『Libera』 Libera ☆☆☆
イギリスの作曲家による少年聖歌隊を使ったプロジェクト、ということでいいのかな? その第1作。その後3作目まで出ているらしい。
天使の歌声のようなボーイズコーラス、ロマンチックでクラシカルなメロディ、シンセサイザー主体のアレンジ、曲によって打ち込みのビートあり。エンヤとか好きな人はツボかも知れない。「爽やかなEnigma」という人もいるらしい。私はEnigmaを聴かないので分からないが。確かに歌声は綺麗。すごく綺麗。曲も悪くない。
しかしこのアレンジはどういうことなんだろ? なんかいかにも、クラシックを聴かないポップス愛好家にも受けるようにビートも入れてみました、みたいな保守的で無難なサウンド。うすーく水に溶かしたヴァンゲリス、と言ったらいいんだろうか。冒険心とか実験精神は微塵も感じられない。とにかく耳ざわりの良いキレイな音楽を作りたかっただけなのか、ロバート・プライズマン?
まあ、だとしたらその目的は完璧に達成されている。聴いていて邪魔にならない。耳が心地よい。うっとりするような曲もある。しかしアルバム通して聴くと安っぽいし、飽きてくる。そういうところもエンヤに似ている。
やはりパーカッションが良くない。リズムマシンに入っている音をそのまま使ったような安っぽさだ。使い方も思い切りが悪い。それにこの手の音楽にストリングス系の分厚いシンセサイザーというのも安直過ぎる。どうせなら、パーカッションはピーター・ガブリエル風の重々しい複合エスニックビート、そして澄み切ったボーイソプラノにマイブラ風ディストーション・ギターを組み合わせてしまう、ぐらいやって欲しかった。そっちの方が面白いと思うんだけど。まあこの音楽に心酔する人はそういうの駄目なんだろうな……。
色々文句言ってるけど、イージー・リスニングとして聴く分には良質だと思う。ただ私は全曲通して聴くのは辛い。お薦めは2曲目のSanctus。パッヘルベルのカノンをアレンジした曲で、美しい天使達のコーラスを堪能できる。あと11曲目のAngelis。愛らしい曲。
イギリスの作曲家による少年聖歌隊を使ったプロジェクト、ということでいいのかな? その第1作。その後3作目まで出ているらしい。
天使の歌声のようなボーイズコーラス、ロマンチックでクラシカルなメロディ、シンセサイザー主体のアレンジ、曲によって打ち込みのビートあり。エンヤとか好きな人はツボかも知れない。「爽やかなEnigma」という人もいるらしい。私はEnigmaを聴かないので分からないが。確かに歌声は綺麗。すごく綺麗。曲も悪くない。
しかしこのアレンジはどういうことなんだろ? なんかいかにも、クラシックを聴かないポップス愛好家にも受けるようにビートも入れてみました、みたいな保守的で無難なサウンド。うすーく水に溶かしたヴァンゲリス、と言ったらいいんだろうか。冒険心とか実験精神は微塵も感じられない。とにかく耳ざわりの良いキレイな音楽を作りたかっただけなのか、ロバート・プライズマン?
まあ、だとしたらその目的は完璧に達成されている。聴いていて邪魔にならない。耳が心地よい。うっとりするような曲もある。しかしアルバム通して聴くと安っぽいし、飽きてくる。そういうところもエンヤに似ている。
やはりパーカッションが良くない。リズムマシンに入っている音をそのまま使ったような安っぽさだ。使い方も思い切りが悪い。それにこの手の音楽にストリングス系の分厚いシンセサイザーというのも安直過ぎる。どうせなら、パーカッションはピーター・ガブリエル風の重々しい複合エスニックビート、そして澄み切ったボーイソプラノにマイブラ風ディストーション・ギターを組み合わせてしまう、ぐらいやって欲しかった。そっちの方が面白いと思うんだけど。まあこの音楽に心酔する人はそういうの駄目なんだろうな……。
色々文句言ってるけど、イージー・リスニングとして聴く分には良質だと思う。ただ私は全曲通して聴くのは辛い。お薦めは2曲目のSanctus。パッヘルベルのカノンをアレンジした曲で、美しい天使達のコーラスを堪能できる。あと11曲目のAngelis。愛らしい曲。
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