電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

答弁を求められていない者が答弁するわけにはいかないじゃないか――米内光政

2010-04-30 | 04-歴史・文化・社会
陸軍大臣の下村大将が答弁に立った。「軍の指導者がまちがっておりました。特に許すべからざるは、軍の不当な政治干渉であります。その結果、国をこんにちの悲運に導いたことは、まことに申し訳ない。陸軍の最後にあたり、全国民に衷心よりお詫(わ)び申し上げます」と、檀上に手をついて謝った。日本の憲政史上、おそらく最初にして最後の光景であった。 . . . 本文を読む

日本海軍の軍人の多くがブルドーザーを初めて眼にした――ウエーキ島

2010-04-29 | 04-歴史・文化・社会
先月、来栖(くるす)特派大使が野村さんの輔佐にチャイナ・クリッパーでワシントンへ飛んだ時、途中ウエーキに降りてるんです。在来武官から極秘電報が入ってたでしょう。あの狭い島で、非常に多数の軍人軍属らしき者が集団行動しているのを来栖さんが見たという――。これは一体何ですか? よほど堅固な要塞(ようさい)を作ってるんじゃないかと、私は思うんですが。 . . . 本文を読む

極意の第一は心を一ヶ所に止(とど)めないことだという――帯津良一さん

2010-04-28 | 03-自己・信念・努力
心をどこに置こうかなどと、とりたてて考えたりしなければ、心は自然に身体全体にのびひろがって、総てに行き渡るのです。心を意識してどこかに置くのでなく、敵の動きに応じて、その時、その時に、その場の心を使えばよいのではないでしょうか。(『不動智神妙録』池田諭訳、徳間書店) . . . 本文を読む

人は孤独なる虚空からの旅人。胸に旅情を抱いて生きている――帯津良一さん

2010-04-27 | 03-自己・信念・努力
相手を敬うとは相手の内なる生命の場に思いを遣り、そのエネルギーを高めることにほかならない。内なる生命場は環境の場の一部であり、ひいては虚空の場の一部であるから、内なる生命場のエネルギーの上昇は相手と共有する場のエネルギーを高め、それによって、またそれぞれの内なる生命場が引きあげられるという良い循環が生まれる。 . . . 本文を読む

私と虚空との初めての出会いである――帯津良一さん

2010-04-26 | 03-自己・信念・努力
従来の医学では、医師と患者の関係は施術者と被施術者という縦のつながりであるが、ホリスティック医学では同じ地平に立つ、横のつながり、つまり戦友の関係になる。戦友が斃(たお)れるときは黙って傍に居るだけでいいのだ。息を引き取ったあとも、その顔を凝視していると、ふっといい顔になる。 . . . 本文を読む

どうだ! 調身、調息、調心の三拍子そろった立派な気功ではないか――帯津良一さん

2010-04-25 | 03-自己・信念・努力
村木会長の話のなかにしばしば白隠さんが登場するのである。それもそのはず、明治の時代に真言宗の僧藤田零斎(れいさい)師によって創始された調和道丹田呼吸法は『夜船閑話』から生まれたものであるからだ。否応無く『夜船閑話』を繙(ひもと)くようになるというものである。 . . . 本文を読む

私自身も「包丁」の話に初めて接したとき、彼のいう体内の隙間に魅かれてしまった――帯津良一さん

2010-04-24 | 03-自己・信念・努力
料理人の丁さんの神技ともいえる腕前の評判を聞いた文恵君(ぶんけいくん)が、その神技を一目みたいとご前で牛一頭を解体させるのである。そして、その技のあまりの見事さに驚嘆した文恵君が、「なんという素晴らしさだ! 技もここまで至れるものか」というと、丁さんは牛刀を手から放し、「お言葉を返すようですが、私の求めておりますものは技ではなく道のような気がします」と語りはじめる。 . . . 本文を読む

貝原益軒、白隠慧鶴、佐藤一斎が攻めの養生を実践した三巨人である――帯津良一さん

2010-04-23 | 03-自己・信念・努力
従来の養生は身体を労わり病を未然に防ぎ天寿を全うするといった、どちらかというと消極的で守りの養生であった。第一に生命を正しく養うといった定義を満たしてはいない。翻(ひるがえ)って、これからは焦点をからだからいのちに移して、いのちすなわち生命場(せいめいば)のエネルギーを日々高めつづけていくという、より積極的で攻めの養生である。 . . . 本文を読む

中国が「志願軍」を投入し、鴨緑江を超え、戦闘正面に出現した――本郷美則さん

2010-04-22 | 04-歴史・文化・社会
勢いに乗じた国連軍は、38度戦国境を数カ所から突破、10月20には、韓国第一師団や英国空挺隊が先を争って平壌に突入、北朝鮮側は鴨緑江南岸の信義州に首都を移した。マッカーサーは、終始強気だった。ワシントンの制止も無視し、米韓両軍が中朝国境の鴨緑江目指して北上するのを黙認、10月25日、一部部隊が鴨緑江南岸に到達した。 . . . 本文を読む

日本の弱体化で喜ぶのはどこかと考えれば、すぐに分かる 中国、韓国、北朝鮮です――日教組国賊論

2010-04-21 | 04-歴史・文化・社会
北教組の「日の丸・君が代排除マニュアル」には、排除する理由として次のように書かれています。「文科省が天皇制のもと、侵略戦争・植民地支配の歴史を隠蔽し、国際化の美名のもと、ハイテク時代における日本人の海外進出のため、『国際競争に勝ち抜く大国日本人の自覚』を求める人づくりを目指すものであること」 . . . 本文を読む

みんながここで働いているのは、私のためでも会社のためでもない――今野華都子さん

2010-04-20 | 03-自己・信念・努力
志摩半島にあるそのホテルは、さる著名な経営者がバブルの最中に計画、380億円を投じて平成4年に完成した。全室から海が見渡せる設計。贅(ぜい)を尽くした内装。足を運んだ人は、誰もが、「素晴らしい」と歓声を上げる。しかしバブル崩壊後、経営不振が続き、十年前にホテルは人手に渡った。新経営陣も経営を軌道に乗せるべく手を尽くしたが、赤字は年々嵩(かさ)む一方となった。 . . . 本文を読む

日本敗戦の翌年(1946年)、国府軍と中共軍の抗争が激化、中国全土で内戦化した――本郷美則さん

2010-04-14 | 04-歴史・文化・社会
今年は「日米安保条約」が結ばれて満60年。いい機会だ。「日米安保体制」、延(ひ)いては米軍の沖縄基地を必要不可欠とした当時の極東情勢について、虚心に学び直してほしい。今では、ロシアなどで公開された旧極秘資料などによって、歴史の闇に新しい光が当てられている。 . . . 本文を読む

朝日新聞の寸評欄「素粒子」には記者の不勉強と偏見が透けて見える――本郷美則さん

2010-04-13 | 04-歴史・文化・社会
「素粒子」といえば、2008年6月18日の“作品”で、2カ月間隔で死刑の執行命令を出した法務大臣を指して、「永世死刑執行人」「死に神」と筆を滑らせ、「地下鉄サリン事件被害者の会」などから、2千件近い抗議を突きつけられた過去がある。 . . . 本文を読む

実は一見、定形のように見える私たち生物の体は常に変化しています――福岡伸一さん

2010-04-11 | 09-生物・生命・自然
生物の生存戦略は、企業など組織そのものの存続にも重要な啓示を与えてくれます。万物を支配するエントロピー増大の法則というものがあります。これは形あるものはいつか壊れるように、秩序あるものが徐々に無秩序の状態に移り変わる定めを示しています。さて、自然界で唯一この定めに抗(あらが)い存在し続けるもの、それが生物です。 . . . 本文を読む

体の左右の構造を決定する仕組みを解明する――黒田玲子さん

2010-04-11 | 09-生物・生命・自然
東京大の黒田玲子教授らは細胞が分裂し始めたばかりの巻き貝の胚(はい)を刺激して、貝殻の巻き方が本来の向きとは逆になった巻き貝を作ることに成功した。体の左右の構造を決定する仕組みを解明するのに役立つ成果で26日、英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。 . . . 本文を読む