電脳筆写『 心超臨界 』

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( ウジェーヌ・イヨネスコ )

不都合な真実 《 巨大ダムが台風のコースも変えた――渡邉哲也 》

2024-05-18 | 05-真相・背景・経緯
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中国は南水北調構想と呼ばれる、南方地域の水を北部に送り、北部の慢性的な水不足を解消しようというプロジェクトを行なっている。巨大ダム建設も含め、天然の水の流れを変えることに執心させたプロジェクトが、中国の水害の多くを引き起こしているだけでなく、さらに恐ろしい事態を招くかもしれない。


〈 リスク4 三峡ダム 〉
◆巨大ダムが台風のコースも変えた

『世界と日本経済大予測2022-23』
( 渡邉哲也、PHP研究所 (2021/11/17)、p27 】

気候変動のリスクも見逃せない。その原因はCO2(二酸化炭素)濃度の上昇だけではない。CO2排出量削減は国際的な目標ではあるが、それを達成しただけで気候変動が収まる保証はどこにもないからだ。

真の問題は、海水温の変化にある。とくに中国近隣の海水温上昇が気候に悪影響を与えている。

中国は三峡ダムを造り、大陸の大きな水の流れを変えた。100万人を超える住民を立ち退かせて、全長600kmもの貯水池を建設したのである。その結果、中国黄海に流れ込む水の量が減ったことで、温暖化を招き、日本の気候にも大きな影響を与えていると言われている。

海水温の上昇によって、それまで大雨が降らなかった九州山地の西側、そして瀬戸内海地域に近年、大雨被害が出ている。九州の西側海域の海水温が26度以上になって水蒸気を生み出し、それがエネルギーとなって前線を刺激し続けるというメカニズムだ。

フィリピンで生まれた台風は、黒潮に乗って日本列島に沿って北上するのがかつてのパターンであったが、いまは中国大陸に向かうタイプのものが出てきた。台風は海水温が暖かい場所に沿って移動するからである。

また、中国は南水北調構想と呼ばれる、南方地域の水を北部に送り、北部の慢性的な水不足を解消しようというプロジェクトを行なっている。

巨大ダム建設も含め、天然の水の流れを変えることに執心させたプロジェクトが、中国の水害の多くを引き起こしているだけでなく、さらに恐ろしい事態を招くかもしれない。

三峡ダムは衛星写真で見ると歪(ゆが)んでいて、決壊が心配されている。もし本当に決壊したら、とんでもない被害につながる。4憶人が被災するなどのシミュレーションもあるようだ。歴史上最大の惨事になるのは間違いない。

決壊の有無はともかく、自然環境で流れている水を大量にせき止めたら、海に流れ込む水量が変化し、海面温度から生態系からすべてが狂ってくるということを認識すべきではあるだろう。こうした事情を無視して、二酸化炭素だけに原因を求めるのは間違っている。
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