人と自然

人は自然の一部である
水と緑によって癒される

突然酷暑に

2019-07-31 | 酷暑

 突然にといってもよいほどに、酷暑が訪れた。
自分が老人である故に、夏は暑いのが当たり前、でも徐々に雷雨を繰り返したり、「ピカ」と光って「ゴロゴロ」雷が鳴って、それも暑くても真夏の暑さの前触れとして捉え、それなりに楽しんだように記憶にある。
 終戦後のこと故、何もないのが当たり前の時代だ。
何が無くても無くても夏休み、大急ぎで雑炊鍋をかき回して食べたもの。囲炉裏のうえの火棚から「身欠きニシン」を一本引き出し、齧りながら川まで駆けていったものだ。
 海水着などないのは当たり前、ごろ石だらけの道を裸足でかけ続けて川まで、駆け続けたものだ。
 小さな川だ。砂防用の堰堤の下の深みで少しの間、泳ぐ。といっても誰も正しい泳ぎ方は知らない。手足をばたつかせ、浮いたり、沈んだり、繰り返したりであっても、水は冷たくて楽しかった。もちろん、水泳用パンツなどあること自体知らなかった。