鉄コレ京阪3000系一次車をいじる

2013年10月25日 09時20分34秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
模型に関しては書き溜めている記事がたくさんありまして……。
少しずつ公開していきます。


先日発売された鉄コレの京阪3000系一次車。
直前での不具合発生による発売延期もあったものの、無事に手に取ることが出来ました。
今年上半期は京阪を利用する機会も多く、それを契機として関西私鉄への関心も従来以上に抱くようになってきた私ですが、あまり手を広げすぎると収拾がつかなくなるので(もとい、泥沼に嵌るのを防ぐため)、無難に1セットのみを購入し、鴨東線開業前に走っていた早朝深夜の3連特急を再現することとしました。
一度でいいから見てみたかった、地上の鴨川東岸を優雅に走る京阪特急……。


先頭車同士の並び。片方の先頭車は幌が歪んでいます。
標識灯の枠が外側しか表現されていないので、ちょっと間抜けな表情。


実車写真。
標識灯は2200系などと共通のものと思われますが、本来であれば中央も枠がなければサマになりません。


乗務員扉の窓は寸法が小さく、幅が余っています。
この辺りも「不具合」に含まれると思うのですが……。


更に運悪く、前面裾部に塗料の塊が出来た個体を引いてしまいました。
安価な製品ですから、こればかりは仕方ないですね。

以下、小加工に移ります。


裾に溜まった塗料はデザインナイフで慎重に除去。
この後クリアー保護等で誤魔化せるかどうかは分かりませんが、とりあえず応急処置ということで。


分解してみると、前面窓は二部構成でした。
標識灯のレンズはよく見ると中央の枠がきちんとモールドされていたので、これに色差しをしていきます。


普通に塗っても良いのですが、今回は銀インレタの下線を利用して中央の銀枠を表現してみます。
取り付け時に擦れて取れてしまいそうだったので、転写後は念の為に一部をマスキングしてクリアーを吹いておきました。


右:加工前、左:加工後です。
幌は軟質プラなのでピンセットで歪みを少しずつ修正して、銀を色差し。


標識灯部分を拡大。
ささやかながら中枠が追加されたことが分かります。
上から貼り付けるエッチングパーツでもあればいいのですが、これで少し印象が変わりました。


後は、セオリー通りアンテナ類の取り付け。
やはり屋根上のテレビアンテナは目立ちますね。クーラーは天面に黒を塗ると良い感じになりそうです。


今回はここまでですが、車番の特定はもちろんのこと、垂れ下がった電連、トイっぽい床下、スカスカの前面回り、バリの残ったクーラーなど、納得のいく「往年の特急車」を再現するにはまだまだ手間がかかりそうです。

続く?