電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

西郷は、西郷に会う以外にわかる方法がない――司馬遼太郎さん

2010-02-28 | 03-自己・信念・努力
増田栄太郎のいうことは要するに、自分は諸君とはちがい西郷という人間に接してしまったのだ、ああいう人間に接すればどう仕様もない。善も悪もなく西郷と死生をともにする以外にない、ということで、増田の言葉は、西郷という実像をもっとも的確に言い中(あ)てているかもしれない。 . . . 本文を読む

新たな交流を創出する産業インフラの整備は、わが国の成長戦略の柱の一つとして期待できる――鍋山徹さん

2010-02-27 | 05-真相・背景・経緯
デンマークの首都コペンハーゲンと、海峡を挟んだ対岸のスウェーデンのマルメ両都市を結ぶ全長16㌔㍍のオーレスン橋(トンネル含む)の建設を契機に、マーケティング戦略を経て製薬・バイオ産業が世界レベルになっている。 . . . 本文を読む

中国は共産主義ではなく「資本主義」を追及している――ダライ・ラマ14世

2010-02-27 | 03-自己・信念・努力
訪米中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は19日、ワシントン市内での講演で、中国について「共産党(指導層)が潔く引退するときが到来した」と述べるなど、痛烈な批判を展開した。「中華人民共和国には欠如しているものがたくさんある」と言明。 . . . 本文を読む

米大統領、ダライ・ラマと会談――今回の会談で米中のきしみがさらに深まった

2010-02-26 | 04-歴史・文化・社会
オバマ大統領は18日のダライ・ラマとの会談で、チベットの宗教、文化、人権擁護を強く支持すると表明した。米CNNテレビが同日報じた世論調査では「中国との良好な関係を築くよりも人権問題で強い姿勢を示すことを優先すべきだ」と答えた人は全体の53%。会談は11月の中間選挙をにらみ、民主党支持のリベラル層と共和党支持の対中強硬派を照準に据えた選挙戦術の一環だった。 . . . 本文を読む

平穏な暮らしには、忘れるということがいかに重要かということを再認識できた――尾池和夫さん

2010-02-23 | 03-自己・信念・努力
数字を覚えたりするための、さまざまの記憶術がある。頭がよいことと記憶力がよいこととは、かならずしも同義ではないが、最近の「ネイチャーダイジェスト」の記事、「『頭のよくなる薬』をめざして」を興味深く読んだ。学習が迅速で記憶を長時間持続するマウスをつくり出す話や、「数十年のうちに(中略)脳の潜在能力を高める錠剤が服用される可能性」という文章には衝撃を受ける。 . . . 本文を読む

チカイエカは1年中活動する蚊なので常に注意が必要――小林睦生さん

2010-02-23 | 09-生物・生命・自然
冬に都市部の地下街で蚊に刺される人が増えている。犯人はチカイエカだ。赤褐色で体長約5㍉㍍。水洗トイレの浄化槽やビルの地下、地下鉄線路脇の溝などの水たまりは1年中温度変化が少なく、天敵の魚や昆虫もいないため幼虫(ボウフラ)が育ちやすい。 . . . 本文を読む

贅沢(ぜいたく)なる食物のみ摂(と)る者はすべて不健康――村山弦斎

2010-02-22 | 03-自己・信念・努力
村井弦斉(むらい・げんさい)(1863~1927)。11歳で東京外国語学校に入学してロシア語を修め、20歳代で米国に留学。帰国後は報知新聞に就職。新聞編集の傍ら、1903(明治36)年から「食道楽」を連載。和洋合わせて600種以上の料理レシピを紹介。単行本は大ベストセラーとなり、「嫁入(よめいり)道具の中には必ず此(この)書無かるべからず」とまで言われた。 . . . 本文を読む

日本のマスコミは、ある一定の勢力に対して積極的に肩入れをしている――但馬オサムさん

2010-02-20 | 04-歴史・文化・社会
近頃、「阿部定事件」とよく似た現象があったと思う。そう、一連ののりP騒動である。酒井法子の失踪の瞬間、新聞、TVの報道は「のりP」一色に塗りつぶされてしまったのである。その結果、外交、防衛、経済といった国の根幹にかかわる部分の政策論争はついぞ聞くこともなく、マニフェストというスーパーのチラシだけが独り歩きするバーゲン選挙に終わってしまった。 . . . 本文を読む

連続不審死事件により改めて監察医制度の重要性が叫ばれている――夏樹静子さん

2010-02-19 | 04-歴史・文化・社会
一般に、医師に診(み)とられずに亡くなると「異常死体(変死体)」とされ、検視官(経験十年以上で法医学を研修した警視)が警察医立会いで検視する。だが検視官は全国で2百人以下。現場全体の約5分の1しか臨場できず、そこでも表面の視診や触診だけだ。 . . . 本文を読む

うちにいる日に郵便の来る時刻になると落ち着かない――外山滋比古さん

2010-02-18 | 03-自己・信念・努力
かつてイギリス人の手紙の話を読んだ。一人暮しの息子がときどき両親のところで一緒に食事をする。帰った息子はその晩のうちに礼状を書く。両親は別々に「よく来てくれました。たいへんたのしく……」といった手紙を出す、というのである。うらやましいと思った。 . . . 本文を読む

セアカゴケグモはすでに日本の気候に順応している――吉田政弘さん

2010-02-16 | 09-生物・生命・自然
神経毒を持つ外来種の「セアカゴケグモ」が都市部などで生息域を広げている。よく見かけるのはメスで、1㌢㍍ほどのまっ黒な背中にネクタイ状の紅い模様があるのが特徴。かまれると痛みや吐き気を起こす。軽症の場合が多いが呼吸困難などに陥ることもあり、乳幼児などは重症化しやすい。 . . . 本文を読む

皇帝が避難するには、とことこ自分の足で歩いて英国汽船に乗り込めばよいだけ――R・F・ジョンストン

2010-02-15 | 04-歴史・文化・社会
シナ人は、日本人が皇帝を誘拐し、その意思に反して連れ去ったように見せかけようと躍起(やっき)になっていた。その誘拐説はヨーロッパ人の間でも広く流布していて、それを信じる者も大勢いた。だが、それは真っ赤な嘘である。 . . . 本文を読む

日露開戦前の日本に、戦後の満州・朝鮮経営のデザインは不在でした――若狭和朋さん

2010-02-15 | 04-歴史・文化・社会
最も多数のユダヤ人が住み、最もひどく迫害されているのがロシア帝国内でした。ハリマンの夢とされる「地球交通」の実現は、ロシア帝国内に鉄道を貫通させることにあったのです。移住の自由すらなくポグロム(町・村の襲撃と皆殺し)が繰り返されるロシア国内に、鉄道を運行し同胞を救いたいとの「正義の投資計画」を意味する桂・ハリマン協定の無慈悲な破棄は…… . . . 本文を読む

2010-Q1 メルマガ「こころは超臨界」・アーカイブ

2010-02-14 | 12-読書記録
2010年第1四半期発行のメルマガ・アーカイブです。 . . . 本文を読む

小村寿太郎はポーツマス講和条約の「戦果」のなさに、心を痛めていたことは事実です――若狭和朋さん

2010-02-13 | 04-歴史・文化・社会
モルガン商会の主旨は次の二点です。ハリマンとの共同経営は、疲弊した日本には不利であり、資金力を比較してみれば明らかというのです。しかし、鉄道を日本自らが経営するならば、モルガン商会はまずは4千万ドル~5千万ドルを前貸しするが、ただ機関車、車両、レールなどはアメリカから買って欲しいというものでした。 . . . 本文を読む