電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リンカーンの”Of the people, by the people, for the people”〈人民ノ人民ニヨル人民ノタメノ〉という民主主義宣言は、誰もが知っているところ。しかし、リンカーンの演説がわずか5分程度であったこと、しかも彼の前に、北米きっての雄弁家といわれたエドガード・エバックが2時間半にわたる長弁舌で聴衆を魅了したという事実を知る人は少ないと思う。
ところが、わずか5分の演説がその後永遠の語り草となり、2時間半の演説は再び顧みられることはなかったという。なぜか? どんな華麗な表現を駆使しようとも、内容が空疎なスピーチは結局人の心には残らないのである。
◆何よりも肝腎なのは話の内容――リンカーン
「人間学――人生の原則 行動の原理」
( 伊藤 肇、PHP文庫、p80 )
スピーチにしゃべり方のうまい、下手はたしかにある。しかし、何よりも肝腎なのは話の内容である。内容が空疎では、いかにうまくぶちあげたところで、何の感銘も与えない。
格好のエピソードがある。
アメリカ南北戦争は北軍の大勝利で終り、盛大な祝賀会がもたれた。
北米きっての雄弁家といわれたエドガード・エバックは2時間半にわたる長弁舌で聴衆を魅了した。
終った時には、会場の拍手は鳴りもやまず、異様な興奮につつまれたほどだった。
ところが、そのあと、全く風采のあがらぬひげもじゃの男が登壇して、5分ほど、ボソボソと喋った。声も小さくて、演壇から十列くらいまでしか聞き取れなかった。
聴衆は一瞬、ポカンとしたが、やがて聞き耳をたて、やがてのことに意味がわかると、エバック以上の拍手を送った。
ひげの男というのは「奴隷解放の英雄」リンカーンだった。しかも、喋ったのは、ほんのわずかなことだった。
「正義が力であることを信じよう。信頼の上にたって、われわれは自分がなし得ると思う仕事の中でベストを尽くそう。その仕事を結集することが北アメリカ合衆国を一つの国家だけでなく、民主主義の典型にまで昇華せしめるであろう」
といい、最後を有名な”Of the people, by the people, for the people”〈人民ノ人民ニヨル人民ノタメノ〉という民主主義宣言でしめくくった。
この二つの演説を翌朝の新聞はどう扱ったか。
すべての新聞がエバックの大演説を見開きの2ページにわたって報道した。
ところが、たった一紙、ワシントン・ポストだけはエバックを全く無視した。そして、わずか5分にも満たなかったリンカーンのスピーチをのせた。しかも、驚いたことには、スピーチの十倍にもわたる解説を記者みずからが書き加えてである。
現代では、このリンカーンの言葉は、小学校の教科書にさえも記載(きさい)されているほど、誰もが知っているが、エバックの大演説は、再び、読みかえされたという話をきかない。華麗な表現のわりには内容が空疎だったからだ。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リンカーンの”Of the people, by the people, for the people”〈人民ノ人民ニヨル人民ノタメノ〉という民主主義宣言は、誰もが知っているところ。しかし、リンカーンの演説がわずか5分程度であったこと、しかも彼の前に、北米きっての雄弁家といわれたエドガード・エバックが2時間半にわたる長弁舌で聴衆を魅了したという事実を知る人は少ないと思う。
ところが、わずか5分の演説がその後永遠の語り草となり、2時間半の演説は再び顧みられることはなかったという。なぜか? どんな華麗な表現を駆使しようとも、内容が空疎なスピーチは結局人の心には残らないのである。
◆何よりも肝腎なのは話の内容――リンカーン
「人間学――人生の原則 行動の原理」
( 伊藤 肇、PHP文庫、p80 )
スピーチにしゃべり方のうまい、下手はたしかにある。しかし、何よりも肝腎なのは話の内容である。内容が空疎では、いかにうまくぶちあげたところで、何の感銘も与えない。
格好のエピソードがある。
アメリカ南北戦争は北軍の大勝利で終り、盛大な祝賀会がもたれた。
北米きっての雄弁家といわれたエドガード・エバックは2時間半にわたる長弁舌で聴衆を魅了した。
終った時には、会場の拍手は鳴りもやまず、異様な興奮につつまれたほどだった。
ところが、そのあと、全く風采のあがらぬひげもじゃの男が登壇して、5分ほど、ボソボソと喋った。声も小さくて、演壇から十列くらいまでしか聞き取れなかった。
聴衆は一瞬、ポカンとしたが、やがて聞き耳をたて、やがてのことに意味がわかると、エバック以上の拍手を送った。
ひげの男というのは「奴隷解放の英雄」リンカーンだった。しかも、喋ったのは、ほんのわずかなことだった。
「正義が力であることを信じよう。信頼の上にたって、われわれは自分がなし得ると思う仕事の中でベストを尽くそう。その仕事を結集することが北アメリカ合衆国を一つの国家だけでなく、民主主義の典型にまで昇華せしめるであろう」
といい、最後を有名な”Of the people, by the people, for the people”〈人民ノ人民ニヨル人民ノタメノ〉という民主主義宣言でしめくくった。
この二つの演説を翌朝の新聞はどう扱ったか。
すべての新聞がエバックの大演説を見開きの2ページにわたって報道した。
ところが、たった一紙、ワシントン・ポストだけはエバックを全く無視した。そして、わずか5分にも満たなかったリンカーンのスピーチをのせた。しかも、驚いたことには、スピーチの十倍にもわたる解説を記者みずからが書き加えてである。
現代では、このリンカーンの言葉は、小学校の教科書にさえも記載(きさい)されているほど、誰もが知っているが、エバックの大演説は、再び、読みかえされたという話をきかない。華麗な表現のわりには内容が空疎だったからだ。
and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.
暗誦の好きなpapichanの十八番を掲載していただきありがとうございました。口下手なpapichanにとって話かたより内容、というお話大きな力を受けました。
今回、リンカーンの言葉をセーラー服と機関銃の歌詞の解釈に使った記事を書きました。トラックバックしましたので、気が向いたら読みにきてください
コメント&トラバ、ありがとうございます。
セーラー服と機関銃の歌詞がリンカーンの言葉に結びつくなんて、とても素敵なことですね。
人はどんなに過ちをおかしても最後は必ず本物に帰るのだ、と思います。
とってもいい言葉を、ありがとうございます。