美しいマクラーレンMP4-27がトップタイム

 待ちにまった2012年F1開幕戦、オーストラリアGPがアルバート・パーク・サーキットを舞台にして始まったが、郷秋<Gauche>が2月13日に「美しいのはマクラーレンMP4-27だけ」と云う小文を書いたのを覚えておいでの方はおられるだろうか。覚えのない方は是非こちらをご覧頂きたい。

 郷秋<Gauche>はこの小文で、「いつの時代も、優れた物が美しい形を備えているのは間違いのない真実。逆もまた真なりで、美しい物は優れている。零式戦闘機、ルネ・エルスの自転車、Nikon(ニコン)F3、500系新幹線、そしてF1。美しい物は常に最高の速さ・性能を内に秘めているのだ」と書いた。更に、大胆にも「この論法から云えば、2012年F1で最も速いのはマクラーレンMP4-27だと云う事になる」とも書いた。

 ほら、今日のフリー走行の1、2位はマクラーレンだったでしょう!郷秋<Gauche>が云った通り、ノーズに醜い段差がない、美しいMP4-27がやっぱり一番速かった今日のアルバート・パーク・サーキットであった。もっともウエットからハーフウエットになったフリー2での最速はメルセデスのミヒャエル、2番手がフォース・インディアのヒュンケルベルグで、バトンとハミルトンは15-16番手に沈んでいる。

 だから2月13日に、「果たして美しいF1は本当に速いのか、それは9ヶ月後に明らかになる」とも書いたのだ。一つのレースでの速さはフリー走行や予選での速さではなく、決勝レースが終わらなければ判らないように、シーズン通しての速さは、やっぱりシーズンが終わってみなければ判らないのである。昨日、2012年シーズンの見どころをあれこれ書いたが、郷秋<Gauche>的一番のシナリオは、アロンソの3度目のチャンピョン獲得だが、今年のフェーラーリのマシンがその期待に応えてくれるかどうかは、現時点では判らない。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、一昨日にご紹介した町田市、川崎市(麻生区の飛び地)、横浜市(青葉区)の分岐点からほど近い、川崎市麻生区の飛び地で咲いていた菜の花。

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