一歩山間部に入ると、高齢者が過半数を超えたいわゆる限界集落が無数に存在する。目につくのは放置された休耕田だ。こうした多くの地域では、高齢者が一日何便もないバスで通える病院の封鎖が進んでいる。つまり、地域社会での経済基盤も生活基盤も崩壊しつつあるのだ。一方目を転じると、人類は現在エネルギー価格の高騰と地球環境保護の両面から、二酸化炭素(CO2)排出削減の課題に直面している。 . . . 本文を読む
中国は共産国家だが、資本主義の前線にいる人材は、欧米の高等教育を受けた帰国子女が意外と多く、年齢層も若い。向こうでは彼らのことを、海外帰りの「海帰」をもじって「海亀」(うみがめ)族と呼ぶ。百万人以上いるとも言われる若い海亀たちが祖国にもどり起業したり、外資系企業に就職したりして最先端で活躍している。 . . . 本文を読む
中国の四川大地震から1か月半が過ぎようとしている。この大地震は災害もさることながら、日本の大新聞の報道姿勢を焙(あぶ)りだすことにもなったようである。5月20日付の世界日報が読売新聞と朝日新聞の四川大地震に関する報道比較をやっているのだが、これが両紙の報道姿勢をくっきりと浮き上がらせているのだ。 . . . 本文を読む
学習や記憶を担う脳の海馬と呼ばれる部分にある神経細胞のもとの幹細胞は、高齢になっても若い時の半分程度はあることが、東京大と医薬基盤研究所霊長類医科学研究センター、理化学研究所が21日までに行ったカニクイザルの研究で分かった。 . . . 本文を読む
「ミュー粒子」は厚さ1㌔㍍の岩盤でも通り抜けるが、密度が高い物体には吸収されやすい性質がある。溶鉱炉を通り抜けた場合も一部吸収されるため、通り抜けた素粒子の数から溶けた鉄の密度や耐熱レンガの厚みを割り出し、劣化状況を調べる。
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というのも、北極海の氷がここ数年少なくなり、今年の夏はとうとう北極海から氷が消えるのではないかとさえ観測されているからだ。その結果、19世紀からその意義が語られてきた夏の北海道航路がいよいよ現実のものになりそうなのだ。世界の海運業界は、この北極海航路の活用に向けて動き出しているという。 . . . 本文を読む
世界天文年にあたる2009年、全国約30カ所の天文台が一斉に“宇宙人”探しに乗り出す。太陽系外にあるかもしれない高度文明が放つ信号をとらえようという試みだ。1960年代に米国で始まった「地球外知的生命体探査(SETI)は、いまなお多くの科学者を駆り立てる。 . . . 本文を読む
07年3月27日の最高裁判断は、京都市左京区の中国人留学生学生寮、光華寮を巡る訴えに対して示された。光華寮は1961年に台湾の中華民国政府が所有権を登記し、台湾学生たちの寮とした。そこになぜか、大陸系の中国人学生が入居し、居続けることになった。台湾政府は67年9月6日、彼らに寮の明け渡しを求めて京都地裁に提訴した。 . . . 本文を読む
ヘーゲルは隣国ドイツの大学生、学友のシェリングやヘルダーリンと共にその後もずっと革命の進行に一喜一憂した。彼らは、人類の苦難の前史が終るその幕切れに立ち合っているのだと信じていた。これからは自由で平等な理想郷が実現されるのだ、と。だが、それは錯覚で、流血の果てに実現されたのは、不自由で不平等なブルジョワ社会でしかなかった。 . . . 本文を読む
子どもの頃、夢中になってマンガを読んでいて、母親から「ごはんだよ」と言われ、「はい」と言いながらも読み終わるまで動けなかったんですね。送り手になったいまは、親からごはんだよと言われても読み終わるまでは動けないような作品を描いていきたいと思っています。子どもの頃の私自身がマンガの神様になったみたいで、私に手を抜くことを許さないんですよ。 . . . 本文を読む
明治12年、明治政府が武力で脅しをかけた琉球処分に屈服し、数百年の歴史をもつ琉球王国はついに滅亡する。最後の国王、尚泰の苦衷は、名作悲劇「首里城明け渡し」の舞台となって、いつも満場の涙を誘うのである。 . . . 本文を読む
肉体は柿の葉寿司を食べているんですけど、もう一人の自分は巨大なブラックホールの中のようなところに立っていて底からものすごい勢いで透き通った冷たい風がゴォーっと立ち上がってくるのを感じました。「え、何だろう!?」と思っていたら、自分が玉ねぎのようにどんどん剥(む)けていって、どんどん透明になっていくんです。最後は水晶のような丸い透明な玉になって、これが私の生命の本体なんだと感じました。 . . . 本文を読む
雑念が出尽くしてしまうと、自分の中に何も浮かばなくなる。その状態を「壁一枚越える」と言っています。私は演劇をやったことは一度もありません。だけど壁一枚向こうの世界へ入ってしまうと、難しい演劇論とか、それこそ引きになるような面白いワンシーンがパッと浮かんできたり、瞬間的に性格や年齢、性別の違う人の気持ちになれて、台詞(せりふ)がポンポン出てきたりする。 . . . 本文を読む
私は子どもの頃から不思議な体験がたくさんあって、肉体を離脱して宇宙空間みたいなところにポーンといたことがあるんです。その遥(はる)か向こう側にものすごく大きな光の大河があって、その中に飛び込むときれいな光の玉が数珠(じゅず)繋ぎになっているんですよ、上下左右プワーッと。私も一つの光の玉になりましたが、隣は月の命の玉だったり、馬の命の玉だったりする。 . . . 本文を読む








