昨日からの天候から打って変わって今日はホントに良い天気でしたね。夜になると「月」がとっても綺麗に見えますし。ちなみに今日の月は「13.2」まぁ一般的に言うと「14夜」で、当然ながら明日は「満月」ですね。
そんな、明日の「満月」ですが、いつもと違った満月になりますよ~。そうです「月食」です。
「月食」といいますと昨年の「皆既月食」を思い浮かべる方が多いのでは無いでしょうかアレは「赤銅色」をした月がとてもキレイでしたものね。さて、今回の「月食」は「半影月食」なる月食でして、昨年の月食と同じく「日本全国」で観測する事ができ、「欠け始め」は「21時12分」、「食の最大」が「23時33分」。「食の終わり」は「1時53分」と、時間も「日付をまたぐ」形になるので、「天頂付近」になるので、ほぼ遮る物が無く観測する事ができます。
では、「半影月食」とはどんな月食かといいますと、読んで字のごとく「半影」に入る月食なのです。「月食」は「地球の影」に「月」が入り起こる現象でして、影には「遮蔽物」によって「完全に光が隠される」部分「本影」と、遮蔽物から回り込んだり、漏れた光によってできる「薄い影」でして、今回の「月食」に当てはめると、地球、太陽と並んでできた「半影」によってできる「月食」なのです。なので、「月食」と言っても「薄い影」に隠されるだけですので、「ほとんど欠けているのが解らない」ほど。感覚的には「いつもの満月より月面にツヤがない」印象を受けるようでしょう。だた、今回は半影での「食分率」が「0.94」と深く入るため、北側がいくらか暗くなるので、もしかしたら目に見えて解るかもしれませんよ。また、「写真」に撮れば肉眼よりもハッキリとらえる事ができるかもしれません。とりあえず私は観測してみようと思っていますが。
それでは、本日の登場人物は「天体」ですので、久々にこの方。「ベルギー国立博物館 天文室」の「天文室長」である「マリアノール・ルーフィオ」さんです。「天文学者」である「マリアノール」さん。同じ「ベルギー国立博物館 天文室」の部下で、公私共に深い付き合いをしている一人である「コレット」さんに明日の「半影月食」の観測をするか相談です。確かに解りづらい月食ですからね…。ちなみに背景は本日の「月」です。