電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

なぜ、脳に、しかも覚醒時の脳だけに心が宿るのか――茂木健一郎さん

2014-01-26 | 05-真相・背景・経緯
言葉が私たちの心の中の表象としてどのように現れるかということを考えた時、心脳問題、とりわけ、クオリアというハード・プロブレムの性質について、新たな洞察が生まれてくる。それは、心と脳の関係を問題にする時、私たちは実は自然法則を記述する際に用いる自然言語、数学的言語が依拠している心の中の表象としての志向性と、それとはある程度独立した、自立した存在として表象されるクオリアとの間の関係を問題にしているのではないかという視点である。 . . . 本文を読む

武士は出家から慈悲の心を学び、出家は逆に武士から勇気を学ぶ――湛然和尚

2014-01-25 | 03-自己・信念・努力
出家(僧)は慈悲を表に現し、内にはあくまでも勇気を蓄えておかなければ、仏の道を極めることはできない。逆に武士は勇気を表にして、内心には腹が破れるほどの大きな慈悲心を持たなければ、武士の道は成り立たない。だからこそ、出家は、武士について勇気を求め、武士は出家に接して慈悲の心を求める。 . . . 本文を読む

自分の方が、相手の潜めている徳を掘り起こす努力が不足している――童門冬二さん

2014-01-24 | 03-自己・信念・努力
土の中には必ず徳が潜んでいる。だから、耕す農民の徳、つまり土に対して肥料を与えたり、柔らかくほぐしたりする努力に、土が感謝して、自分が潜めている徳を提供し、農民が蒔いた種を育て、実らせる。これは耕す側の徳と、土の持つ徳とが互いに共鳴して、相乗効果を起こすからだ。( 二宮金次郎 ) . . . 本文を読む

立つ鳥、後を濁さず――板坂元さん

2014-01-23 | 03-自己・信念・努力
戸の明け立てにうるさいことを云う、というのは厳しい親の形容によく使われていた。「ゲスの一寸ノロマの三寸バカの明けっぱなし」といった成句が江戸時代にあった。いちばんダメなのは閉めることをしらないで出て行ってしまう奴。つぎが、いちおう閉めるには閉めるが、ちゃんと閉めないので10センチも障子や襖(ふすま)が明いている。それよりましな人は、ちゃんと閉めるけれども3センチくらい閉め残す。 . . . 本文を読む

国民主権がいかに暴力的か知るべき――南出喜久治さん

2014-01-22 | 05-真相・背景・経緯
例えば百人で構成される国家の中で、九十人が残りの異端の十人を殺してしまうという法律を作ったとしましょう。そこの国には憲法があるだろうけど、憲法も改正できるわけです。それで十人を抹殺することを容認する、これが国民主権です。それはルソー以来の考え方ですけれど、それができるのが国民主権でしょう。 . . . 本文を読む

マッカーサーには立派に戦った敵に対する尊敬心が爪の垢ほどもない――渡部昇一教授

2014-01-20 | 05-真相・背景・経緯
この本を読んで、私はアメリカという国の本質がわかったような気がしました。だからこそマッカーサーは、自分をフィリピンから追い出した本間雅晴陸軍中将を銃殺し、最後まで食料も弾薬も、補給もないところで戦い続けた山下奉文(ともゆき)陸軍大将を絞首刑にし、しかもイギリスのパーシバル(山本将軍がシンガポールを陥落させたときの敵将)をそこに呼んで立ち会わせているのです。 . . . 本文を読む

塩野さんがその人物に惚れたというセンスが素晴らしいと思います――渡部昇一教授

2014-01-20 | 03-自己・信念・努力
塩野さんの文章は、もしも亀井勝一郎が生きていたならば、これこそ歴史だといったであろう書き方なのです。人間に対する興味が強烈です。そして文章が読みやすい。学者の文章ではなくて、ストーリーなのです。物語とは、英語ではストーリーといいますが、これはラテン語のヒストリア(史書)が縮まったものですから、人間に対する関心で書かれているところが、非常におもしろいわけです。 . . . 本文を読む

速読で1万冊の本を読むより、読むべき本を100冊血肉のものにしたほうがいい――適菜収さん

2014-01-19 | 04-歴史・文化・社会
しかし、あまりの豊富さと安価が、よくあるように、われわれを勤勉でなくしてしまってはいないか。またわれわれが、見栄えがする豪勢な食事を目の前にして通常の活力がでる栄養素を遠ざけるよう命じ、よく料理されてはいるが滋養になることの少ないものを大食する食客に似てしまっているのではないか、と私は恐れている。( 『学問の研究』ジャンバッティスタ・ヴィーコ ) . . . 本文を読む

マキアヴェッリ所有の葡萄園から産する葡萄酒は、「上」であったことになる――塩野七生さん

2014-01-19 | 05-真相・背景・経緯
貨幣経済が確立していても、物々交換もまた盛んであった中世・ルネサンス時代では、ごく普通の支払いの方法であったのだろう。4本のフィアスコをさげて製本屋へいき、皮か布地かできちんと製本ずみの『ローマ史』を小わきにかかえて製本屋を出たであろう人こそ、17歳になっていたマキアヴェッリであった。 . . . 本文を読む

政治家や官僚の独り善がりの韓国への譲歩や配慮は逆効果を生むばかりだ――阿比留瑠比さん

2014-01-12 | 05-真相・背景・経緯
慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」が韓国側の修正要求に沿った「日韓合作」だった問題で、河野談話と同時発表された政府の慰安婦に関する調査結果報告(公式事実認定)も、韓国側の修正要求を大幅に取り入れていたことが7日、分かった。政治性を排除すべき事実認定にまで韓国側の介入を許していたことで、政府の慰安婦問題に対する認識・見解の正当性・信憑性は事実上、失われた。 . . . 本文を読む

日本人こそ勝利に値するのではないかと信じるようになった――ドナルド・キーン

2014-01-07 | 05-真相・背景・経緯
ガダルカナルを餓島と呼んだ日本軍の兵士たちの耐えた困苦は、圧倒的な感動を呼び起こした。アメリカ軍の兵士の手紙には何の理想もなく、ただ元の生活に戻りたいとだけ書かれていた。大義のために滅私奉公する日本人と、帰郷以外のことにはまったく関心を持たない大部分のアメリカ人。日本の兵に対して賛嘆を禁じえなかった。 . . . 本文を読む

平成26年 1月 名言との出合い

2014-01-01 | 10-名言との出会い
14.01.31 あなたが幸せだった時を大事にしておくことです それが年老いた時に快適なクッションになってくれます ( ブース・ターキントン ) Cherish all your happy moments; they make a fine cushion for old age. ( Booth Tarkington ) 14.01.30 親切であれ あなたが出会う人だれもが苦しい戦い . . . 本文を読む

2013読書記録

2014-01-01 | 12-読書記録
093 131230『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』 加瀬英明、HS・ストークス、祥伝社 (2012/8/1) 092 131228 別冊正論『NHKよ、そんなに日本が憎いのか』 産経新聞出版 (2013/12/16) 091 131224『なぜ生きる』        高森顕徹、1万年堂出版 (2001/4/20) 090 131221『男の論語 下』        童門冬二、PHP研 . . . 本文を読む