京都市バス新ダイヤスタート――大「快」革の朝――

2014年03月23日 02時08分52秒 | バス関係
きのう3/22(土)、京都市バスのダイヤ改定が実施されました。
交通局自ら「攻めの経営」「大快革」と謳うその内容は、既存系統の増便や経路変更に加え、均一運賃区間拡大、深夜バスの新設、更には時刻表や路線図、車両の行先表示幕等の案内表示デザインを一新するという過去に例を見ない大規模なもので、既に昨年より予告宣伝等も繰り返され、期待は高まるばかり。
全系統レベルで何かしらの変化があるとなればじっとしては居られず、当日はちょうど「方向幕タオル」なるものの販売もあるということで、早朝の京都駅へ繰り出してきました。

道中はもちろんバスで。


ダイヤ改定後の初乗りは42系統の初便でした。
本日から担当が横大路営業所(阪急バス委託)から洛西営業所(近鉄バス委託)に移管され、当然の如く洛西所属の2043号車がやって来ました。
見た目こそありふれた96MCですが、車内広告は洛西地域のものが目立ち、放送にも幾つかの変更点が加わって目新しさは満点。新デザインのスタイリッシュな幕を掲げ、朝日をいっぱいに浴びて京都駅前ターミナルに滑り込む様子は新体制の幕開けを実感させるに相応しいものでした。


道中では16系統とも邂逅。
この系統も担当営業所が変更となったため(九条京阪→横大路MK)、早速小型のエアロミディMEが充当されていました。こうした新鮮さや違和感も今後は徐々に見慣れたものとなっていくのでしょう。

さて、タオル販売(7:30~)の15分ほど前に到着した京都駅ですが、列は思いのほか少な目。
3分ほど前倒しで販売が開始され、1人3限ということでとりあえず2枚を購入しました。


外箱はこのように。


中のタオルは箱と同じデザインとなっています。通りごとのラインカラーが付された系統をはじめ、深夜バスも加えられるなど、新デザインの宣伝としては十分なものです。
なかなか大きくて使い勝手も良さそうなのですが、使うと黒の部分が剥げていきそうなので、当分は飾っておくことにしましょうか。(笑)

購入後はバスターミナルに出てウォッチング。
いずれも今後は恒常的に見られる光景でしょうから、帰りのバスが来るまでのほんの数分程度のものです。


幕回し中の6281。
書体の変更はもちろん、日本語と英字表記の境に線が引かれたのが特徴です。


回送幕も新調されました。
ここは各事業者で導入されている「すみません回送中です」を採用してほしかったところですが……しかし、以前よりも明瞭になった気がします。




堀川通を表す緑のラインカラーが付された9系統。
上に紹介した、ラインカラーの無い系統と比べて経由地・行先共に文字が小さいような気がします。もっとも、これは始発停留所から終点(京都駅)に近づくにつれて幕を切り替えた結果のものでしょうから、少々バランスが悪いのは仕方ないことでしょう。今後改善されていく可能性もありますし……。


反対に、京都駅が始発停留所となる206甲系統。こちらは幕の強みを生かして情報を詰め込んでいます。
因みにLED車も幕に合わせて表示が変更されたようで、従来の体裁とは異なる文字配置の車両を何台か見かけました。

新幕ウォッチングは以上ですが……


一夜にして「旧幕」となり、過去の光景と化した紫幕。
最後の撮影はこの43系統となりましたが、幕取り替えに伴う変運用のせいか、昨日は各系統で珍充当が相次いだようです。この6284もその結果ですが、きっと今頃は営業所内で新調された幕を掲げているのでしょう。慣れ親しんだ紫幕の見納めは寂しい気持ちもありますが、新幕も登場してみれば意外とすんなり受け容れられるもので、今後しばらくは旧幕からの変更点や新たな発見の話題が尽きぬことと思います。

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