今日ってなんと「秋の土用」なんですよ。
「土用」と聞くと大抵の方は夏の「土用の丑の日」を思い浮かべるでしょうが、実は「土用」は「年に4回」あり、その日は「1年」のうち「不連続」な「4つの期間」で、四立、要は「立夏」「立秋」「立冬」「立春」の直前の「約18日間」ずつがあたります。ただこの「土用」も「節気」と同じよう「平気法」と「定気法」がありまして、「平気法」は「四立」冬至を基準に約136.97日・228.28日・319.59日・45.66日後の18日前が「土用の入り」とされ、「土用」の期間は「毎回18日」になります。
もう一つの「定気法」では、「四立」の時、つまり「太陽黄経45度・135度・225度・315度」の18度前があたりますので、太陽黄経が「27度・117度・207度・297度」となる日が土用の入りになります。これは「国立天文台」でも「暦要項の雑節」で定められており「理科年表」にも掲載され、「各土用の入り」の「日時」が記載されています。ただ「定気法」ですと「太陽黄経」から算出するのでかなり複雑になりまして、方法としては「季」を通じて平均すると、土用の期間は「18°/ 360°× 1年」で18.26日となります。しかし、「地球が楕円軌道」であるために「季節により±3%」これは「軌道離心率×2」程度の変動があるので、春夏秋冬の順に18.49日・18.82日・18.02日・17.71日になります。この事から、土用の期間は「17日~19日」になってしまいます。ちなみに「夏の土用」は18日よりも19日のことが多く、冬の土用は17日になる事もあるのです。
なお、「土用」=「うなぎ」は「江戸時代」に「夏にうなぎが売れない」と言うことから、うなぎ屋さんに「平賀源内」が頼まれて作った「キャッチコピー」でして、古代からの風習ではなく、きっちりとした意図はないのです。
それでは本日の登場人物は、そんな「土用=うなぎ」から「夜のお供」な事になっている「久松 ゆりあ」さん。この人たちは「土用」じゃなくても。なんですケドね…。
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