こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

コレだけの個人コレクションはスゴイです。

2014年10月29日 | 博物館・科学館

 昨日「ヒカリ展」を見た後、もう一つ興味がある展示があり、それが「企画展 ヨシモトコレクションの世界~T.W.ヨシモト氏の人生の軌跡を探る~」です。

 正直「ヨシモトさんって誰?」と思う方が多いと思います。確かに歴史に名だたる事業をしたとか世間に多大な影響を与えた方ではないと思います。でも「かはく」に来ているとその名前は一度は見た事があるかもしれません。「地球館3階 大地を駆ける生命」コーナーで展示されている「動物たちの剥製」がありますよね?「ジャイアントパンダ」や「ニホンオオカミ」など特殊なのなど一部は違いますが、あの多くは「ヨシモトコレクション」からなのです。その展示でも多くの種類があると思いますが、それでもほんの一部。全部で「400点」もの膨大な大型哺乳類剥製コレクションがありその中には当然現在となっては希少となってしまった種類もあります。

 ここでフト疑問に思われるかもいるでしょう。じゃぁ「ヨシモトさんってナニ者?」と。「ヨシモト」の名前からして「日本人」である事は判別できると思いますが、本名は「ワトソン・トシノリ・ヨシモト」。実は「ハワイの日系二世」で「オアフ建設」を立ち上げた事業家で後に「ヨシモト財団」を設立、世界各地で大型哺乳類、特に「ガゼル類」の収集を中心に行っていたようです。コレクションはヨシモト氏自信がハンティングした物が大半で、捕獲した場所、月日」が細かく記載されており「標本」としての価値も高いのです。1997年に「国立科学博物館」にそのコレクションが「寄贈」され、過去2回、コレクションを使用した「特別展」が開催されています。1回目は「1998年3月」に「特別企画展示 地球のなかまたち」の第2部として「野生の躍動 ヨシモトコレクション」が開催。2010年には「大哺乳類展 陸のなかまたち」でこちらでも多くのコレクションが展示されています。コレは私も見に行っています。では、現在の「ヨシモト」氏は?といいますと、今回の「企画展」は「ヨシモト氏没後10年」にあたって開催された展示なのです。

 とりあえず、今回の展示ですが、展示の方法が素晴らしいです。特に「日本館1階ホール」から展示が始まっており、「倉庫」のような無骨な丸太で組まれた展示セットは「四方の柱」と「中央」を使用し展示がされ、中央は山のように2階までの高さで組まれたセットの頂上には「ホッキョクグマ」が立っています。このホッキョクグマは「大哺乳類展」での「メインビジュアル」でも登場していますね。そして1階北翼「企画展示室」内は「ヨシモト氏」のコレクションルームの一部を再現し、その経緯を紹介しつつ、「剥製」の展示方についての解説や様々な剥製が並べられています。特に中央の「ガゼル類」が集められた展示は壮観ですし、その数の多さから「生物多様性」を知る事ができます。そうそう、梁にも「鳥」の剥製があったりと、展示物の配置もかなり考慮されているのが解り、ただ見るだけも楽しめますね。

 それでは、本日の登場人物は「生物多様性」も関連しているのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「大型哺乳理」の「個人コレクション」としては最多数クラスの「ヨシモトコレクション」その企画展を見に来た「アルセレート」さんなのです。ちなみに背景が「ヨシモトコレクションの世界」の会場である「日本館1階中央ホール」です。

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