トラック運輸業界の不正を内部告発したため約30年間、閑職に追いやられているとして大手運輸会社「トナミ運輸」(富山県高岡市)の会社員、串岡弘昭さん(58)=同市=が同社に謝罪と約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、富山地裁は2005年2月、「処遇は報復であり、人事権の裁量を逸脱する」と串岡さんの主張を大筋で認め、同社に約1360万円の支払いを命じました。請求した謝罪文は認められなかったため、串岡さんは控訴します。 . . . 本文を読む
日経新聞「やさしい経済学」が日本の企業家を特集しています。今回の企業家は、夢と情熱によって人をうごかした本田宗一郎。解説は、一橋大学教授・野中郁次郎さん。野中教授は知識経営論の観点から、本田宗一郎は、今の時代に求められる賢慮型経営者の先駆的人物であった、と結論づけています。以下にダイジェストを記します。 . . . 本文を読む
朝の7時から夜11時まで開いている店なんてだれも思いつかなかった時代。「コンビニ」という言葉を知る人もない。セブン-イレブンの日本での展開を前に、分厚いマニュアルを手に、10人の仲間を連れて、提携先の米サウスランド(現セブン-イレブン・インク)に、研修を受けに出かけた。73(昭和48)年12月だった。 . . . 本文を読む
法人税をなぜ下げるかにはきちんとしたロジックがあります。法人税と所得税は裏腹なのです。なぜ裏腹かというと、唐突かもしれないけど、経済理論のほうがわかりやすいからそれで説明しますね。経済理論では、所得税が完全に取れるなら法人税はゼロ。なぜかというと、所得税が完璧に取れるなら、役員報酬、資産課税、賃金報酬から全部取れる。法人はあってないようなもの。いわゆる社会的に実在するのではなく法律上の目的のために設定されているという法人擬制説なのです。経済理論には擬制説しかありません。 . . . 本文を読む
消費税を社会保障目的税とする先進国はないわけですが、それは、まず財源は保険料にするが、保険料を払えない人の分を所得税の累進部分で補填するという保険原理があるからです。つまり原則は保険料だが、一部は金持ちの所得税から保険料を払えない人の分を取ってくる。社会保険の財源は保険料+所得税が基本なわけです。だから消費税の社会保障目的税化は他の国にはないんです。これを誰も言わない。 . . . 本文を読む
真藤恒さんが播磨造船所に勤めているうち、同造船所が石川島重工業と合併して石川島播磨になり、真藤さんはその常務取締役に就任した。1962(昭和37)年、海運王オナシス(故人。ケネディ未亡人ジャクリーンと結婚したことで知られる)からなんとかタンカーの注文を取りたくて、アテネへ乗り込んだことがある。 . . . 本文を読む
日本のマスコミは、財務省が「日本は1087兆円の借金を抱えている」という情報を流すと、何の検証をすることもなく、そのまま報道します。ご丁寧に「国民1人当たり859万円の借金だ」というようなことまで伝えます。日本経済新聞の記者ですら、そのような内容の記事を書きます。これは、大いに誤解を招く記事であることを説明するために、私は日経新聞を例にして、こんな話をすることがあります。 . . . 本文を読む
日本の経済学者は、自国のことだけを見て論じていて、他国との比較ということをしない傾向がある。これでは本当の原因はわからない。過去40年くらいのさまざまなデータを他国と比較してみると、成長率の推移と同じ傾向を示しているデータは、マネーしかない。 . . . 本文を読む
ところがそこへ白人が上陸し、一緒に猫や犬といった動物も運んできた。羽があって飛べる鳥ならば、別に犬や猫など怖くも何ともない。けれどもすでに飛べなくなっていたキーウィは、犬や猫の格好の餌食となってしまったのだ。 . . . 本文を読む
10月18日朝、JR恵那駅から約30分の岐阜県中津川市蛭川地区の人工林。「目の高さを基準に枝を切ってください」。同県職員の呼びかけで約20人の日本たばこ産業(JT)の社員と家族がノコギリを手に薄暗い林の中に入り、ヒノキの枝打ちを始めた。それから30分。枝が少なくなり林の中に日が差し込んで明るくなるとみんなの表情も一気に緩んだ。 . . . 本文を読む
日経新聞「やさしい経済学」が日本の企業家を特集しています。今回の企業家は、大原美術館で知られる大原孫三郎。解説は、国際日本文化センター教授・猪木武徳さん。以下にダイジェストを記します。 . . . 本文を読む
日経新聞「やさしい経済学」が日本の企業家を特集しています。今回の企業家は、「メイド・イン・ジャパン」を「高品質」というイメージに変えた男・盛田昭夫。解説は、作家の江波戸哲夫さん。以下にダイジェストを記します。 . . . 本文を読む
藤島さんの特技は、いちど会った客の顔と名前は忘れないことだ。ざっと千7百人いるメンバー(会員)はむろん、メンバーの同伴あるいは紹介で来たことがあるビジターのほとんどを覚えている。合わせてその数一万に近いだろう。 . . . 本文を読む