恩田の森、更新

 お待たせいたしました。本日、恩田の森で撮影しました写真をこちらに掲載たしましたので、ぜひご覧ください。
恩田の森Now 

 

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BSフジで2012年F1開幕戦、予選を見る

 中嶋悟のF1デビュー以来、24年続いたフジテレビでのF1全レースの放送だが、小林可夢偉が孤軍奮闘はするけれど、震災、景気後退、若人のクルマ離れなどから視聴率が低迷していたことから、地上波での放送が終了し今シーズンからBSに移行した。そのBSフジでF1の中継(予選)を見た。

テーマミュージックが懐かしいT-SQUARE TRUTHだった。現地からのレポートもこれまた超懐かしいい今宮淳、川井一仁の両氏。これまたなんと懐かしいことか。

さて、肝心な予選結果はと云えば、郷秋<Gauche>の予想通りマクラーレンのフロントロウ独占。やはり美しいマシンは速いのだ。もっとも、予選で速いからと云って決勝レースで勝てると限らないのがレース。マシンの信頼性、転向、チーム戦略等多くの要素が複雑に絡み合うからレースは面白いのである。

 明日の決勝レースもBSフジで17時からの放送である。予選第1ピリオドではトップタームをマークしながら第2ピリオドで脱落した小林可夢偉、同じく第2ピリオドで脱落した、レース巧者のアロンソがどこまでリカバリで来るか、また、復帰初戦で第1ピリオドの脱落したライッコネンの走り、3列目に沈んだディフェンディングチャンピョンチーム、レッドブルの二人の戦いぶりに注目である。

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次期政府専用機

 郷秋<Gauche>の一日は、夜の間に届いていたMailと、前日のblogのアクセス状況のチェックで始まる。郷秋<Gauche>が使っているgooのblogでは日毎の閲覧数(ページビュー)、訪問者数(ユニークなアクセス数)、検索キーワード、ページ毎の閲覧数、閲覧元URLなどが確認できるようになっている。

 ちなみに昨日の閲覧数(ページビュー)は2,867、訪問者数(ユニークなアクセル数)は391で、gooの全1,694,971ブログ中1,742位のアクセス数であった。平均すると450アクセスで1,300位くらいになるので、昨日はいつもより少しアクセスが少なかったようであるが、郷秋<Gauche>が注目したのは「検索キーワード」である。

 カメラとF1に関する検索キーワードが多いのが常なのだが、昨日の3位には「次期政府専用機」が入っていた。それに呼応するようにページ毎の閲覧数の上位に、昨年の1月24日に書いた「政府専用ジャンボジェット、退役へ」と云う記事がランクされていた。こういう一年以上前に書いた記事へのアクセスが突然増加するのは、何かそれに関連することが新聞、テレビ、Webなどで報道された場合なのである。

 早速Yahoo! Newで「次期政府専用機」をキーワードに検索すると、昨日、読売新聞から配信されたこんな記事がヒットした。要約すると、「政府専用機として1991年に導入し2機の747-400を2018年に退役させることを検討。後継には同じくボーイングの787が有力視されている」と云う記事である。

 退役させる理由は、これまで2機の整備を委託してきたJALが747型機を全廃、ANAも近く全機を退役させる方針であることから、日本国内での同型機の整備が艱難になるからである。1991年に導入した747-400の機齢は現在21であり、大型ジェット旅客機としては老朽化が話題になるような機齢ではないが、整備が出来ないことには如何ともし難いのである。

 現在の747-400が退役となれば、当然後継機の選定となる訳だが、難航している(一度は決まったかに見えたが、価格高騰と機体の強度不足発覚により先行き不透明になったことから、現在進行形で書いておく。)FX(次期主力戦闘機)とは違い、この選定は実に簡単な作業であり、誰が考えても787が候補の筆頭となるのは間違いない。次いで同じボーイングの737-BBJ、そして初の国産ジェット旅客機となるMRJである。

 ただし、MRJの場合には大きさと航続距離に難があり主力機とは成り得ない(MRJ自体に問題があるのではなく、政府専用機として使用する場合のみにその利用範囲が限定されると云う事である)。787あるいは737BBJを補完する形で複数機を保有し、主力機程の大きさが必要ではない、あるいは近距離、あるいは短い滑走路の空港での離着陸が予定される場合など、つまり日本国内およびロシア極東部、朝鮮半島、中国の沿岸部などがその運用範囲となるだろう。

 実は、上に書いたようなことを、郷秋<Gauche>は昨年1月24日に書いていたのである(記事はこちら)。別に郷秋<Gauche>が偉い訳でも予知能力がある訳でも何でもなく、昨日配信の読売新聞の記事内容な既に1年以上前に判っていたことなのだが、3.11大震災とそれに起因する原発事故等により、記事となり掲載・配信されるのが遅くなっただけと考えるべきである。郷秋<Gauche>が書いた1年前の記事は、読売新聞の件の記事の「解説」としてお読み頂くと良いかも知れない。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、例年よりも一カ月も遅れて見ごろを迎えようと云う梅。撮影場所は昨日の菜の花同様、先日ご紹介した町田市、川崎市(麻生区の飛び地)、横浜市(青葉区)の分岐点からほど近い、川崎市麻生区の飛び地である。

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美しいマクラーレンMP4-27がトップタイム

 待ちにまった2012年F1開幕戦、オーストラリアGPがアルバート・パーク・サーキットを舞台にして始まったが、郷秋<Gauche>が2月13日に「美しいのはマクラーレンMP4-27だけ」と云う小文を書いたのを覚えておいでの方はおられるだろうか。覚えのない方は是非こちらをご覧頂きたい。

 郷秋<Gauche>はこの小文で、「いつの時代も、優れた物が美しい形を備えているのは間違いのない真実。逆もまた真なりで、美しい物は優れている。零式戦闘機、ルネ・エルスの自転車、Nikon(ニコン)F3、500系新幹線、そしてF1。美しい物は常に最高の速さ・性能を内に秘めているのだ」と書いた。更に、大胆にも「この論法から云えば、2012年F1で最も速いのはマクラーレンMP4-27だと云う事になる」とも書いた。

 ほら、今日のフリー走行の1、2位はマクラーレンだったでしょう!郷秋<Gauche>が云った通り、ノーズに醜い段差がない、美しいMP4-27がやっぱり一番速かった今日のアルバート・パーク・サーキットであった。もっともウエットからハーフウエットになったフリー2での最速はメルセデスのミヒャエル、2番手がフォース・インディアのヒュンケルベルグで、バトンとハミルトンは15-16番手に沈んでいる。

 だから2月13日に、「果たして美しいF1は本当に速いのか、それは9ヶ月後に明らかになる」とも書いたのだ。一つのレースでの速さはフリー走行や予選での速さではなく、決勝レースが終わらなければ判らないように、シーズン通しての速さは、やっぱりシーズンが終わってみなければ判らないのである。昨日、2012年シーズンの見どころをあれこれ書いたが、郷秋<Gauche>的一番のシナリオは、アロンソの3度目のチャンピョン獲得だが、今年のフェーラーリのマシンがその期待に応えてくれるかどうかは、現時点では判らない。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、一昨日にご紹介した町田市、川崎市(麻生区の飛び地)、横浜市(青葉区)の分岐点からほど近い、川崎市麻生区の飛び地で咲いていた菜の花。

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2012年F1、明日開幕

 長かった冬休みが終わり、いよいよ明日、2012年F1の幕が切って落とされるが、2012年シーズンの見どころは、何と云っても前代未聞の6人ものワールドチャンピョンの戦いぶりである。

 ライッコネンとミヒャエル、どちらが先にF1復帰後初の勝利をあげることができるのか。ベッテルは3年連続のチャンピョンになれるのか。バトンとハミルトンは、過去に獲得したタイトルがフロックではないことを証明する必要に迫られているはずだ。アロンソは、自身が稀代のドラーバーであることを知らしめるため3度目のタイトルが何としても欲しいところ。

 見所満載の2012年F1がいよいよ明日、開幕である。ところで、開幕戦が行われるアルバート・パーク・サーキットは、南半球、オーストラリアのメルボルンにある。最初に「長かった冬休みが終わり」と書いたけれど、オーストラリアはこれから秋に向かう訳で、そのことを考えると、「長かった夏休みが終わり」と書くべきなのかも知れないな。

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分岐点

 道路に埋め込まれた「町」「川」「横」と書かれた丸い物は何だ?


 町田市、川崎市(麻生区の飛び地)、横浜市(青葉区)の市境を示す標識です。郷秋<Gauche>はこの標識の上を朝夕通っているのですが、この真上で交通事故を起こすとややこしいいことになりますね。気を付けなくちゃ。

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陸前高田、奇跡の一本松

 Facebookでシェアされていたこちらのページの写真(2/5程スクロールしたところにある)を見て驚いた。一本松の右手の建物に見覚えがあったからだ。

 もう40年も前の事だけれど、鮮明に思えている。1キロ以上続く弓なりの砂浜に沿って続く美しい松林。あの建物が砂浜の西端に建っていた陸前高田ユースホステルであったことがすぐにわかった。「奇跡の一本松」は陸前高田YHの敷地内にあったものだったのだ。

 郷秋<Gauche>は高校2年の夏休みに愛(自転)車を駆り二週間かけて東北を一周する一人旅に出た。一日に80~100kmを走り夜は基本、野宿。それでも洗濯と休養のために予め幾か所かのユースホステルを予約しておいた。陸前高田YHはその内の一つで2泊し、緑の松原と青い海を見ながら散策している。当事は新築間もない、YHとしては随分と豪華な建物であったと記憶している。

 その陸前高田YHも老朽化の為なのか、2011年1月から長期休業となっていたようで、誰もいない建物が被災したと云う事らしい。「陸前高田、奇跡の一本松」の事は勿論随分前から知っていたが、その松の木が陸前高田YHの敷地内にあったものでることを被災後一年を経て知り、思わず40年前にタイムスリップしてしまった郷秋<Gauche>である。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、八重咲き紅梅。

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橋下大阪市長、野田首相をほめ殺しか? そして遠藤周作「イヤな奴」

 人を虚仮(こけ)にする発言のイメージしかない橋下大阪市長が、珍しく人を褒めているようだ。その褒められた人がなんと野田首相だと云うから、郷秋<Gauche>はびっくり驚いたぞ。

  各社の報道によれば、野田首相が被災地のガレキ処理問題に関して、災害廃棄物処理特別措置法に基づき各都道府県に受け入れを要請する意向を示したことについて、橋下徹大阪市長が「すごい覚悟を持たれた決断。こういうことができれば、首相の支持率は一気にうなぎ上りに回復する」と評価したとか。

  先にも書いたが、人をこけにする発言のイメージしかない橋下氏が野田総理を褒めるのって、何か裏がありそうで、「ほめ殺し」じゃないかと、ついつい思ってしまう郷秋<Gauche>だぞ。

  だいたいがだ、そんな発言をしたところで、首相の株が上がるなんてとても思えない。だってそうだろう。どこぞの市(会えて名前は出さない。以下同様)では、宮城・岩手のガレキ処理に大反対し、県知事がほとほと困り果てている。どこぞの市では津波に流された松を送り火として燃やすのを拒否。どこぞの市では、福島から避難・転校した小学生に「放射能はあっちに行け」と。どこぞの市では福島ナンバーの車に給油拒否。どこぞの市では支援物産展での福島県産品販売拒否。どこぞの市では福島はおろか周辺地域への修学旅行拒否。まぁ、例を上げれば切りがない。

  事ほど左様に被災地、取り分け福島の人と物は嫌われているのだ。そんな中で首相が「災害廃棄物処理特別措置法に基づき」云々などと云ってみたところで、強権発動だとか基本的人権を無視しているとか反発されるのが関の山。東北各県での評価は上がったとしても、首都圏や中部・西日本での反発は必至だ。だからこそ、静岡県島田市や北九州市の英断を、郷秋<Gauche>は福島人の一人としてまったく嬉しく、文字通り「有り難い」と思うのである。

  昨年を象徴する漢字は「絆」であったと大きく報道され、実際に「絆」と云う字を、言葉を見聞きすることが非常に多かったこの一年だが、先に記した被災地拒否の多くの事例を見る限り、絆だなんて、上っ面、言葉だけの話だろうと思わざるを得ない状況である。絆とは「断つことのできない人と人とのつながり。離れがたい結びつき」のはずだが、受け入れ拒否、門前払いとなると、これは絆なんて話じゃないだろうと、郷秋<Gauche>は思うぞ。

  遠藤周作の、あれは「イヤな奴」だったろうか。主人公(遠藤周作自身だ)がキリスト教系の学生寮の仲間と御殿場にあるハンセン病患者の為の病院に慰問に行く。そこで入院患者と野球をするのだが、遠藤が打った球を患者チームの一人に取られて塁間で往生する。塁間で途方に暮れる遠藤にボールを持った患者が「行きなさい。触らないから」と云う。遠藤は自責の念に駆られる、そんな話しだったと記憶している。

  上っ面ではやれ支援だ、やれ絆だと云いながら、いざ自分の市で震災ガレキを燃やす話になると、福島県産品を販売するとなると、子どもが修学旅行に行くとなると、途端に反対運動を開始する。そんな気持ちも、郷秋<Gauche>も判らないでもない。逆の立場であったら、郷秋<Gauche>だって反対運動の先頭に立っていたかも知れない。こういう問題は紙一重なのだ。だから、責めることはしたくない。責めはしないけれど、騒がないで欲しい、せめて福島人の神経を逆なでするような言動だけは慎んで欲しいと思うのである。

  まぁ、いろんな人がいると云うことだ。いろんな人がいるけれど、それが認められる日本で良かったとも思う。勿論、いろんな人の中には、進んで福島人を受け入れようとしている人だっている。手を取って身体と心の温もりを伝えようとしている人だっている。そんな人がいる、それも一人じゃなくて大勢いることを知って、救われる思いの近頃の郷秋<Gauche>であるぞ。

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一年前を振り返る

 blogがようやく世間に認知されようかと云うころ、確かblogとは「日記形式簡易型ホームページ」なんて云い方がされていた。一年前に、自分が何をし、何を考えて、何を書いていたのか。確かに一年前の日記帳を繰るようにblogの「2011年3月」をクリックすると残らず出てくる。確かに日記である。その時に書き残したものを読むうちに、書かなかったこともいろいろ思い出してくる。

  全容が判らないままであっても、テレビの画面からただならぬ事態であることを知り畏れおののく。使っている電話がPHSであることが幸いし、福島の両親や友人の安否をすぐに確認できた安心することが出来たけれど、目の前ではほとんどすべての交通機関が止まったことから、郷秋<Gauche>のオフィスのあるビルでは約80名の帰宅困難者を収容したため、そのお世話で郷秋<Gauche>もオフィスに泊まり込む。

  災害時用の非常食や毛布などが備蓄されていたこと、電気・ガス・水道といったライフラインが止まらなかったことなどから、比較的冷静な対応が出来たと思ったけれど、それでもあの混乱ぶり。ライフラインが止まった時のことを考えなければと云う反省しかり。でも、あれからの一年間に整備できたことは極わずか。災害時対応の食糧・医薬品、復旧のための機器備品の備蓄も大切だけれど、一人一人が当事者であることを理解する意識改革の必要性を強く感じる。

  あれから一年。たいした事が出来ていない郷秋<Gauche>だけれど、少なくとも思いや考えがブレていないことを確認。熱し易いけれど冷め易くではなく、ブレずに、細く長くが大切だと再認識。頑張らない。マイペース。だって、福島の復興は郷秋<Gauche>が生きているうちには成し得ないであろうと云う程、遠く長い道のりなのであるから。行政と東電には急いで頑張ってもらいたいものであるけれど、郷秋<Gauche>は急ぎたいけれど急げないし急がない。頑張りたいけれど頑張れないし頑張らない。マイペースで細く長く長くである。

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年内にAF-S Nikkor 28mm f/1.8Gが登場?

 Nikon Rumorsによれば、今年中にフルサイズ用のAF-S Nikkor 28mm f/1.8Gが登場すると云う。このところ単焦点レンズを積極的に展開しているNikon(ニコン)だから、実際に出てくる可能性はかなり高いと思うが、24mm、35mm、85mmがf/1.4なのに、どうして28mmだけがf/1.8なのか、ちょっと不思議ではある。

 24mmよりも設計し易い28mmのはずだから、85mm同様f/1.4が先に出て、その後にf/1.8が登場してもおかしくない話しなのだが、廉価版のf/1.8が先に出る理由はある。28に1.5を掛けてみて欲しい。答えは42。そう、APS-Cセンサーを持つDX機で使うと若干広角寄りの標準レンズとして、スナップには最適な画角になる。DX専用の35mm(換算52mm)では物足りないDXユーザにも使ってももらおうと云う28mm f/1.8Gなのだ。ニコンも商売上手になったものである。

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、雨上がり、ブロッコリーの葉の上で踊っていた水玉。

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3.11

 あと二日であの日が巡って来る。新聞にもWebにも震災・原発事故関連記事が溢れている。

 残された子どもやお年寄りが前を向いて生きる記事では、その健気でひた向きな生き方が胸を打つ。辛い別れについて書かれた記事では胸が潰されそうになる。涙がこぼれ出る。でも読む。二度、三度、四度、五度と、繰り返し読む。悲しく辛い記事だけれど、決して忘れてはならないことだから、読んで胸に刻みつける。

 例年になく厳しかった冬が過ぎ去り、春がやって来た。

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61.3%の人がフィルムスキャナーを持っている!?

 「あなたはフィルムスキャナーを持っていますか」と云う質問に対する答えである。「世間一般」ではそんなこと、あり得ません。でも、この結果を見てください。でもね、調査したのがデジカメWatchと云う、(デジタル)カメラファンが見るWebサイト。「カメラ好き」1236名が回答したアンケート結果だけれど、当然のこととしてフィルムスキャナー「なんか」に興味のない人はパス。持っている人だけが「持っているぞ。偉いだろう!」とばかりに「持っている」ボタンをクリックする。当然の結果として「世間一般」をまったく反映していない「61.3%の人がフィルムスキャナーを持っている」と云う結果となる。

 アンケート調査の結果とは、事ほど左様に当てにならないものなのである。もっと例を示そう。例えば、web上で「あなたはインターネットを使っていますか?」と云うアンケート調査をしたとすれば、10万人から回答があろうが、100万人から回答があろうが、結果は100%の人が「インターネットを使っている」である。なぜそうなるかの説明は不要だろう。極論すれば、得たい結果に合わせた母集団を選び、望ましいい結果に誘導するような質問を並べれば、得たい結果が得られるのがアンケート調査なのである。

 フィルムスキャナーの話しに戻るけれど、恥ずかしながら郷秋<Gauche>はコニカミノルタのDiMAGE Scan Dual IV持っている。この他にもフィルムもスキャンできるエプソンのGT-X820を持っている。特にDiMAGE Scan Dual IVの方は買った当初は面白がって数本スキャンしたのだがすぐに飽きてしまった。と云うか、面倒なのである。でも、何だかね、フィルムスキャナーを持っていないと大昔に撮ったフィルムに申し訳ないような気がして、ただただそれだけの理由で持っている。持っているだけ(^^;

 そうそう、デジカメWatchのアンケートの画面では持っている、持ていないの他に、持っている場合にはその理由もコメント出来るようになっている(ただし任意)。コメントの一部が掲載されているのだが、郷秋<Gauche>が書いた、「フィルムをデジタル化するため以外の理由がありかすか?」と云うコメントは、残念ながら、まったく、完璧に、当然のように無視された。しかしだ、広い世間には、それ以外の理由でフィルムスキャナーを持っている人がいるのかも知れないな。例えば、「オブジェとして気に入ったから」とか。

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、蕗の薹。一週間前には何もなかった場所に、蕗の薹が顔を出していた。自然って、不思議だなぁ。

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Samyangから24mm f/3.5 ティルト・シフトレンズが登場か?

 Nikon Rumorsに、こんな写真が掲載されていた。24mm f/3.5のティルト・シフトレンズのようである。この写真がPhotoshopedではなく本物なら、ティルト・シフトレンズは使ってみたいレンズの筆頭なのに、純正のPC-E NIKKOR 24mm f/3.5D EDが余りにも高価でこれまで手が出せなかった、郷秋<Gauche>を含めた多くのニコンユーザーには朗報であるが・・・

 残念ながら、Samyangが電子接点も備えた、つまりCPUを内蔵したレンズを作る技術力は多分、ない。上で紹介した写真を良く見て欲しい。PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D EDのレンズ先端にSamyang 14mm f/2.8 IF ED UMC Asphericalの前玉とビルトインされたフード部分をくっつけた、Photoshopedである。

 Nikon Rumorsに掲載された写真がPhotoshopedであると知った上でも、Samyangから24mm f/3.5 ティルト・シフトレンズが登場するとなれば、これはやはり魅力的と云わざるを得ない。だってそうだろう、純正ニッコールの高くても半分、上手くすれば1/3の価格でティルト・シフトレンズが手に入るのだから、もう「買い」以外の何ものでもない。

 郷秋<Gauche>は随分と長い事Samyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3を欲しいと思いながらも、国内に輸入代理店がないことからなかなか手に入らず、ようやく今年1月になって入手したのだが、その代理店がちょっと心配な感じの会社であったことはその折に書いた。しかしCP+2011のケンコーのブースにこのレンズが展示されており、確認したところケンコーが扱うことになったとのこと。

 ケンコーと云えばレンズのトキナーと三脚のスリックを傘下に持つ国内有数のカメラ用品商社だ。そのケンコーが今後Samyangのレンズを一手に取り扱うことになるのだとすれば、故障が心配なSamyangのティルト・シフトレンズも、少しは安心して購入できるようになるだろう。レンズの解像度などの光学性能は純正に敵わないとしても、半額以下の価格で入手が可能となれば、買わないではいられない郷秋<Gauche>であるぞ。って、先立つものがないと買うことができないと云う、当然の事実を理解できていない郷秋<Gauche>でもある(^^;。

注:ティルト・シフトレンズ(Tilt-Shift Lens)とは、ティルト機構、つまりレンズをマウント基部から傾けることのできる機構と、レンズをマウン基部から鏡胴ごと水平方向・垂直方向に移動可能なシフト機構を併せ持つレンズである。

 ティルト機構を使い光軸を傾けることによりピントの合う範囲を広くも狭くもコントロールすることが可能となる。数年前から流行っている「ジオラマ写真」は本来このティルト機構によりピントの合う範囲を非常に狭く設定して撮影したものであるが、近頃のミラーレスカメラの「ジオラマ写真」はカメラ内部で電子的に上下の「ボケ」を作る手法で「ジオラマ写真」風写真としている。ちなみに日本でのこの手の写真の元祖と云われる本城直季氏はSLR(一眼レフ)ではなく、蛇腹付きの大判(多分4×5)を使って撮影している

 シフト機構は、歪(ゆが)みを嫌いう建築物や商品などを記録しようとする場合に便利な機構である。長方体のビルを近くから見上げるようにして撮影すると、建物は上に行くに従ってすぼまって写るが、このシフト機構を使ってレンズを上方にずらして撮影すると建物の上部がすぼまらない、建物の形を正確に記録した写真を撮ることが出来る。

 大昔の、蛇腹の付いた4×5(「しのご」と読み、4インチ×5インチのシートフィルムを使うカメラのこと)などの場合にはティルトもシフトも自在に使う事が出来たが、金属や樹脂の鏡胴のレンズをカメラボディに直接装着するようになってからはPC-E NIKKOR 24mm f/3.5D EDのような特殊かつ高価なレンズを使わないとティルトやシフトが出来なくなってしまった。例えばカメラのカタログに掲載されるカメラそのものの写真のように、レンズ前端からボディの後端の隅々まで完璧にピントの合った写真は、ティルトを使って撮ったもののはずである。そうでなければ、奥行きのあるカメラの隅々までピントを合わせることは不可能である。

 例によって今日の記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森で咲き始めた椿。これまでの同類の写真と比べ、バックのボケがやけに汚い(目障り、鬱陶しいい)と感じたあなたは正しい。実はこれまで6年間愛用してきたのとは別のレンズで撮影したものである。このレンズについては、また別の日に書きたいと思っている。

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少しだけ小さくなったフェラーリF12

 これまでのF599に代わるV型12気筒エンジンをフロントに搭載したフェラーリのフラッグシップモデル、「F12ベルリネッタ」が登場した。これまでのF+排気量を示す3桁の数字ではなく、V型12気筒エンジンを搭載していることを表すごくシンプルなネーミングとなっての登場だ。

 そのV12のボディサイズはF599に比べ全長が47mm短く、全幅が20mm狭く、全高が63mm低くと、わずかに小さくなってはいるが、それでも全長4618mm、全幅1942mmと、峠道を「ヒラリヒラリ」と走るにはやや大柄。パワーがあるのに燃費は良くなったし、引き締まったスタイルも申し分ないのだが、この柄の大きさで今回もまたパスだな。残念。

 と云う訳で、今日の一枚はなかなかお気に入りのフェラーリを入手できないでいる郷秋<Gauche>が唯一所有するフェラーリ126C2。No.27のこのマシンはジル・ビルニューブが駆ったマシンだが、左右で取付位置を僅かに違えたリアウイングは、レギュレーション違反とされたはず。

 

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「福島の子どもをまもりたい」

 2月7日に、我が子の日光への修学旅行を止めさせようと活動をしている、相模原市の「こどもまもりたい」と云うグループについて書いたが(see here)、今日の神奈川新聞では、せめて春休みのひととき、原発被害で苦しむ福島の子どもとお母さんを受け入れて、子どもたちには野外で思い切り遊んでもらい、お母さんたちにはゆったりくつろぎの時間を持ってもらうための活動をしている相模原市のグループ、「つちのこ母ちゃんず 福島のこどもをまもりたい」の活動が紹介されていた。

 我が子を守りたいと云う親の気持ちは誰しも同じだが、自分と自分の家族を被害者と決めつけ、東電や行政に一方的に何がしかの対応を求める活動ではなく、「3.11の震災以降、私たちが使っている電力のために、関係のない福島や周辺地域の子どもたちが危険にさらされているのを黙って見過ごすことのできない母ちゃんたちが立ち上がりました。」と云う「つちのこ母ちゃんず 福島のこどもをまもりたい」の活動は、郷秋<Gauche>の心のドアを優しくノックし、まったくすんなりと心の中に入って来た。

 自分の子どもは大切だ。でも、それ以上に大変な状況におかれている福島の子たち、そしてお母さんたちのために何かしないではいられないと云う「つちのこ母ちゃんず 福島のこどもをまもりたい」の思いに、福島人である郷秋<Gauche>の心は大き揺すぶられた。今日の神奈川新聞の記事や会のblogを読めば、手弁当での活動がいかに大変なのかが手に取るようにわかる。郷秋<Gauche>も何かお手伝いをと思うが、力は無し、知恵は無し、カネは無し、三重苦の郷秋<Gauche>にできることは果たしてあるだろうか(^^;

「つちのこ母ちゃんず 福島のこどもをまもりたい」のblogはこちら。http://tutinokokarchanz.blog.fc2.com/
どうぞご覧ください。神奈川新聞掲載の記事もご覧いただけます。

 例によって記事本文とは何の関係もない今日も一枚は、白木蓮の蕾。すみよしの森の民家の庭樹だが、寒さの影響か例年よりも蕾の数が少し少ないような気もするが、間もなく美しい花をたくさん咲かせて楽しませてくれることだろう。

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