラブにも見劣りするもんじゃなくなるんだけどね。
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3連勝、ありゃーっす!!(6節愛媛戦)

2012-04-02 00:17:17 | マッチレポート12’
来たで、3連勝!来たで、3位!来たで、高松大樹復活!

何かいいことずくめでちょっと怖いくらいですな。試合はほぼ狙い通りということでいいんじゃないだろうか。前半のローテンションはもはや内容が低調なのではなく、試合を決めに行く後半に向けての布石だと断言出来る。必要以上に多用するサイドチェンジを見てそう思った。そして後半にセットプレーで先制。最後に木島あたりがダメ押しをしてたら完璧な試合運びだったんじゃないだろうか。

勝ちパターンを持つことの大切さを知る3連勝となった。今日も先制後に少し流れが愛媛に行きかけたところでいつもより早めに木島を投入して強引に流れを呼び戻した。さらに後半35分あたりにきわどいシュートを2本ほど浴びたところで今度は高松を投入。スタジアムが最高潮に盛り上がり、これで愛媛から反撃をする力を完全にそいだ。試合後の選手たちのコメントを読んでも、戦い方に対する自信に満ちていることが良く分かる。

ただ、ただやっぱり甲府と岡山、岐阜、愛媛は違うと思うんですよ。甲府はローテンションで前半をゼロに抑えられるほど甘くはないと思うんですよ。田坂さんがどんな戦略で挑みにいくのかを考えるだけで楽しい。ちょっと強引に仕掛けた感のある「J2天下取り物語」の1発目の対戦がこんな状況で来るとは思わなかったな。

最後にジョンハンについてちょっとだけ。今日はフル出場したジョンハン。今季のこれまではまだ体のキレを感じることがなく、本調子には程遠い感じだったけど、今日はかなり良化されてきているように見えた。詳しくはまた甲府戦のプレビューの時に書きたいと思いますが、ちょっと期待したいと思える動きだった。

ということで今日はリアルタイム観戦をしていないので、簡単にこの辺で。

3位か、ちょっと信じられんな。
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本当に内容は悪いんだろうか(5節岐阜戦)

2012-03-26 23:00:56 | マッチレポート12’
プレビューを読み返しててふと思ったんだけど、要注意選手にあげた岐阜の樋口選手は滝二出身だからこれだけ大先輩が集結してる大分から点を取るわけないよね。前半のチャンフンを吹っ飛ばして作り出した決定機も遠慮してたしね。J2ならけっこう点を取れそうな雰囲気は醸し出してた。押谷とまではいかないけど、ホームに来る時には本当に注意が必要な気がする。

さて快勝。この一言に尽きる、快勝。

今季の日程の中で何度か設定されている連戦。その第一弾をほぼパーフェクトな形となる連勝で終えた。岡山戦も岐阜戦も内容は良くないけど、きっちりと勝ち点が取れてることを評価しているというのが大勢でしょうか。自分も最初はそんなイメージだったんだけど、昨日の試合が終わってから冷静に考えてると本当にそうなのかな思い始めてきた。確かエルゴラのライターさんだったと思うけど、中2日で迎えた第4節はアウェイのチームが全然勝てなかったことを取り上げて、やはり連戦の遠征はコンディション面で厳しいことを指摘していた。調べてみるとこの4、5節の計22試合でアウェイチームが勝った試合はわずかに3。さらに完封や2点差以上という条件を付けると甲府と大分だけになる。こんな状況でアウェイゲームを0-2で勝ち切ってきたチームに内容が良くないという言葉を投げかけて果たしていいものだろうかと悩んでしまう。正直自分もまだ分からない。

ただ一つ思うのは終盤にゴールが量産出来ているのはいいことなんじゃないかなということ。栃木戦の1点目のモリシのゴールを除いてゴールは全て後半。昨日もゴール裏から見てると崩すまでには至らなくてもボールが大きくサイドからサイドに動き、相手をよく走らせていた。それが結果的にボディブローのように効いてきて、後半のゴールに繋がってんじゃないかなと前向きに捉えてる。ここも正直まだ確信は持てない。

このふわっとかつ漠然とした積極的いいとこ探しが的外れなのかどうかは、1週間きっちりと準備出来る愛媛戦、それから甲府、徳島、京都と昇格候補との対戦が目白押しの4月で自ずと判明するはずだ。もう週末が待ち遠しい。


うおー、阪田ー!おめでとうー!おれマジで感動しちゃったよ!2点目のヘッディングシュートが入った時にゴール裏で思いっきり「村井ぃー!」って叫んでたのはおれだけど、許してくれや。昨日はあまりにも寒くて、手がかじかんでたからまともな写真が残ってないんだけど、ラインダンスの時の阪田はうつむいて泣いてるように見えたな。最終ラインも安定しつつあるし、ここから阪田もチームもグッとのっていきたいね。


ということで昨日のラインダンスの写真はことごとく失敗だったので、やむなく去年の長良川でのラインダンスの写真を貼っときます。それにしてもこの写真じゃないけど、昨日の途中までのデジャヴ感ハンパなかったね。途中交代で出てくるモリシがゴールして、クローザ―で出てくるドンミョンが数分で退場したらどうしようってハーフタイム中に本気で思ってたもんね。
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必要不可欠な選手になりつつあるさんぺー(4節岡山戦)

2012-03-20 19:01:59 | マッチレポート12’
プレビューでも書いた通り、今日は試合の内容についてあれこれ言うのはなし。ミスが多くて、見所の少ない凡戦になることは戦前から分かりきってたこと。モリシ抜きの陣容で終了間際に勝ち点3をもぎ取ってきたことが今日の全て。こういう試合は今までなかなか出来なかったと思う。案の定、今節も星のつぶし合いが至る所で発生している中で勝ち点3が拾えてることをは大事なこと。

殊勲の決勝ゴールのさんぺー。今季は開幕から体がキレてるなと感じてたけど、前節も今節も試合終了間際に力強さを見せてのゴール。フィジカルが1段階上がった感があるし、疲労状態の中でも頭は冷静でいられてるんじゃないだろうか。今節のゴールも動き出しで80%決まって、ボールを触ってからゴールに吸い込まれるまでの軌道はイメージ通りだったと思う。もちろん去年からいい選手だという思いはあったけど、今年は頼もしい感がプラスされたような選手になりつつある。オレは3バックシステムのWBは本当に大変なポジションだと思ってるし、田坂さんもさんぺーにとってのベストではないことを分かりながらも使い続けてるんじゃないかと思う。ケガ人の復帰を待てば前線のタレントは豊富なだけにさんぺーには本当にしんどいWBをがんばってほしいと思う。

そのさんぺーのゴールをアシストした木島。もう4節にして、うまくいかない時間帯に万人が木島の投入を期待する存在になっている。身長の大きなDFに寄せられても重心が低く安定しているので、入れ替わりやすく頻繁に決定的な突破を見せる。もうラッキーボーイでもフロックでもなく、実力だと断言出来る。本人もスタメンで出たいだろうが、今は途中投入のジョーカーにとっておきたいというのが観てる側の本音だと思う。まだまだ点は取れそうだ。

次は中4日で同じく今季未勝利の岐阜。ただ岐阜は岡山と違って点は取ってるからね。アウェイだし難しいのは間違いない。これくらいの順位で地味に付いていく。これが理想の展開だと思うよ。
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一転二転(3節山形戦)

2012-03-18 21:04:15 | マッチレポート12’
タイトルは二転三転じゃなくて、一転二転。二転三転だったら逆転してたことになるもんな、うん。一転二転で合ってる。

先ほど山形から帰って、録画を観終わりました。栃木戦の内容から希望を持って迎えた山形戦だったけど、まあなかなかうまくは続かないって感じかな。

山形にはきっちりと研究されてたところがあったと思う。まずはビルドアップ。両翼にボールが行くように誘導して、ボールが入ったら即2人で囲んで、奪取。このパターンが多かった。これは去年からの課題でもあると思うんだけど、そこを個人能力やフォローを早めに行くかして突破するのか、誘導されないように勇気を持ってボランチにボールを預けるのかをしないと、結局無理にアーリークロスを上げるだけの攻撃になってて、前半はほとんどチャンスがなかった。

失点シーンはいずれも「もったいない」の一言に尽きる。特に1、3失点目は誰がどう見たって失点要注意の時間帯だったわけで、どっちも防げた失点だった。先制点のPKにつながったプレーは1人少ないことが分かっていてどうしてあんなに簡単にクロスを上げさせるのかが疑問。阪田が戻るまでは90分は続かないであろうくらいの激しいプレッシングで凌がないといけなかったんじゃないだろうか。

ただ個人的に残念なのは2失点目。精神論になっちゃうけど、セットプレーによる失点だけは絶対に防がなきゃいけなかったと思う。実質あの失点で落ちた雰囲気が3失点目を呼び込んでしまったようなもので、結果的に、終盤の猛攻が「もったいない」ことになってしまった。

昇格を目指すにあたって大事だと思ってるのは序盤は我慢だと思う。今年は大半のクラブが昇格を目指していて毎節のようにつぶし合いが発生する。だから自然と昇格ラインやプレーオフラインは例年よりも下がってくるんじゃないかなと思っている。良くない試合でも勝ち点1を拾う我慢、もっと言うと負け試合でも得失点差を最小限に留める我慢。そんなちょっとしたことの積み重ねが最後の最後に実を結ぶんじゃないかな。


前半ケガで交代した松葉杖姿のモリシの横を後半途中投入もケガで退場したジョンヒョンの担架が通っていく。昨日の試合を象徴するシーンかなと。内容が良くない上にこれだけのアクシデントが重なればさすがに勝つことは難しくなってくる。だからこそ0-1の状態での我慢が必要だった。0-1のまま最終盤の猛攻につなげることが出来てればなと。繰り返しになるけど、全神経を集中してセットプレーは跳ね返してほしかった。


でもね、ゴール裏に来た選手たちの表情は敗戦に打ちひしがれるでなく、悔しさをにじませているように見えた。例え結果論でも構わない。2点取れたことを自信にしていいと思う。山形の最終ラインに最後の最後でパワーダウンが生じたのは間違いなく木島を中心にライン裏に引っ張りまくって走らせた結果だと思う。村井のミドル後の木島の突破、さんぺーの2人を振り切ったドリブル。オレはどっちも必然だと思ってる。修正するところは修正して次で取り返そう。

開幕戦もこの試合ももちろん結果も内容も良くないけど、ただ殴り倒されてくるだけじゃなく、「何か違う」ところを見せてくる大分トリニータ。この何となく引っかかる違和感がいい方に化ける時が来るのがそんなに遠くないことをオレは信じてる。ホーム岡山戦、ぜってー勝とう!
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激変したディフェンス(2節栃木戦)

2012-03-11 23:58:49 | マッチレポート12’
まずオレはね、いま猛烈に怒ってんだよ!オレはな、先週J'sGOALのJ2・10,000ゴールキャンペーンに大穴でチャンフンで応募したんだよ!聞いたら今日までで9,996ゴールらしいじゃねえか!絶対に次節で決まるのに、オレのチャンフンが出場停止じゃねえかよ!先週は罰ゲームみたいな審判が割り当てられたから今週こそはまともなのが来るかと思ってたら、最後の最後で何だよ、アレ!ゴール裏からは全く分かんなかったけど、帰って録画観たらあれにレッドってどういうことだよ!百歩譲ってオレのキャンペーンのことはいいよ。せっかく慣れ始めて、いいところを出し始めたチャンフンがかわいそうだろうが!

取り乱しました。ここからは冷静に書きたいと思います。

結果は3-0の快勝。狂喜乱舞のグリスタより帰還しました。

今日のテーマは誰が見ても不甲斐なかった開幕戦からどう修正してくるかということだった。個人的には中盤の構成を変えて、ポゼッションをしっかりとしたいと昨日書いたけど、田坂さんのアプローチは違っていた。田坂さんが変えてきたのは守備、特に球際をしっかりと行くということだった。確かにボールホルダーへの当たりが弱かったのは開幕戦でとても気になった。その理由が今日の試合後の田坂さんのコメントに全て書いてあり、ディフェンスが劇的に良化したことに深く納得した。ボールを失ったらまず下がってしまっていたという部分がまさにそれで、今日はボールを失ったらすぐに激しく詰めにいっていてリズムよく攻めさせないことはもちろん、奪取する回数も多かった。90分を通してその激しくアグレッシブな守備が切れることがなかった。今日は3点取れたことはもちろん素晴らしいんだけど、オレは守備の部分をより評価したい。

結果的には相手のミスから2点目、3点目が取れたわけだけど、木島という素晴らしいジョーカーの出現はチームにとってこの上なく大きい。後半はリードしてることもあって、試合を落ち着かせる一方でシュートも少なく、攻撃が停滞気味だったことは否めない。そんなムードをスピードで打破出来る選手の存在は貴重だ。木島はスピードがあることはもちろんだけど、ランニングのフォームがいいと思う。背筋が伸びて上半身をぐっと起こして走るからよく周りが見えている、だからゴール前でも落ち着いて最善の選択が出来る。昇格や優勝といった大きな目標をチームが成し遂げるにはサポーターですら想像も出来ない確変を起こす選手がいることがポイントになると常々思っている。これまでリーグ戦の出場がなかった木島が途中出場2試合で2ゴール1アシスト。そんな存在になるような気がしてならない。

ちなみに昨日のプレビューで書いたモリシの襟は見事に立ってましたね。結果は名波も絶賛の2ゴール1アシスト。もうやっぱりシナリオが出来ていたとしか思えないね、この結果は。もうね、モリシは今後も襟を立て続けるべきだと思うね。げん担ぎで私服でも立てたらどうかなって思うね、この際。

結果が出たことはもちろん嬉しいけども、それよりも行くべき方向性がハッキリとしたことの方に未来を感じる。大分トリニータサポーターの体の中には激しいディフェンスをこよなく愛するというDNAが宿命のように埋め込まれている。得点よりも守備に充実感を感じちゃうのはそんなDNAの影響かもしれない。今シーズンはこれで行こう!ハマらない時もあるでしょう、毎試合毎試合こんないい試合ばかり出来ないことも分かってる。ただ目指す方向性だけはぶらさずに我慢してれば、目標に手の届く位置はキープ出来ると思う。山形戦もがんばろう!

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見えてこなかった理想像(1節草津戦)

2012-03-04 22:29:33 | マッチレポート12’
今年も素晴らしいコレオとともに開幕。今年はハートマークが途中で日の丸に変わるという凝った演出付き。観衆は1万人割れということでサポーターたちが感じているような雰囲気の高まりは一般の人にまでは伝わっていないということなんだろうか。

まずはスタメン。専門誌等で予想されていたものとほぼ同じで大きなサプライズはなし。去年からの変更点は左のストッパーにチャンフン、ボランチに村井、ジョンハンを1列上げて左ワイドに石神、そしてシャドーの一角にジョンヒョン。大幅に変わったというほどのものではなかった。

結果は悔しい敗戦になったわけだけど、失点の仕方がよくないね。2失点目の直接FKはやむを得ないとしても、1失点目のクロスとヘッディング、3失点目のシューターいずれもボール保持者への当たりが緩すぎる。特にヘベルチが出てきてからはパス回しにリズム感があって草津の方が仕上がりが良かったことは否めないけども、ミスが多かったことや気持ちの部分でもうちょっとどうにかなったんじゃないかと思う部分がある。開幕戦の緊張感からミスが多いのかなとも思ってたんだけど、後半になっても一向に改善されずに、さらにみんながみんなこぞってミスするもんだからイライラを通り越してちょっと心配になってきた。まぁ、ミス連発はきっと改善されるんだろうけど、もっと心配なのは田坂さんが目指したいサッカーがどんなものなのかということが全く見えてこなかったこと。やり方の部分で迷走すると取り返しのつかないことになるからね。片りんでいいからそこが見たかったんだけど・・。

ただ逆を言えば、あれだけミスをしたにもかかわらず2点取れたことはやっぱり去年からきっちりとベースアップが図れている証拠なのかなとも思う。得点がいずれも途中投入の選手というのも選手層の厚さの証明でしょう。有効だった攻撃が速攻だったり、個人突破だったりと組織として崩せるシーンがまだ少ないので、そこは熟成が必要でしょう。村井や石神といった経験のある選手は今後コンディションを含め間違いなく上げてきてくれるでしょうからいいんだけど、チャンフンやジョンヒョンは未知数なだけにまだしばらくはベストメンバーを探る状態が続くんでしょうね。高松や西はどれくらいで戻ってくるんだろうか。

まとめると、やられ方はひどいけど、悲観的になるほどじゃない。でも昇格を口にするには恥ずかしい仕上がりというところでしょうか。プレーオフに出ることが目的じゃなくてプレーオフを勝ちきることが目的なのだとすれば、シーズン終盤に向けて調子を上げていけばいい。勝負はこれから。

コテと木島はどっちもプロ初ゴールだったんだね。おめでとう。コテは他にもいいシーン作ってたし、頭から見てみたいね。木島は初出場初ゴール。キヨみたいだ。ただ速攻でゴール右に抜け出した時にシュート打たなかったのはアカンぞ。積極的にな、FWなんだから。

最後はこのブログ恒例となったTOS不満をぶちまけたいと思う。結局今年も改善が見られず。今までずっと懸念してた得点シーンを逃すということを今日はついにやってしまった。それも決勝点であり、慌てて追いかけた選手がキム・ソンヨンというひどすぎる出来。一度メールで改善要望も出してみたけど、無視されたからもう言わないけど、TOSマジで何とかならんかね。
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