あまり店頭で見ない銘柄なので買ってみました。昔、雑誌「特選街」の日本酒コンテストで優勝したことがあるはずで、名前だけは覚えていました。戦時中から戦後の日本酒劣化時代から復興しつつあった「旨い日本酒」を全国的に知らしめた、歴史的に重要なコンテストだったのですが、役目を終えたのか開催されなくなり、雑誌も廃刊。時代を感じます。
そんな訳で、いつかは飲んでみたいと思っていた銘柄です。品評会向けの華やかな味と思いきや、土臭さを感じるほどの実直な米の旨味と一種のえぐ味があり、沢庵みたいな漬物がよく合います。酒蔵のサイトではアジの南蛮漬けがお薦めになっています。
たまたま入手したこのポテトチップスも合いましたね。コンソメなどの強い風味を控えて、あっさりとした柴漬け風味に仕上げてあり、酒にはぴったり。もっと買っとけば良かった。
極楽息子(大)の誕生日を祝いました。
私からは左の白ワインです。稲葉扱いのChateauneuf du Pape Blanc Les Cailloux, 2020を今池の直営店まで買いに行きました。生産者が同じかどうかは思い出せませんが、若い頃一番好きだった白で、度々お世話になっていた懐かしいワインですが、所帯持ちになってからは勿体なくて長らく飲んでいません。値段も当時の4,000円弱から1万円近くまで出世しました。「何か値段も立派になったねえ」と店員に声を掛けると笑ってました。買いにくくはなりましたが、それだけ評価が高くなったということなので悪いことばかりじゃありません。