電脳筆写『 心超臨界 』

目標を立てることは
見えないものを見えるようにするための第一歩
( トニー・ロビンズ )

日唐の政府行政組織のちがい――西尾幹二

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
前項の末尾にもみたように、中国の皇帝崇拝と神の代償としてのその絶対化による政治の形態は、人類史上例をみない特殊な世界であって、日本にはもともとなじみにくいものであった。日本の天皇は神の祭司である。祭政は分離され、中国のような政治権力の宗教化は日本では巧妙に避けられてきている。そのためには神祇官と太政官の二官分立の形式がいち早く賢明に採用され、確立されていたのではないかと私には思われる。今日の象徴天皇制の淵源はすでに律令の中に存在するのである。 . . . 本文を読む

NPO法人を立ち上げ、林業の担い手の育成を始めた――水野雅夫

2024-05-18 | 08-経済・企業・リーダーシップ
目標は林業を志す人に学んでもらう学校の開設。「どんな世界か知らずに入り、すぐやめてしまう人も少なくない。学校や会社に通いながら林業の実情を学ぶことができれば定着する人も増える。どんなニーズがあるかなど、林業・寺子屋プロジェクトを続ける中で探っている」と語る。 . . . 本文を読む

僕の映画のほとんどは福永さんと「草の花」に捧げてきた――大林宣彦

2024-05-18 | 03-自己・信念・努力
福永武彦著「草の花」を、僕は3、4回読んだだけで暗記してしまった。ちょうど楽譜を暗譜するように、福永さんの文章は構成のしかりした楽曲と同じで、一語たりとも欠落しようがない。同時に僕はこの小説に出合って、小説家になるのをあきらめた。僕以上にうまく僕の物語を書く作家がいては仕方がない。 . . . 本文を読む

いつくは死ぬる手なり――宮本武蔵

2024-05-18 | 03-自己・信念・努力
「いつく」というのは安定する、安住するという意味です。安定したら死である、負けであると武蔵は言うのですね。 . . . 本文を読む
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それは、君が、この人生を終えようとするとき、その臨終のときの物語――田坂広志

2024-05-18 | 03-自己・信念・努力
「悔いの無い人生」を生きるとは、何か。その問いを考えてきた。その問いを考え続けてきた。そして、それらの数多くの哲学者や思想家の中に、この問いをどこまでも深く考えた、一人の哲学者がいた。フリードリッヒ・ニーチェ。ドイツの哲学者だ。この哲学者が、素晴らしい思想を残している。 . . . 本文を読む

(4)二足歩行は重力負担が倍になる――西原克成

2024-05-18 | 09-生物・生命・自然
重力によるダメージを軽くするには、睡眠とお風呂が最も効果的です。昔から休息のことを”骨休め”といっていますが、昼間自らの体重で押しつぶされた関節も、一晩ぐっすり眠ることで元に戻ります。 . . . 本文を読む

田原坂とその周辺では、ときに「行きあい弾」とよばれるものも出てくる――司馬遼太郎

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
十数日つづいた田原坂の攻防戦というのは、同時代の世界戦史のなかで、激戦という点で類を見ない。小銃弾の使用量のけたはずれの大きさも、機関銃の出現以前の戦いではこの兵力規模で他と比較しようにも例がないのではないかと思える。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 ネット書店規制――藤原正彦 》

2024-05-18 | 05-真相・背景・経緯
ネットによる寡占を許すと、必ず寡占してからの大幅値上げが始まります。アマゾンも本屋を潰し、取次を潰してから、市場占拠後にエルゼビアと同じ手を使うことが危惧されます。本の価値をつり上げるばかりでなく、出版社の価格決定権や編集権まで握りアマゾンの気にくわない本は売らないなど、思想統制につながりかねません。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 リニア建設の非合理性――福井義高 》

2024-05-18 | 05-真相・背景・経緯
リニア建設は、上場企業の投資案件としても、鉄道輸送体系の観点からも、地震対策としても、合理性がありません。国鉄改革の枠組みが幸いし、非常に儲かる会社となったJR東海の経営者が、その収益を使って鉄道人としての夢を実現したいという思いは、同じ元国鉄職員として筆者にも理解できます。ただし、従来型の第二新幹線ならともかく、リニアには賛成できません。筆者にとって不可解なのは、上場企業としてのJR東海に投資している株主たちが、これほどビジネスとして筋が悪い計画をそのまま見過ごそうとしていることです。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「富田メモ」なる謀略文書――若狭和朋 》

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
謀略文書と私が断定するのは、単純なことです。1988(昭和63)年4月28日に昭和天皇は「プレスとの会見」(原文は「pressとの会見」)を行われてはいません。この日に「プレスとの会見」を行ったのは徳川前侍従長です。主旨は4月中旬に退職した侍従長の「退職会見」です。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 JR福知山線事故の真犯人は労組だ――高山正之 》

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
ルビッツの事故の報が続く中、その二審判決が出て、社長の無罪があらためて確認され、さらにあの事件の真の「原因は運転士の異常な運転操作にあった」とはっきり断じた。こんな不適格運転士を労働者の権利とかいって配転もさせなかったJR労組の体質こそが100人を超す乗客を殺したと言っている。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 巨大ダムが台風のコースも変えた――渡邉哲也 》

2024-05-18 | 05-真相・背景・経緯
中国は南水北調構想と呼ばれる、南方地域の水を北部に送り、北部の慢性的な水不足を解消しようというプロジェクトを行なっている。巨大ダム建設も含め、天然の水の流れを変えることに執心させたプロジェクトが、中国の水害の多くを引き起こしているだけでなく、さらに恐ろしい事態を招くかもしれない。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 法務省人権擁護局、実は人権抑圧局――倉山満 》

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
【倉山】 人権擁護局とは聞いてあきれます。実名を挙げますが、当時の法務省人権擁護局課長の門野坂(かどのさか)修一のことは忘れません。「家族が北朝鮮に拉致されているのです」と陳情する横田夫妻と蓮池透さんに向って「そんなのは戦争をやらなきゃ取り返せないんた!」と門前払いした。お門違いだと。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 アウンサン・スーチーは善人か――高山正之 》

2024-05-18 | 05-真相・背景・経緯
植民地支配の残した負の遺産をだれのせいにするでなし、国名も変え、貧しさに耐えつつ平和的に解決した例を他に知らない。そういうビルマ人の努力をすべてぶち壊しているのが性悪のアウンサン・スーチーだ。彼女は植民地時代の支配階級だった山岳民族やビルマ人不満分子を糾合し、政権奪取を狙う。彼女の後ろで英国が舌なめずりしているのを彼女自身も知らない。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 中国スパイ 慰安婦問題糾弾の先鋒——小森義久 》

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
米国上院の有力議員の補佐官が司法当局から中国政府のスパイと断じられていたことが判明した。この人物は日本の慰安婦問題でも長年、日本を糾弾し、いまもそのための在米組織の中枢にあることも分かった。上院民主党カリフォルニア州選出のダイアン・ファインスタイン議員は8月5日、「連邦捜査局(FBI)から5年前に私の補佐官の一人が中国諜報機関にひそかに情報を提供し、対米秘密工作に協力していると通告を受け、独自にも調査した結果、すぐに解雇した。機密漏れの実害はなかった」という声明を発表した。 . . . 本文を読む