エリザベス 神なき遺伝子

CLOSER TO GOD
２０１４年
アメリカ
８１分
ホラー
劇場公開（2016/01/16）



監督：
ビリー・セニース
製作：
ビリー・セニース
脚本：
ビリー・セニース
出演：
ジェレミー・チャイルズ
シェリーン・ニューマン
シャノン・ホップ
デヴィッド・アルフォード



＜ストーリー＞
クローン技術による人間の新生児“エリザベス”を誕生させることに成功したリード博士。様々な実験や投薬を施すうちに、いつしか歯止めが利かなくなり…。

－感想－

何の前情報入れずに借りましたが、どういった感じのホラーなのかと全く予想も出来ずに観ていたらまさかのヒトクローン。

邦題にある「エリザベス」はクローン技術で生み出された女の子赤ちゃんの名前だったのね。
神の意思に背いた研究を成し遂げた博士の家をクローン反対派集団が取り囲み罵声罵倒を昼夜問わず浴びせまくるてのが基本内容で、これの何処がホラーなのかと不思議に感じてたんだけど、後半急に化け物ホラーと化すのでちょっとビックリした。

「エリザベス」は公式に発表したクローンですけど、もう一体、あれは非公式という設定なのかしら。
所謂失敗作のクローンを黙って育て続けていたって事なんでしょうけど、老夫婦や博士の愛情をまるで感じぬまま成長し、醜い怪物となり果て、終には暴走し始めて誰もが手に負えなくなり、ああいう悲惨な結果、結末へと転がってしまったんだろうね。
抱きかかえたエリザベスちゃんを壁に向けてぶん投げる場面は感情が無い表れか、あれは心底ゾッとしたよ。
容姿を中々見せない焦らし加減も恐怖的な気持ちを徐々に膨らませてくれて、それがはっきりと映った時は、うわっと顔が引き攣っちゃった。

クローン技術の在り方に警鐘を鳴らす作品としては良く出来た内容ですけど、この何ともどよ～んとした胸が裂かれる様な後半無慈悲に畳み掛けてくる展開には精神が物凄く疲れます。
後味最悪な作品を好まれる方は是非。

今作の可愛い子役図鑑

博士の実の子姉妹。
吹き替えでの喋り方からして可愛過ぎ。

評価：★★★
１６／０５／１３ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2016-05-03
メーカー：ミッドシップ