分かったのは、米将官らは駐留米軍の最大拠点であるバグラム空軍基地と首都カブールを訪れて会合を開いただけで去っていくことだ。アフガン人と会わないし、会ったとしても巨額の援助を目当てに嘘をつくような連中だ。こうした意味でアフガンにおける失敗の戦略的意味を指摘するとすれば、米軍がプロの軍隊として資質面での信頼性を喪失したことだろう。米国のアフガン政策に関し、誰がなぜこのような失敗を犯したのかを慎重に検証する必要がある。 . . . 本文を読む
群馬県の大間々町へ講演に行ったときに、片桐弘三さんという方が名刺をくださいました。名刺の表には、洋品商、と肩書きが書かれてありますが、裏には詩が書いてあります。私は、片桐さんに「御商売のPRをお書きになるならいいけれど、お仕事に関係がないような文学的な詩が印刷してある。印刷費もかかるだろうに、どんなお気持ちなのですか」と聞いたら、「私なんか名もない人間ですから、名刺を差し出すことさえもおこがましい。私の名前を忘れてもらっても、私が読んだり、聞いたりして感動した言葉を憶えていただければ、こんな有り難いことはありません」とおっしゃった。 . . . 本文を読む
ところで、仏教でいう潜在意識、つまり阿頼耶識という言葉をあなたはご存知でしょうか。これは仏教の唯識(ゆいしき)派という観念論を唱えている宗派が使っている用語です。人間には、見たり聞いたりという眼識(がんしき)、耳職(じしき)をはじめとして、八職(はっしき)があり、そのなかでもっとも根本的な意識が阿頼耶識であるというのです。 . . . 本文を読む
大安般守意経に釈迦が悟りを得ることになった丹田呼吸法について書いてあり、釈迦の言葉として、「出る息は出る息とよく知り、よく悟り、入る息は入る息として良く知り、よく悟れ」とあります。意識的に呼吸を行なってこそ、精神は集中し得ると釈迦は説いているのです。 . . . 本文を読む
人間は非常に多くの可能性をもっていますが、その可能性の扉を開くカギの一つは、潜在意識でしょう。潜在能力は潜在意識の作用によって導きだされ、その能力は、限界が容易に見きわめられないくらい大きなものです。 . . . 本文を読む
私たちの身体は、小さな細胞の集合体です。人間だけでなく、単細胞の細菌類から植物、動物にいたるまで、細胞によって成り立っています。人間の場合、細胞の数は六十兆個。細胞一兆個でざっと一キログラムという計算になります。三キログラムで生まれた赤ちゃんでも、すでに三兆個の細胞をもっていることになります。 . . . 本文を読む
ロバート・ケネディが来日し、大隈講堂で講演をしたことがあった。「米帝国主義打倒」を謳っていた当時、ケネディが講演を終え、大隈講堂がから出てくると、学生がケネディを取り囲み、「帰れ、帰れ」の大合唱となった。「何かが起こるぞ」と、これを遠巻きに見ていた安井少年は、信じがたい光景を目にした。 . . . 本文を読む
どんなに過去を振り返ってみても、新しく見るべきことは何もない ( ロバート・チュー ) No matter how much you revisit the past there's nothing new to see. ( Robert Tew ) . . . 本文を読む
過去の問題よりも明日の機会に集中するために あなたの時間の80パーセントを使うのだ (ブライアン・トレイシー) Spend eighty percent of your time focusing on the
opportunities of tomorrow rather than the problems of yesterday. ( Brian Tracy, American author )
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日本の仏教彫刻には、怒りの像、髪を逆立てて怒っている忿怒像(ふんぬぞう)がきわめて多い。四天王、十二神将、金剛力士、不動明王その他、逆巻くような怒髪天(どはつてん)を衝く怒りの形相のすさまじい彫刻が数知れない。私はこの逆巻く髪の毛に情念のほとばしりを見て、なぜか、4千年前にさかのぼる火焔土器を連想するのである。 . . . 本文を読む
私の幸せ追及の旅は、もはや完全に終了した。これまでの私の、なんと愚かだったことか! 今私は知った……幸せは、新しい家、新しい仕事、新しい友人などの中に隠れているものなどではなかったのだ。 . . . 本文を読む
マッチ棒が頭を左にして、軸はちょろちょろと炎を出しながら燃えています。熱の影響によるものなのか、炭化した軸はまるで鯱(しゃちほこ)の尾のように右に行くほど反りあがりを見せています。実は、このマッチ棒の反りあがりは、1750年から現代までを横軸として、縦軸に世界のCO2排出量をプロットしたものでした。250年前のCO2の放出はほぼゼロに近かかったものが、現代では一気に跳ね上がり、60億トン/年(炭素換算)となっています。 . . . 本文を読む
これまでの地球の歴史の中で、全生物のほとんどが絶滅する大絶滅期が5回あったといわれています。オルドビス紀、デボン紀、二畳紀、三畳紀、白亜紀にあったようです。原因は大隕石の衝突や大陸の大変動などといわれています。 . . . 本文を読む
一つは「知識の学問」です。しかし知識の学問のみが学問ではなく、学問にはもっと根本的性質の区別があります。それは「智慧の学」というべきものです。智慧の学問になるほど、生活的・精神的・人格的になってくるのであります。それを深めると、普通では容易に得られない徳に根差した、徳の表われである徳慧という学問になる。これが聖賢の学であります。
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