昨日ブログで書いたように、「山梨県立科学館」へ行ってまいりましたよ。片道約130km、所要時間は約3時間。ちなみに行きは一般道で、帰りは「相模湖」から「高井戸」まで高速を使い、それ以外は一般道。基本的に私は高速をあまり使いませんから。しかも、今回は「ミニゴリラ」にやられました。目的地設定で、「山梨県立科学館」を目的地でしたのですが、この科学館。「愛宕山」と言うやの頂上にあって地図上はトンネルの真上になるんですよ。実際行って見たら側道へ行かず、そのままトンネルへ。トンネルの中心辺りで「目的地に到着しました」ってここトンネルのど真ん中なんですけど!という事で、多少迷いました。ホントヤラレタ…。
ともかく、そんな事がありながらも、到着。やはり地方は「車が無いと生活できない」って事で駐車場はかなりの収容台数があり、料金も無料なのでしょう。料金所がなかったですからねぇ。その代り自転車・バイク置き場の大きさは小さいです。駐車場で言うと3台分位です。駐車して、科学館の入り口は山のまだ上。階段を上がって入り口へ行こうとすると、「何処?」です。入り口が解り辛く思わず、施設案内地図を見て確認してしまったくらいです。特に「入り口」と表記があるわけでもないので、ホント解らないですって。中に入り、ロビーへそこに「受付用」のカウンターがあり係員が二名立っています。そこがチケット売り場で、入場料と、プラネタリウム観覧料がセットになった「セット券」を購入。ちなみに、「入館料」が500円。「プラネタリウム・アストロビジョン観覧料」も500円で合計1000円なのですが「セット」になると「800円」と200円お得です。とりあえず、プラネタリウムの会場時間まで1時間近く有ったので「科学館」の方を見てみる事にしました。
科学館の展示は実際に「見て学ぶ」と言うより「遊んで知る」って感じで「体感」系が多かったです。通路もジャングルジムみたいになっている所もあり、結構画期的です。でも展示フロアは1フロアだけで、2F空中回廊とプラネタリムがある「スペースシアター」とエントランス。がメインです。それで、展示室は「地球」、「宇宙」「科学技術」「生命」「サイエンスプレイ」「自然」と6つに分かれておりそれぞれの展示はその分野で業績を上げた科学者がテーマになっており、「地球」は「大陸移動説」の「ウェゲナー」。「宇宙」は「宇宙工学の父」と呼ばれた「ツィオルコフスキー」と「相対性理論」でおなじみの「アインシュタイン」「科学技術」は「人類史上最高の発明者」と言われている「ダ・ヴィンチ」。「発明王」の「エジソン」「万有引力」の「ニュートン」。「生命」は「細菌学の権威」である「パスツール」。「サイエンスプレイ」は「眼の錯覚」の理論で様々な事をした「エイムズ」「自然」は「ダーウィン」と「ファーブル」。ともかく、先ほども書いたように「体感」する事が前提なので、ゆっくり、じっくり見れる状態では無いです…。とりあえずそんなこんなで、開演10分前が開場になるので、それ以前にスペースシアターの入り口で待つ事にしましたが、なんと開場前に列が出来てるではないですか!さすが「山梨県唯一のプラネタリム」です。
ドームの形式は「傾斜型」で「ドーム径」は20mと大型でキャパは公表されていませんが、多分250前後でしょう。投影機は「五藤光学」の「GGS-HELIOS」。シートは後ろ2列以外は「レバー式リクライニング」。で硬さは固めですね。間隔は結構狭く、特に前後はかなり窮屈ですよ。背が高い人でしたら前の席がリクライニングされてしまうと膝が当たるでしょうね。番組は「季節の星座解説」と「オート番組」の「どうしたの?冥王星」です。ちなみに解説は「生解説」で、ポインターは「コードレス 電球式」でしょう。色は「白」と思わせて「とても薄いグリーン」。
開演時間になり上映が始まるとなんといきなり「オート番組」から始まりです。「どうしたの?冥王星」の主人公「ミノル君」が自室で辞典を見ながら太陽系の惑星について勉強中です。そこに「ミノル ママ」が入ってきて、辞典を見て「その辞典はもう古いわね」と言い「冥王星」が惑星の定義からはずれた事を言うと、ミノル君は必要以上に絡んできて、一人で勝手に妄想暴走状態。ママはそれを置いて朝ごはんの準備へ。で、タイトルが現れます。場面は変わり、食卓へ。そこでも「冥王星」の話が続いており、「ミノル パパ」が「そういえば、今度の科学館の番組は冥王星についてだったな」というとミノル君は「早速行かないと!」と張り切り、ママはそんなミノル君に「カレー粉買ってきて、今晩はカレーにするから」と送り出します。でも今時「カレー粉」ですか?結構本格的なカレーを作る為の「カレー粉」じゃなくってそれは「カレールーの素」ではないでしょうか?と、ここでオート番組は途切れ、設定では「ミノル君」がこの科学館でプラネタリウムを見ている事になりまして、解説の始まりです。まず、この時間の太陽が映し出され、正面は西。太陽だけでは方向が解りづらいのでこの「県立科学館」から見た「甲府盆地」の写真が映し出されます。そして定番の地理解説。この地理解説。東京都内や神奈川県内でしたらある程度の見当は付くのですが、なじみの無い所だと斬新です。「甲府駅」がここで、「八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳」と説明されていきます。ちなみに富士山は甲府からだと「東」の方向になります。東京の人だとこれがかなりのギャップになるのではないでしょうか?日が沈み金星、土星と順々に出てきて、空の時刻は20時くらいになり解説開始ですが、この甲府でも「光害」があるのです。それでも東京よりも見える星の数は多かったですね。でも、あと少し暗ければ良く見えるのにって感じでもどかしい明るさです。それも消して完全な星空に。実は私の父の実家は山梨にあり、甲府は近いので見える星のイメージは近い物がありましたね。それはさて置き、このままだと星座を探しにくいので正面が「南」に移りますが、始めに解説するのは「北斗七星」。それって「北」ですよ。正面「西」の方がまだ見やすいですから!それと違和感を覚えたのが「おおくま」の神話。「ゼウスがしっぽを引っ張り空に上げた」のが定番なのに「樫の木が上げた」事になっているのです。しかも「こぐま」の解説は無く「北極星」だけ。「北斗七星」の「ひしゃくの柄」から大曲線に移り、「うしかい」と「りょうけん」。それから「スピカ」なんですが「月」を出したままなのでスピカが見つけ辛いのです。月は星の観察では天敵ですから消して欲しかったですね。「おとめ」の紹介があり「スピカ」「アルクトゥールス」「デネボラ」「コル・カロル」を結んだ「春のダイヤモンド」そして「大三角」から「しし」。そして「土星」の紹介。で、惑星繋がりでいきなり「冥王星」を探します。ちなみに今の時期冥王星を見るには「深夜」夏の星座が出る頃で、さそり座の尻尾が南中した時、尻尾から天頂に30度近く上がった所にいるようです。そこでまた話が戻って「どうしたの?冥王星」になります。さらに解説も「オート番組」の解説員さんへ変わりますがこれがまた「ミノル パパ」に瓜二つ。まぁミノル君もそれに対してツッコミますが、スルーされ話は、「天王星」発見の発見で「新惑星発見のブーム」が天文業界に起こりこぞって新惑星を発見しますがそれは「アステロイドベルト」のもので「天王星」より外の惑星ではありませんでした。しかし1846年に「海王星」が発見され「アステロイドベルト」の新惑星達は1853「小惑星」に降格。それから70年経った1930年に冥王星が発見されます。でも、当時の観測技術では冥王星の大きさは「地球」くらいと思われていましたが結局は直径1000kmで1992年から冥王星付近の小惑星帯「エッジワース=カイパー・ベルト」から様々な「エッジワース=カイパー・ベルト」天体が発見された事で冥王星が降格されたのです。そんな話の流れで「ミノル君」は「反対した人はいなかったの?」と聴きます。それから「冥王星探査船 ニューホライズンズ」となんだか「中学の英語の教科書」みたいな探査船プロジェクトのプロジェクト責任者がその一人だそうです。何でも「ニューホライズンズ」打ち上げ半年後に準惑星になってしまったんですからねぇ。そうそう「準惑星」を「ドワーフ・プラネット」って話は無かったですね。そんな事で帰宅した「ミノル君」を待っていたのは「肉じゃがの夕飯でした。せっかく「カレー粉」買ってきたのにね。まぁ、それがニューホライズンズのプロジェクト責任者と同じ心境って事でオチがつきました。ただこの番組、所々で「国立天文台助教授 渡部潤一」氏が登場して解説してくれますが、かなり簡単にしてますが専門的な話なので一般の方には退屈だったでしょう。内容もチョット物足りないですし、キャラの作画は結構良いのに生かされていないのが残念でした。
それにしても「冥王星関連」の話はこの時期になって多いのは番組を作るに半年以上かかるって事なんでしょうね。それにしても「世田谷区教育センター」の「よう子とプルートの冥王星物語」が冥王星関連で一番良かったです。
山梨県立科学館
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/
それでは、本日の登場人物は「リセルアーテ・アウステル・フォーニエル」さん。特に深い意味は無いですけどね。まぁ今日の晩春らしい天気と陽気から「春風の精霊」って事で
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