君子は紺緅(かんしゅう)を以て飾りとせず。紅紫は以て褻服(せつふく)と為さず。暑に当っては袗(ひとえ)の絺綌(ちげき)もてす。必ず表してこれを出す。緇以(しい)には羔裘(こうきゅう)、素衣(そい)には麑裘(げいきゅう)。黄衣(こうい)には孤裘(こきゅう)。褻裘(せつきゅう)は長く、右袂(うべい)を短くす。必ず寝衣あり。長さ一身有半。孤貉(こかく)の厚き以って居る。喪を去れば佩(お)びざる所なし。帷裳(いしょう)に非ざれば、必ずこれを殺(さい)す。羔裘玄冠(こうきゅうげんかん)は以て弔せず。吉月には必ず朝服して朝す。 . . . 本文を読む
圭(けい)を執(と)るには鞠躬如(きくきゅうじょ)たり。勝(た)えざるが如くす。上ぐるには揖(ゆう)するが如くし、下ぐるには授くるが如くす。勃如(ぼつじょ)として戦(おのの)く色あり。足は蹜蹜(しゅくしゅく)として循(したが)うところあるが如し。亨礼(きょうれい)には容色あり。私覿(してき)には愉愉如(ゆうゆうじょ)たり。 . . . 本文を読む
君、召して擯(ひん)せしむれば、色、勃如(ぼつじょ)たり。足、躩如(かくじょ)たり。与に立つ所に揖(ゆう)するには、手を左右にし、衣の前後は襜如(せんじょ)たり。趨(はし)り進むには翼如(よくじょ)たり。賓(ひん)、退けば必ず復命して曰く、賓、顧みずなり。 . . . 本文を読む
朝において下大夫(かたいふ)と言うには、侃侃如(かんかんじょ)たり。上大夫(じょうたいふ)と言うには、如(ぎんぎんじょ)たり。君在(い)ませば、踧踖如(しゅくせきじょ)たり。与与如(よよじょ)たり。 . . . 本文を読む
唐棣(とうてい)の華(はな)、偏(へん)として其れ反(ひるが)える。豈(あ)に爾を思わざらんや。室(しつ)、是れ遠きのみ、とあり。子曰く、未だこれを思わざるかな。何の遠きことかこれあらん。 . . . 本文を読む
子曰く、敝(やぶ)れたる縕袍(おんぽう)を衣(き)、狐貉(こかく)を衣たる者と立ちて恥ざる者は、其れ由なるか。忮(そこな)わず求めず、何を用(も)って臧(よろ)しからざらん、ということあり。子路終身これを誦す。子曰く、是の道や、何ぞ以て臧(よ)しとするに足らん。 . . . 本文を読む