電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

自由気ままな船田元議員――阿比留瑠比さん

2018-09-30 | 04-歴史・文化・社会
実に気ままなものだと、かえって感心した。自民党総裁選で白票を投じた船田元(はじめ)・党憲法改正推進本部長代行が、理由について記者団に「安倍晋三首相の改憲への姿勢に同調できない」と語った件である。その船田氏は、雑誌『月刊日本』10月号のインタビューでは、憲法9条の現行条文を残したうえで、自衛隊を明記するという安倍晋三首相について、こう批判した。「ある意味で姑息な手段ですよね。問題は、こういう姑息な手段で憲法改正をやっていいのかということです」「強引に主導した改正案が(国民投票で)否決されたら、当然ながら政治責任が問われます。続けることはできない。その時は政権は終わりです」 . . . 本文を読む

平成30年(2018)8月 名言との出会い

2018-09-30 | 10-名言との出会い
H30.08.31 今日の科学が明日の技術になる ( エドワード・テラー ) The science of today is the technology of tomorrow. ( Edward Teller ) H30.08.30 成功は努力次第である ( ソポクレス ) Success is dependent on effort. ( Sophocles ) H30.08.29 . . . 本文を読む

宇宙の誕生を明かす『ふることふみ』――ヘンリー・S・ストークス

2018-09-29 | 04-歴史・文化・社会
日本には157か国の大使が駐在していて、それぞれの国家を代表しているが、どの国の首都においても、駐在大使たちが外交団を形成している。その中でとりわけ人格が高く、見識が豊かな大使が外交団長を務めているが、サンマリノ共和国のマンリオ・カデロ大使は、日本でその外交団長を務めているのだ。外交団長は、多忙をきわめている。新任の大使の表敬訪問を受ける。大使たちからの相談をさばく、宮中で国賓を招いて催される晩餐会に、外交団を夫妻で代表して出席する。 . . . 本文を読む

外国人が学んだ十のこと――ヘンリー・S・ストークス

2018-09-29 | 03-自己・信念・努力
2014年のことになるが、私の従兄弟(いとこ)のマーチン・バローが旭日中綬章を受賞した。天皇から授与された理由は、英国で日本文化を広めることによって、日英親善に貢献したということだった。マーチンは、ジャーディン・マセソン商会日本社長などを務め、イギリス商工会議所の日本代表でもあった。ジャーディン・マーチン商会は、幕末から日本に深く関わった。長崎のグラバー商会は同商会の代理店だった。マーチンは、東日本大震災の直後に、日本人の姿に感動して、「日本から学ぶべき十点」を、知人たちに発信した。 . . . 本文を読む

どうして日本は敗戦直後の廃墟から立ち上がれたのか――高橋洋一さん

2018-09-28 | 04-歴史・文化・社会
一般的には、GHQが農地改革、財閥解体と集中排除、労働民主化などの「経済の民主化」を行ったことが成長の基盤になったと考えられています。さらに、悪性インフレの最大の要因である「生産の絶対的不足」に手を打つために「傾斜生産方式」がとられたことも効果的だった、という人も多くいます。傾斜生産方式とは、「GHQ」によって輸入が解禁された石油を鉄鋼生産に傾斜配分し、その結果、増産された鋼材を炭坑へ傾斜配分し、もって増産された石炭を鉄鋼へ傾斜配分し鉄鋼をさらに増産させていこう」という考え方です。 . . . 本文を読む

おしかけてきた刺客相手に……――伊藤肇さん

2018-09-27 | 03-自己・信念・努力
維新後、茨城県知事となった人見寧という人物がいる。若いころ、海舟のところへ出入りしており、ある時、「西郷先生にお会いしたいので紹介状を書いて下さい」と頼んだ。海舟が、そのわけをきくと、どうやら西郷を刺しに行くつもりだった。そうと知った以上は言を左右して、紹介状を書くのをとりやめるかと思ったら、そこが海舟の面白いところで、平然と紹介状を認めた。ただ末尾に「この男は足下を刺すはずだが、ともかく会うだけは会ってやってくれ」とつけ加えておいた。 . . . 本文を読む

国は守らず太郎君は守る――ケント・ギルバートさん

2018-09-26 | 04-歴史・文化・社会
【ケント】 「不戦主義」が危険な理由は以上の3つですが、「レッド・へリング」でその意味がわからない日本人が多いわけです。不戦主義者の人たちは、自分たちが「不戦主義」だと認識していない。「平和主義」だと思っているわけですからね。彼らは「不戦」と「話し合い」で、平和を守ることができると言う。まったく論理が通らないことを言います。私は頭の中の回路を見せてもらいたいくらいなんですよ。頭の中がクルクル、クルクルとなっているのかもと思います(笑)。 . . . 本文を読む

「毛沢東流思想弾圧」の復活――石平さん

2018-09-21 | 04-歴史・文化・社会
中国では今、大学教員に対する当局の言論弾圧・思想弾圧が猛威を振るっている。今月1日、厦門(アモイ)大学人文学院歴史学部の周運中教授が懲戒免職の処分を受けた。周氏がネット上で「間違った言論」を行ったことが理由である。処分を発表した大学当局の通達によると、周氏の言論は「歴史の事実を歪曲し、党と国家のイメージを損なった」から「決してゆるしてはならない」という。周氏の言論は、どのように「歴史の事実」を「歪曲し」しているのか。彼のネット上での発言は今や完全に消されているから確認することはできない。 . . . 本文を読む

列強を驚かせた、日本の利権放棄――渡部昇一教授

2018-09-21 | 04-歴史・文化・社会
当時、加藤高明(かとうたかあき)内閣の外相幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)は、ワシントン条約の線に沿って、シナ大陸にある日本の利権の縮小方針をさらに進め、大正14年の夏に北京で開かれた関税特別会議においては、中国の関税自主権回復の要望に日本が協力する旨を日本全権の日置益(へきます)に公表せしめて、中国側を狂喜させ列国側を愕然とせしめたのである(上村伸一『日本外交史』第17巻128ページ)。 . . . 本文を読む

二宮尊徳の芝居がかり――伊藤肇さん

2018-09-20 | 03-自己・信念・努力
作家の丸谷才一は、日本人の理想像として、教科書にのった二宮尊徳をひょんなことから大嫌いになったという。何かの本で尊徳にまつわる逸話を読んだのが原因であった。それには尊徳先生を慕って弟子入りした若い男の話がのっていた。青年は尊徳のところへ何度も訪ねて、さんざん門前払いをくったあげく、何十回目かにようやく、お目通りかない、それからまた懇願、哀願をくり返したあげく、やっと入門を許される。そして、最初にいいつけられた仕事はその日の晩飯のまかない方だった。 . . . 本文を読む

「和邇」は鮫か鰐か――竹田恒泰さん

2018-09-19 | 04-歴史・文化・社会
『古事記』の原文では兎(うさぎ)が騙した相手は「和邇(わに)」と書かれていますが、元々日本には爬虫類の鰐(わに)は生息していないため、鮫(さめ)のことではないかと考えられています。すなわち、後に登場する佐比持神(さひもちのかみ)になった一尋和邇(ひとひろわに)は、物語の上で小刀を与えられていて、「佐比」が小刀を意味することから「和邇」とは背中に剣状の突起が付いているギンザメのことではないかという考えです。 . . . 本文を読む

『古事記』で多用される「八」――竹田恒泰さん

2018-09-19 | 04-歴史・文化・社会
八十神(やそがみ)の「八十」と言うのは、実際の八十ではなく、数が多いことを意味しています。古代において奇数よりも偶数が重んじられることと、「八」が最大の偶数であることから、古事記では「八」は縁起の良い数として多用されています。八十神が恋をした八上比売(やがみひめ)の名にも「八」が付いています。これまで登場しただけでも八百万(やおよろず)、八尋殿(やひろどの)、大八島国(おおやしまのくに)、八尺鏡(やたのかがみ)、八尺勾玉(やさかのまがたま)などがあり、その他神名にも多用されています。 . . . 本文を読む

新疆ウイグル 進む「中国化」――藤本欣也さん

2018-09-18 | 04-歴史・文化・社会
中国の西端、新疆(しんきょう)ウイグル自治区カシュガルでのこと。古くからシルクロードの要衝として栄えた町だ。ホテルのフロントでパスポートを渡すと、女性従業員がチェックインの手続きを始めた。そこへ1本の電話。受話器を置いた彼女はすっかりおびえていた。「申し訳ありません。外国人は泊まれません…」。外国人も宿泊できることは予約の際に確認済みである。しかしホテル側に抗議しても仕方のないことだ。 . . . 本文を読む

プーチンが持ち出した「平和条約」という餌――小川榮太郎さん

2018-09-18 | 04-歴史・文化・社会
ロシアのプーチン大統領は9月12日、露極東地域への投資を諸外国に呼びかける国際会議「東方経済フォーラム」の全体会合で、 安倍晋三首相に対して「前提条件なしで年内中に平和条約を締結しよう」と提案しました。これに対し小川榮太郎さんは「領土の主権をめぐる歴史解釈権を売り渡して平和条約締結を先行することは、日本の今後の様々な主権――竹島や尖閣のみならず、沖縄、北海道――を脅かす悪例に道を開く。一度領土主権で妥協した国は、所詮力による恫喝や、硬直して動かない交渉に対する耐性がないと、周辺国からみなされるだろうからだ」と警告を発しています。 . . . 本文を読む

ものづくりとデータ改竄問題――高橋洋一さん

2018-09-15 | 05-真相・背景・経緯
日産自動車や神戸製鋼所、東レなどでデータ不正問題が次々に発覚している。日本の製造業に対する信頼が失われるとの指摘もあるが、どのような背景があるのだろうか。各社それぞれの不正が行われていた時期はどうか。日産は検査表に不正押印した件で2014(平成26)年1月から2017年9月に製造された38車種がリコールの対象となった。神戸製鋼は10年ほど前から製品の強度やサイズなどのデータを改竄し納入、東レは2008(平成20)年4月から2016年7月まで品質データ数値の不正な書き換えをしていたと報じられている。 . . . 本文を読む