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こたなたよりこんなこと

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アマゾン川流域ってすごい

2015年03月24日 | 博物館・科学館

 「国立科学博物館 上野本館」も春になり、特別展も春シーズン用になりました。今回は「大アマゾン展」です。

 「アマゾン川流域」。世界最大の流域面積を持ち、その広さは「日本の約20倍」とも言われ、その流域には熱帯雨林が広がり地球の森林の1/4を占めているのです。その広大な熱帯雨林には様々な生物が暮らしているのです。この「大アマゾン展」は「生物の多種多様性」をテーマに「アマゾン川」を総合的に紹介する、過去最大級の「アマゾン展」なのです。

 「アマゾン川流域」の生物の紹介と言っても、現在の動植物だけではなく、まずは過去からという事で、「第一章 太古の南米大陸からアマゾン誕生まで」と「翼長5m」の大型翼竜「アンハングエラ」を中心に魚類や植物、昆虫の化石を紹介。そして「現在」のアマゾン川流域に生息する生物の紹介[第2章 大河アマゾン」です。ここは9つのコーナーに分かれており、それぞれ「哺乳類」から始まり「鳥類」「爬虫類・両生類」と続き、「昆虫」、「魚類」。ここでは魚に隣接して「アマゾンカワイルカ」も紹介されます。さらに「菌類」に「水草」までも網羅しています。

 まず「哺乳類」ですが、「アマゾン川流域」には「約420種類」の「哺乳類」が生息しており、独特な種類も多くいます。「世界最大のネズミ」である「カピバラ」さんや「アリクイ」そして「ナマケモノ」に「アルマジロ」と、アマゾン特有の動物たちに、熱帯雨林という、「うっそうとしたジャングル」に適応した「サル」たちも剥製で紹介されています。

 「うっそうとしたジャングル」では「鳥」の数多く生息します。「鳥類」は「約1800種」おり、多くは色鮮やかな羽根を持っています。その中でも有名なのが「世界最大」の「インコ類」である「コンゴウインコ」。よく「インコ」というとイメージされるあの「インコ」ですね。逆に「世界最小の鳥類」である「ハチドリ類」も多くいます。あと「コンドル」もアマゾン固有の鳥ですね。

 アマゾンというと「両生類・爬虫類」のイメージが強いかもしれませんね。その中でも「アナコンダ」や「カイマン」なんかが有名でしょう。今回の展示では「6mのオオアナコンダ」が剥製と骨格標本が展示されており、その大きさは圧倒的です。小さく、カラフルで無害そうに見え実は、猛毒の「ヤドクガエル」も展示されています。

 アマゾンで一番種類が多い動物は「昆虫」で、「約100万種類以上」が生息しているといわれているほどで、いまだに新種が発見されることが多い地域でもありますね。「世界最大のカブトムシ」である「ヘラクレスオオカブト」や、美しい「羽」をもつ「モルフォチョウ」なんかが特に有名ですね。その他「体長18cm」の「カミキリムシ」なんかもいますよ。また「昆虫」ではないですが「タランチュラ」もいますよ。

 「アマゾン川」ですから「魚類」も忘れてはいけませんね。でも広大な「アマゾン川」には「魚」以外にも川に住んでいるのがいるのです。それが「アマゾンカワイルカ」。世界でも「揚子江」「インダス」「ガンジス」「ラプタ」そして「アマゾン」と「4科4属」の淡水(ただしラプタは汽水・海水域にも生息)に生息するイルカなのです。基本的に「カワイルカ類」は「絶滅危惧種」でコレは「アマゾンカワイルカ」も比較的生息数は安定していますが例外ではありません。また「アマゾンカワイルカ」は通常は「薄いグレー」の体色ですが、遊泳等で皮下の血行が良くなると「ピンク」に見えることから「ピンクイルカ」の別名で呼ばれていますね。ココで展示されている「全身骨格」は日本で唯一の標本なのです。

 約3000種生息している「アマゾン川の魚」といえばやはり「ピラルクー」と「ピラニア」でしょうね。また「ナマズ」も多く生息しています。「~キャット」なんて呼ばれているのは大抵「ナマズ」ですから。あと意外と知られていませんが、ピラルクよりも凶暴かつ危険なのが「カンディル」。こちらも展示されていますよ。

 こういう展示で私は始めてみたのが「菌類」、まぁ「きのこ類」ですね。外国のきのこ類の展示はまず見ませんから、コレは貴重な展示と言えましょう。それに「アマゾン」の「菌類」は、ほとんど知られておらず、この「大アマゾン展」での調査で解明された「アマゾンの菌類」は「きのこ好き」にとってはたまりませんね。研究が始まったばかりなので、正式な名前をつけれられているのは少ないですが、類似しているのかそうなのかは解りませんが「ヒラタケ」や「シイタケ」、「サルノコシカケ」など見慣れた種類もいます。

 そして、最後は、コレも珍しい「水草」。コレは「8月」に「国立科学博物館 筑波実験植物園」にて開催される「水草展」の前哨・告知展示の意味もあります。水槽が2つしかありませんが、「アクアリウム」でよく見る種類は「アマゾン産」が多く、私にはなじみがある光景、「ルドジニア」や「フロッグピット」なんてウチでありますからね。でも「水槽」は良いですね。

 さて、「アマゾン川流域の動物」の中には「人間」も含まれます。でも「人間」を紹介してもアレなので「アマゾン先住民の装飾品」も展示されています。「コンゴウインコ」のカラフルな羽を使った「羽飾り」など「カラフル」な物が多いですね。

 第一会場の最後は「8m×4.2m」の大型スクリーンを使った「アマゾン体感!4Kシアター」です。さすがに「4K」の画質は凄く、アマゾンの色彩を実物のように表現してくれます。また「収録音声」も「ハイレゾオーディオ」とさらに臨場感を高めてくれます。アマゾンの夕日はホントきれいですよ。

 では「第二会場」へ移りましょう。「第二会場」では「特別展ミュージアムショップ」と、この「大アマゾン展」、「公式サポーター」の「さかなクン」の「アマゾンの魚」の紹介や実際に彼がアマゾンで釣ってきた「ピラニア」も水槽にて展示されています。

 展示は主に「剥製」がメインで「見る」には凄く楽しめます。確かに「大アマゾン展」と言うだけあり、アマゾンをほんの少しだけ体感できる感じですね。ただ、生態などの細かい解説が少ないので、科学的要素は少ないですが、「見る」といった楽しみ方ができますよ。

 ただ、今の時期「春休み」ですので「お子様」が多いので…。

 それでは、本日の登場人物は「アマゾン川流域」と「生物多様性」な話ですので、この方。「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。さぁ、アマゾンを覗いて見ましょう。ちなみに背景は「大アマゾン展」の入り口です。

 

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