6月から「クルマ」しか自由な移動手段が無かったですが、先月に「車検」や「カスタム」から「モーターサイクル」が戻ってきました。これによって、「駐車場が無い」または、「駐車料金が高い」場所へまたいけるようになりました。そんなワケで、「フルオート番組」なのですが、話的に面白い「新宿コズミックセンター プラネタリウム」へ行ってきました。いや~久々ですよ。でも今日は「新宿レガス」にて「お祭りイベント」が開催されており、駐輪スペースが全く無い状態でしたが…。
ともかく、今回の番組は「秋番組」で「ケプラーの夢」と「秋の星空」、それと「お話」として「かぐや姫」です。この「レガス」は初めにテーマ番組から始まりますのでまずは「ケプラーの夢」から。
「ケプラー」。天文関係者には言わずと知れた「ドイツ」の天文学者で「ヨハネス・ケプラー」で「惑星運動における3つの法則」、通称「ケプラーの法則」を導き出した人です。彼は大学時代に当時信じられていた「天動説」の時代に「地動説」の話を聞きその理論を証明するために「月から見た天体の動き」を説明することによって、「天動説」の矛盾を証明しようとしたのです。その「証明」にために「ケプラーの夢」という小説が誕生したのです。
この話は、主人公の「アイスランド人」である「ドゥラコトゥス」が14才のときイタズラをして、母親にめちゃくちゃ怒られ、勘当状態で、ある船長に売り渡されやいます。いたずらで人身売買とは大した母親ですよ…。そして、その船は「デンマーク」の「フヴェン島」に寄港することになり、「ドゥラコトゥス」はそこで、ティコ・ブラーエという人物に会います。ちなみにこの「ティコ・ブラーエ」は実在の人物で、「ケプラー」の師匠である「ティコ・ブラーエ」らしいですよ。実際「ティコ」ははフヴェン島に住んでいたようですし。
そのブラーエの元で天文学を数年間勉強した後、母親に売られたことを知ってか知らずか、故郷に戻り母親と一緒暮らすのですが、そこで母親と「精霊」からこんな物語を聞くのです。
精霊たちは、地球と月を自由に往復でき。「月」を「レヴァニア」、「地球」を「ヴォルヴァ」と呼んでいるのです。ちなみに「レヴァニア」は「ヘブライ語」で「月」を意味する「レバナ」または「レヴァナ」から来ており、「ヴォルヴァ」は「ラテン語」の「volvere」からで「回転する」の意味なそうですよ。ともかく。「精霊」が月と地球往来できるのは月食のときに限られ、「所要時間」は「4時間」ほど。月まで約38万kmですから「時速9500km」で秒速にすると「約263.9km」って事ですね?ずいぶん早いなぁ。それでこの「4時間」とはきちんと意味があって、実は「月食の継続時間」がこのくらいであるようから出た数字なそうです。
物語は進み、この「月まで」の道のりは精霊であれば、この行程は簡単なものなのだそうですが、さすがに「人間」を連れて行くとなれば大変でして、いくつかの準備が必要になります。まず「離陸時」の「ショック」を和らげるために、「麻酔薬」や「アヘン」(当時の表現です。現在は「麻薬」ですからね)で眠らせ、手足はきちんと固定しておきます。そして、宇宙空間での呼吸を維持するために、湿った海綿を鼻に当てておくのです。当時は当然ながら「宇宙は真空」とは思われていませんでしたから、この程度の処置で何とかできると思ったのでしょう。現在でしたら「宇宙服」に「酸素」は絶対に必要ですしね。それから「レヴァニア」に到着すると、強い太陽の光を避けるためすばやく、洞窟や暗がりに入らなければなりません。でも「レヴァニア」は地球よりも「不完全な球体」つまり「凹凸」が多いのでそれは簡単なようです。ちなみにこの「月旅行」は「月食の時」に行われるようですね。何でもその時に「影の道」ができるかららしいです。
そして「レヴァニア」には「主に二つの地域」に分けられており「地球」つまり「ヴォルヴァ」から見えない、通称「裏側」と呼ばれている部分の「プリヴォルヴァ半球」と、常に「ヴォルヴァ」から見えている、「表側」の「スブヴォルヴァ半球」があり、こちらは「夜」でも「ヴォルヴァ」から太陽の反射光が送られてくるので気候が温和で、そんなに暗くはならないそうです。次に「レヴァニア」に「棲む生物」についてで、大部分の生物は、昼間は直射による暑さを避けるために、洞窟の中などの水に潜っており、夕暮れになると、地上に出てくるのです。そして「レヴァニア」から空を眺めると、当然ながら「ヴォルヴァ」はいつでも変わらない位置に見えているのですが、その見える角度は、「レヴァニア」のどの緯度にいるかによって、見える位置が変化します。たとえば「赤道付近」では「真上」に、そこから極方向へ歩いて行けはどんどん高度は下がり極点では地平線上に見えるのです。さらに「太陽」を含め、その他の天体は動きが極めて複雑になってしまっているのです。その他にも「レヴァニア」における「ヴォルヴァ」の見え方などが紹介されています。
番組としては今までにないやり方で、逆にこれを原案として作品を作っても面白いでしょうね。また、「天動説」の証明のために書かれた作品ですが、「月」からみた「地球」という観点は面白いものがありますね。さて、実際の「本」としての「ケプラーの夢」は30ページほどの物語部分と、その4倍以上の「解説」があるそうですよ。
そんな感じで「テーマ番組」が終わって、「秋の星空」です。「オート」らしく「本日の夜空」ではなく「汎用」ですので、正直「星座の形」以外はさほど参考にはなりませんね。紹介される星座も「ぺガスス」から「アンドロメダ」「ペルセウス」「くじら」と「みずがめ」に「秋の一つ星」とも言われている「フォーマルハウト」をもつ「みなみのうお」だけでしたから。ただ「みずがめ」の星の名前に「幸運」とつくのが多かったことから「みずがめ」は「幸運な星座」とみられるのは新しい発見でしたよ。侮れないですね「レガス」!
最後は「かぐや姫」にお話しです。まぁこの話は結構「当然」なので詳細ははしょっちゃいます。
と、まぁ意外や意外な面白さでした。普段「地球」からの「視点」でしか考えていませんでしたから、このような「月」からの視点で考えてみるととても新鮮ですね。いや~面白かったですよ。
それでは、本日の登場人物は「月」と「精霊」が出てくればこの方でしょう。「月の智霊」の称号「マルカ」を持つ「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局長 気象参謀」で「第二階位第二級」 の「セルフィーヌ・マルカ・アクティナ」さんです。でも「セルフィーヌ」さんの称号「マルカ」は「月の智霊」であって、別に「月に住んでいる」とか「月の精霊」ってワケでも無いのですから、実際は関係無いのですがね。
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