電脳筆写『 心超臨界 』

行動は人を作りもし壊しもする
人は自らの行為が生み出したものなのだ
( ヴィクトル・ユーゴー )

イギリスからの「SOSツイート」――猪瀬直樹さん

2016-11-24 | 05-真相・背景・経緯
イギリスの息子のツイートに、たまたま東京の人が反応して、それを僕のところに転送してきた。普段から僕がツイッターで発信していたから、反応のありそうな選択肢として、彼の脳裏に東京都副知事である僕の姿が浮かんだのだろう。ツイッターやフェイスブックを含めて、ソーシャルネットワークというものが非常に重要になってきている。 . . . 本文を読む

かけがえのない「今」と「ここ」を生きる――松原泰道禅師

2016-11-23 | 03-自己・信念・努力
「一」というのは、文字通り一つしかないという意味でもあり、「一二三」の一、始まりの一でもあります。また「一切」のように、すべてのもの、無尽蔵という意味もあります。「一」は、非常に簡単なううで、難しい言葉です。簡単な言葉ほど難しいのです。「同一」という言葉があります。同一とは同じということですが、「同じ」ということと「等しい」ということとは違います。 . . . 本文を読む

ミッドウェー作戦――『失敗の本質』

2016-11-15 | 04-歴史・文化・社会
ミッドウェー作戦は、開戦劈頭のハワイ作戦と同様に、山本連合艦隊長官の航空決戦思想の産物であり、日本海海戦の大勝利以来、日本海軍が追求してきた漸減邀撃作戦という対米艦隊決戦思想とは、まったく異質のものであった。 . . . 本文を読む

ノモンハン事件――『失敗の本質』

2016-11-10 | 04-歴史・文化・社会
ノモンハン事件は日本軍に近代戦の実態を余すところなく示したが、大兵力、大火力、大物量主義をとる敵に対して、日本軍はなすすべを知らず、敵情不明のまま用兵規模の測定を誤り、いたずらに後手に回って兵力逐次使用の誤りを繰り返した。情報機関の欠陥と過度の精神主義により、敵を知らず、己を知らず、大敵を侮っていたのである。 . . . 本文を読む

かたよらない心 こだわらない心 とらわれない心――松原泰道禅師

2016-11-09 | 03-自己・信念・努力
「放下」は「手放す」とか「下に置く」、あるいは肩にかけていた荷物を下に「おろす」という意味です。よく「投げ出す」とか「放り出す」「捨てる」という意味に解釈している本がありますが、まちがいです。「著」は置き字で特に意味はありませんが、強いて言えば命令形で、したがって「放下著」とは、持っているものを手放しなさい、肩の荷物をおろしなさい、という意味です。 . . . 本文を読む

『皇室典範』には安易に手を触れてはいけない――渡部昇一教授

2016-11-07 | 04-歴史・文化・社会
私が強く懸念するのは、素人同然の有識者会議によって『皇室典範』を見直そうという動きが出てはこないか、ということです。125代続く世界最古の皇室の伝統をすべて踏まえた上で制定された『皇室典範』を、薄っぺらな知識や現代の常識で見直そうというのは、とんでもない浅はかな行為です。 . . . 本文を読む

人を育てる――藤尾秀昭さん

2016-11-05 | 03-自己・信念・努力
人生には不変の原理が二つある、といつしか思うようになった。一つは、人生は投じたものしか返ってこない、ということである。人生に何を投じたか。その質と量が人生を決定する。もう一つは、人生は何をキャッチするか。同じ話を聞き、同じ体験をしても、そこからキャッチするものは人により千差万別である。キャッチするものの中身が人生を決める。教育もまた、この二つの原理が相俟(あいま)って成就する。 . . . 本文を読む

行く雲流れる水のごとき自由な心――松原泰道禅師

2016-11-02 | 03-自己・信念・努力
「行く雲のごとく、流れる水のように」一箇所にとどまることのない状態です。しかし、単なる行方(ゆくえ)定まらぬ放浪生活ではありません。行く雲のごとく、何ものにもとらわれずに、無心に、また流れる水のように、型にはまらない自由な心が「行雲流水」です。しかも、その雲は、ときには山の峰にとどまって美しい風光を添えますが、雲はそんなことは意識もせずに、またどこかへと去っていきます。水も、特定の型にははまりませんが、逆にどんな器にも順応する自由さを持っています。 . . . 本文を読む

心の汗――鈴木中人さん

2016-11-02 | 06-愛・家族・幸福
スポーツの秋です。運動会でみつけた心の汗について綴ります。ある小学校へ「いのちの授業」で伺ったとき、校長先生がAちゃんのことを話してくれました。Aちゃんは重い難病でした。太陽の紫外線を浴びると神経症や皮膚がんを発病するため、直射日光を避けて生活しなければなりません。運動会の前日、担任の先生がAちゃんの教室に入ると、テルテル坊主が飾ってありました。「これ何?」。ある子どもが教えてくれました。「明日、曇りになぁれ! そう願って、みんなでつくったんだよ」。 . . . 本文を読む